シャドーイングは短期間で効果的に学習を進められる方法として、多くの英語学習者に支持されています。
しかし、正しいやり方で実践しないと期待する効果を得ることはできません。
この記事では、シャドーイングについて詳しく知りたい方に向けて、シャドーイングの具体的な効果を紹介するとともに、その効果を最大に引き出すための正しいやり方と教材の選び方を紹介します。
学習の習慣化のコツも合わせて解説しているので、ぜひご確認ください。
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正しいやり方と自分に合った教材を使えばシャドーイングは効果的な学習法である!
シャドーイングについては、これまでさまざまな論文でその有効性が示されてきました。
2018年に発表された石巻専修大学の大縄道子さんの研究「研究紀要 第29号『外国語教授法としてのシャドーイング活動の効果――リスニング力、英文復唱力、プロソディの観点から』」によると、シャドーイングでリスニングテストの点数が上がり、音声知覚力と構音スピードが向上したという結果が出ています。
しかし、シャドーイングの効果は間違いなくあるといえるものの、冒頭でも書いている通り、学習効果を最大限に引き出すためには自分の英語レベルに合った教材を使い、正しいやり方で取り組むことが重要です。
この記事を読み進めてしっかりポイントを押さえましょう。
そもそもシャドーイングとは?
シャドーイングとは、音声を聴きながら内容を即座に口に出して繰り返す英語学習法です。
特にリスニング力を高めるのに有効なトレーニング方法として、多くの学習者に取り入れられています。
シャドーイングには2つの種類があります。
英語独特のリズムやイントネーションに重点を置く「プロソディシャドーイング」と、英文の内容理解に重点を置く「コンテンツシャドーイング」です。
たとえば、「get out(ゲラウト)」という音声への反応は、2つのシャドーイングでは以下のようになります。
- プロソディシャドーイング:「ゲラウト」を「get out」だと認識(音声知覚)
- コンテンツシャドーイング:「ゲラウト」を「出ていけ」の意味だと理解(意味理解)
まずはプロソディシャドーイングで音声知覚の力を高め、意識せずとも音声の認識をできるようになった段階でコンテンツシャドーイングに移っていくと、成果が得られやすくなります。
シャドーイングがもたらす5つの効果とは?
シャドーイングを継続実践することで、下記の5つの効果を実感できるようになります。
- 効果①:リスニング力が向上する
- 効果②:正しい発音が身につく
- 効果③:ネイティブの英語に慣れる
- 効果④:スピーキング力が向上する
- 効果⑤:語彙力が向上する
本章では、それぞれの効果を詳しく解説します。
シャドーイングの効果①:リスニング力が向上する(音声知覚の自動化)
シャドーイングは、リスニング力を高めるために非常に効果的です。
英語の音の変化やリズムに注意を向けるプロソディシャドーイングは、音声を反射的に知覚する(=音声知覚の自動化)力を強化するのに役立ちます。
脳の限られたワーキングメモリを、意味を理解(=意味理解)するのに集中させるためには、音声知覚の自動化が不可欠です。

シャドーイングをすることで、音声知覚を無意識のうちに行い、話の内容に集中して聞き取れるような状態を作り出せます。
シャドーイングの効果②:正しい発音が身につく
シャドーイングを行うと、正しい英語の発音が効率よく身につきます。
音を忠実に再現するシャドーイングで、普段は意識しない細かなネイティブ特有の音の変化やアクセントにまで注意を払うようになるからです。
細かな音に敏感になることで、自分が発話する際にも注意するようになるため、シャドーイングを繰り返すことでネイティブらしい発音ができるようになります。
ビジネスシーンでは特に正しい発音が求められるため、シャドーイングで発音を矯正することは非常に有効です。
シャドーイングの効果③:ネイティブの英語に慣れる
シャドーイングを行うことで、ネイティブスピーカーの英語に慣れることができます。
ネイティブの発音やイントネーションだけでなく、速い英語の発話スピードに慣れることも重要です。
ネイティブの英語は速く、1分間に処理される単語数を表すWPM(Words Per Minutes)で表すとWPM200〜250といわれています。
一方、日本人の平均はWPM80〜100程度です。つまり、ネイティブの1/2〜1/3程度のスピードしかありません。
シャドーイングでは、ネイティブスピーカーのスピードに合わせて発音を真似するため、ネイティブの英語スピードにも慣れることができます。
WPMの高い英語をすみやかに理解し、スムーズにコミュニケーションを取るためには、日々のシャドーイング練習が効果的です。
