アメリカでの発表が成功し、次回の国際学会では司会を務めることに。
医師として海外での学会発表に向け、プログリット受講を決意した山本さん。多忙な日々でも、育児で培ったスキマ時間の活用が学習継続に役立ちました。3年ぶりの学会では、発表だけでなくリスニング力の向上に自分でも驚いたとか。地道に続けた学習について、詳しくお話を伺いました。
山本さんの英語学習の目的は何ですか?
毎年、医師として海外の学会で発表していたのですが、英語力のなさに気づく事柄がありまして…。ここ数年は現地に集まらず、オンラインで開催していたため、発表を事前に映像に収めて提出したんです。これまではその場で発表して終わりだったので気づかなかったのですが、送る前に映像を冷静に見返して「この英語ではちょっとダメだな」と気がつきまして、しっかり英語を学ぼうと思いました。
これまでも学会で発表や質疑応答ができていたということは、元々英語力があったのではないでしょうか?
アメリカで暮らしていたこともありましたし、自分ではそう思っていました。旅行や買物はできていたのでほどほどのレベルかなと思っていましたが、映像を観るとそうでもないことが分かりました。発表後の質疑応答もある程度対応できていたつもりでしたが、身振り手振りで何とか出来ていたんです。対面で会話していると相手も理解しようとしてくれるので、うまく話せていると思ってしまっていました。
プログリットを知ったきっかけは何ですか?
ネット検索です。広告の中の本田圭佑さんが印象的で「本田さんも英語力が必要だと思って、今も学習を続けていらっしゃるんだ」と励みにもなりました。
すぐに受講を決意したのですか?
無料カウンセリングに行った時点で半ば決意していました。タイミングも良くて、仕事に少し余裕が生まれた時期だったんです。
受講中は最初から学習環境を整えられましたか?
コンサルタントの方から「1日3時間は学習してください」といわれましたが、平日はちょっとムリそうだったので、1時間半は必ずやるようにして、足りない分は土日にリカバーするようにしていました。最初にデータとして自分の学習時間を見たときはそのボリュームに感動しました。見える化ってすごく大事ですね。自分で振り返ることにもなりますし、それを積み上げていけば成果に繋がっていくんだと実感できました。
学習時間はどのように生活に取り入れましたか?
スキマ時間の活用です。私は仕事をしながら子ども2人を育てたのですが、子どもが小さい頃はとにかく時間がなかったので、スキマ時間を活用するべく、小さな工夫を重ねていました。それが英語学習に役立ちました。
具体的な英語学習のための工夫を教えてください!
例えば私はスマホを2台持っているのですが、AndroidでもiPhoneのそれぞれに対応できるイヤホンをバッグに入れておいたり、移動中、イヤホンを忘れて勉強できないということがないよう車にも常備したり、ジョギングするときの持ち物にも英語学習できる一式を入れておきました。受講中はイヤホンを何個買ったかわかりません(笑)。環境を整えることでスムーズに学習に取り組めるように工夫していました。
学習法で、一番効いたのは何ですか?
まず、思い浮かぶのはシャドーイングです。受講直後は教材の速度がWPM150*だったのですが、150の速度でもかなり大変でした。私は割と耳は良かったのですが、聞こえたままを喋ろうとしても口から出ないんです。意味を理解しないと言葉が出てこないので、完璧にシャドーイングしようとすると最初は大変でした。NEXTを継続受講して、シャドーイングを2年間続けた結果、現在はWPM190になりました。
*Words Per Minute…1分間あたりのワード数。発話の速度や読む速度を表す尺度。
まさに「継続は力なり」で素晴らしいですね。受講の最初から成果や手応えは感じましたか?
私はシャドーイングが好きだったので、やればやるほど速度が上がっていくのが楽しかったです。コンサルタントの方が「さらに速いWPMの課題に変えましょう」と仰って、常に負荷をかけられていました(笑)。「できない〜」と言いつつも、やっていればやれるようになることを実感しました。
他にも効果を感じた学習はありますか?
単語や英作文です。シャドーイングと違って、実際のスピーキングは対面して会話をするわけなので、語彙や言い回しが頭に入っていないと自分が思ったことをそのまま英語にすることができません。今もまだハードルは感じますが、以前よりスマートな大人の表現ができるようになったのではないかと思います。
モチベーションが低下することなく学習継続できましたか?
ゴールデンウィーク等の長いお休みのときは家族と過ごす時間が増えるので、普段の学習がルーティーンから逸脱し、少し学習時間が減ってしまったことはありました。
そのようなとき、コンサルタントからはどのようなフィードバックがあるのでしょうか?
学習計画に立ち戻って私の状況と照らし合わせ、どうしたら学習が続けられるかを分析してアドバイスいただきました。コンサルタントさんとは英語だけでなくプライベートまで含めた女子トークをよくしていたので、信頼関係は結べていたと思います。業務が忙しかったときなど、親身になって相談に乗ってくださいました。多忙な中でも勉強を頑張るとすごく喜んでくださるんですよ。それが励みになりました。後は週1回の面談が大きかったです。そのとき必ず振り返りのテストがあるので、「やらないと」という気持ちになりました。
では、受講中はかなり英語学習中心の生活だったのでしょうか?
スキマ時間は全部英語だった、と言っても過言ではないくらいでした(笑)。エレベーターの待ち時間や乗っている時間もスマホを見て学習していました。1、2分あったらスマホを取り出して学習していました。年齢のせいにしてはいけないけれど、歳を重ねると本当に覚えないんですよ(笑)。でも、コツコツずっと勉強しているとフレーズが浮かんできました。必ず進化はあります。
プログリット受講を通じて、成長したり変化したことはありますか?
50代で学習を始めても伸びることはあると気づけたこと。私はやや破天荒というか、年齢で諦めずに「できるんじゃないかな」と思って英語学習をスタートしたのですが、プログリットがそれに応えてくれました。医師として成し遂げたいことが多々あって、子育てもしていたので、若い頃から英語学習はしたかったけどなかなか取り掛かれなかったんです。アメリカに住んでいたこともあったのですが、英語は使わないとどんどん忘れてしまうので、学習する環境に身を置けてよかったです。
受講はご自身のキャリアにも結びついていますか?
日本で行われる国際学会の司会を務めることになりました。毎年、アメリカの学会には演題を出していまして、今年は現地に行ってきました。最近はコロナ禍でオンライン開催が多かったので久しぶりに対面での学会だったのですが、リスニングが劇的に向上していたんです。他の方の学会発表を普通に聞くことができました。英語力が上がったことが周囲に伝わり、学会の司会任命に繋がったのではないかと思います。今後もそういう立場の指名を受ける機会はありそうです。
今後の英語学習について目標はありますか?
年齢相応の英語を話したいと思っています。プログリット受講を経て、海外の高名な医師や教授など、様々な立場の方と違和感なく話せる英語力が身につきつつあると思います。これまで英語が話せていたつもりでしたが、受講後に学会に参加したら見える景色が全く違いました。英語が話せれば世界的に有名な医師にもいろいろとお話を伺えますし、自分が受けた質問に対しても失礼がないように答えることができます。
最後にプログリットを検討している方にメッセージをお願いします。
経済的には可能でも、内容についていけるか心配な50代や60代の方もいらっしゃるのではと思います。でも、絶対やるべきだと私は考えています。地道な学習を重ねれば、何歳になっても学力は伸びます。英語が話せるようになると見える世界が全く変わります。楽しいですよ!