下記の記事では、WPMについてさらに詳しく解説しています。
興味がある方はこちらの記事もあわせてお読みください。
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シャドーイングの効果④:スピーキング力が向上する
シャドーイングは、スピーキング力の向上にも非常に効果的です。
英語をフレーズ単位で捉えていくことになるため、多くの英語フレーズが脳内にインプットされ、会話の中でそれらのフレーズを自然に使いこなせるようになります。
つまり、「伝わる英語」を話せるようになり、焦ることなく自然に会話を進める能力が向上するということです。
シャドーイングの効果⑤:語彙力が向上する
シャドーイングで多くの単語に触れ、それらをフレーズ単位でインプットすることで語彙力の向上も期待できます。
英語学習では、単語を知っているのにいざ使おうとしたら正しい用法がわからないということも起こりがちです。
シャドーイングでは、文やフレーズごとの区切りで復唱していくので、練習を繰り返すことで単語の言い回しが定着します。
語彙力の向上は、スムーズに英会話をするために欠かせません。
シャドーイングで英語での言い回しやフレーズを身につけることで、語彙力が強化されて英語の表現力が高まります。
シャドーイングの効果が出るまでの時間の目安
個人差はありますが、シャドーイングの効果を実感できるのは約2、3ヶ月後だといわれています。
リスニング力とスピーキング力の習得は、文法や単語と異なり短期的な詰め込み型の学習が成立しない学習分野です。
最初は思うような成果を感じられないこともありますが、諦めずに続けることが重要です。
毎日10〜15分の短時間であっても、継続的に練習を重ねることで確実に効果があらわれます。
【ステップ別】シャドーイングの効果的なやり方
シャドーイングに取り組む際は、以下のステップに沿って行うと無理なく効果を実感できます。
STEP1:まずは音声だけをリスニング
STEP2:英文を確認しながらリスニング
STEP3:一文ずつ区切ってリピート
STEP4:音声と一緒にオーバーラーッピング
STEP5:文章を見ながら音声に少し遅れてシャドーイング
STEP6:何も見ずに音声に少し遅れてシャドーイング
STEP7:シャドーイングを録音してチェック
本章では、ステップごとにポイントも合わせて解説します。
STEP1:まずは音声だけをリスニング
いきなり音声のリピートから始めず、まずは音声を聞くところから始めましょう。
音声のリスニングでは、どのあたりで単語やフレーズの聞き取りができなかったかを掴んでおくと、のちのステップでの準備がスムーズです。
最初はすべてを理解することは難しいかもしれませんが、継続することで少しずつ聞き取れる範囲が広がります。
STEP2:英文を確認しながらリスニング
今度はスクリプトを見ながら音声を聞き直します。
STEP1で聞き取れなかったところに焦点を当てることがポイントです。
リスニングで聞き取れなかったのにスクリプトを見て理解できたのであれば、音のつながりにより音声変化する「リエゾン」(リエゾンとは音声変化のことを指し、「come on」が「カムオン」ではなく「カモン」と発音されたり、「like it」「ライクイット」ではなく「ライキット」と発音されたりすることを指します。)の理解が足りていないことがほとんどです。
スクリプトを見ても内容を理解できなかった部分については、語彙力や文法知識の不足が原因であると考えられます。
スクリプトを確認しながら、自分の苦手なところを分析しましょう。
下記の記事では「リエゾン」を含め、日本人が英語の発音で難しいと感じるポイントについて詳しく解説しています。
実践の前にこちらの記事もあわせてご覧ください。
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STEP3:一文ずつ区切ってリピート
次は、音声を一文ずつ区切って繰り返すステップです。
スクリプトを見ながら音声を聞き、一文を流したら音声を止めてリピートします。
リピートの際はただ真似するのではなく、発音やアクセント、リズムに注意を払いながら行うことが大切です。
さらに、一文一文の内容や意味をイメージしながらリピーティングすると、さらに学習効果が高まります。
最初はスムーズに言えないこともありますが、何度も繰り返すうちに口が英語に慣れてきます。
STEP4:音声と一緒にオーバーラッピング
オーバーラッピングとは、音声を聴きながら同時にスクリプトを見て音読することです。
最初は速さやリズムに追いつくのが大変に感じるかもしれませんが、音声に合わせて音読することで、リズム遅れが起こりやすい箇所や口が回らない箇所を確認できます。
苦手な部分も確認しながら、英語独特の発音やアクセントに慣れていきましょう。
下記の記事ではオーバーラッピングについて詳しく解説しています。
興味がある方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
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STEP5:文章を見ながら音声に少し遅れてシャドーイング
次に、スクリプトを見ながら音声に少し遅れてシャドーイングします。
お手本を追いかけて発音する形となり、英語らしい発音の特徴をしっかり捉えながら声を出していくことになります。
はじめのうちは音声についていくのが難しいものです。なかなかうまくいかない場合は、音声スピードを少し遅くして挑戦してみましょう。
STEP6:何も見ずに音声に少し遅れてシャドーイング
スクリプトを見ながらの練習に慣れたら、今度はスクリプトを見ずに、音声に少し遅れてシャドーイングします。
このときも発音やイントネーションを意識し、忠実に音声の音を再現することを目指しましょう。
うまくできない場合は、STEP4やSTEP5でしたようにスクリプトを見ながら音読をしたり、音声のスピードを落としたりして練習してください。
STEP7:シャドーイングを録音してチェック
最後はシャドーイングを録音し、自分が話す英語を客観的にチェックしてみましょう。
録音で確認すると、できていると思っていた部分にも修正点が見つかる場合があります。
リズムの乱れやイントネーションの甘さなどがないかといった細部もしっかりと確認してください。
録音までして毎回チェックするのは大変かもしれませんが、適宜録音を残しておくと、のちの振り返りにも役立ちます。
シャドーイング初心者が学習効果を高めるためのポイント
シャドーイングを効果的に行うためには、下記4つのポイントを押さえておくことが大切です。
- 自分の声を録音して修正する
- ネイティブにチェックをお願いする
- 習慣化を徹底する
- 1日10〜15分だけ集中して取り組む
本章では、それぞれのポイントを詳しく紹介していきます。
自分の声を録音して修正する
自分の声を録音して修正点を分析するのも、シャドーイングの学習効果を高めるのに非常に有効な方法です。
録音で自分の発音やリズムを客観的に聴くことで、普段は気付けなかった自分の癖や改善点を明確に確認できるようになります。
録音でチェックをする際は下記に注意して確認ができるとより効果的です。
- 発音
- イントネーション
- リズム
- 声のボリューム(単語やフレーズにより極端に強弱の差が出ていないか)
また、録音を保存しておけば、自分の成長を感じることもできるでしょう。モチベーションが下がってしまいそうなときは、古い録音を聞いて自分の成長を実感するのもおすすめです。
録音での細部の確認を習慣づけしておけば、シャドーイングの効果を一層引き出すことが可能です。
ネイティブにチェックをお願いする
シャドーイングの効果をさらに高めるためには、ネイティブスピーカーに自分の発音をチェックしてもらうのもおすすめです。
自分では気付けなかった発音が不自然なところや、間違っていたところを指摘してもらうことで、発音の精度をより高められます。
実際の会話で「理解される英語」を話せているかを確認できるため、実践的な学習につながります。
オンライン英会話レッスンやネイティブと会話できる環境を積極的に作りましょう。
習慣化を徹底する
英語学習の中でもっとも大切なのは「習慣化」です。
毎日少しでもシャドーイングを行うことで、着実に成果につながります。
習慣化するためには、出勤前の時間や昼休みなど、日常のスキマ時間を活用することがポイントです。
スマートフォンを使ってアプリやオーディオを活用すれば、場所を選ばずに学習を続けやすくなります。
成果がすぐには見えなくても、焦らずに習慣として続けていくことが大切です。
下記の記事では「習慣化」についてさらに詳しく解説しています。
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1日10〜15分だけ集中して取り組む
シャドーイングは1日10〜15分ほどの短時間で集中的に取り組みましょう。
シャドーイングは学習負荷が高く、高い集中力が求められるため、長時間取り組むほど学習効果や精度が落ちてしまうからです。
忙しいビジネスマンであっても1日10〜15分程度の時間であれば、学習時間を確保しやすいでしょう。
短い時間で集中してシャドーイングに取り組み、質の高い学習をおこなってください。
シャドーイングの効果を最大限にする教材の選び方
シャドーイングの効果を最大限得られるようにするには、教材選びにもポイントがあります。
教材選びでは、シャドーイングに使用しようとしている教材が下記4つの点を満たせているかを確認して選びましょう。
- スクリプトがある
- レベルが合っている
- 興味関心がある
- シンプルで短い英文であること
それぞれ詳しく解説します。
シャドーイング教材の選び方①:スクリプトがあるもの
シャドーイングの教材選びでは、スクリプトのあるものを選びましょう。
スクリプトは、シャドーイングの準備段階で内容をしっかりと理解するために必ず必要になります。
英文・和訳ともにスクリプトがある教材が好ましいです。和訳があると内容を事前に把握できるため、より「音声のみに集中」することが可能になります。
英文スクリプトを参照しながら学習することで、発音の不確かな部分や理解できなかったフレーズを細かく確認できます。
シャドーイングに取り組むうえで不可欠であることから、必ずスクリプトがついている教材を選びましょう。
シャドーイング教材の選び方②:レベルが合っているもの
シャドーイングを行うためには、自分のレベルに合った教材を選ぶことが非常に重要です。
難しすぎる教材では挫折の可能性が高くなりますし、簡単すぎる教材では学習効果を得られません。
諸説ありますが、初聴で音声を聞いた際に50〜60%程度※の内容を理解できる教材が、シャドーイング課題として最適なレベルになります。
※説によっては80%とも言われていますが、100%理解できるものではなく“少し難しい“と感じるレベルのものが推奨という意味合いです。
シャドーイングの継続により自分の英語レベルが上がるのに合わせて、ビジネス英語や専門的な内容を含む教材に切り替えていくことで最大限の学習効果が得られます。
自分のレベルや目標に合った教材を選びましょう。
シャドーイング教材の選び方③:興味関心のあるもの
自分の興味や関心に合った教材を選ぶことも、継続してシャドーイングに取り組むうえで重要なポイントです。
ビジネス英語を学びたい場合は、仕事に関連する内容を扱う教材を選びましょう。
プレゼンテーションや会議、電話でのやり取りなど、実務に直結しそうな表現が学べる教材は実践的なスキルを身につけるのに役立ちます。
また、学びたい英語のアクセントを扱う教材を取り入れてみるのもおすすめです。
出張先や取引先の国が決まっている場合などは、その国のアクセントに触れられる教材を選ぶと効率よく発音や音の変化を学ぶことができます。
ただし、趣味や好きな分野に関連するものとして、映画やドラマを教材として使うことはあまりおすすめできません。
文法の崩れた英語が使われていたり、発音が曖昧だったりすることがあるため、映画やドラマをシャドーイング教材として利用することは避けましょう。
シャドーイング教材の選び方④:シンプルで短い英文であること
シャドーイングを始めたばかりの頃は特に、シンプルで短い英文を選ぶことが大切です。
長い文章にいきなり挑戦すると、集中力が続かなかったり、理解できない部分が多くあったりして挫折しやすくなります。
シャドーイングは継続して、徐々に慣れていくことが重要なので、慣れないうちは無理なく反復できるシンプルで短い英文から始めてみることをおすすめします。
まずは1分程度の短い音声から始めて、スピードに慣れてきたり文量が物足りないと感じたりするようになってきたら、随時英文のボリュームを増やしていきましょう。
シャドーイングの効果を高めるおすすめ教材・アプリ
本章では、シャドーイングにおすすめの下記4つの教材やアプリをご紹介します。
- おすすめの参考書:TOEICの公式問題集
- おすすめのアプリ:シャドテン
- おすすめYouTube・サイト・アプリ:TED
- おすすめサイト・アプリ:VOA Learning English
これらの教材やアプリを使って効率的にシャドーイング学習をしましょう。
シャドーイングおすすめ参考書:TOEICの公式問題集

本の長さ | 312ページ |
出版社 | 国際ビジネスコミュニケーション協会 |
発売日 | 2024年7月17日 |
価格(税込) | 3,300円 |
アプリやYouTubeではなく紙の教材で学習したい方におすすめなのが、TOEICの公式問題集です。
シャドーイング用の教材ではありませんが、TOEICのリスニングパートをシャドーイング学習に活用することで、以下の3つのメリットが得られます!
①日常会話レベルの英語で学習できる
TOEICは英語圏でのビジネスシーンや日常会話を想定した問題が出題されるので、多くの方が50%ほどは理解できるレベルになっておりシャドーイングに適しています。
②なまりのない英語で学習できる
TOEICで使われる音源は、試験用にイントネーションのクセやアクセントに偏りがないように作成されているため、聞き取りやすい音源になっています。シャドーイング初心者の方はTOEICの音源から始めるのがいいかと思います。
③ちょうどよい文量でシャドーイングできる
TOEICのPart 3やPart 4の長文問題は、1題45~60秒ほどの内容であることがほとんどです。途中で区切ることなくそのまま1課題として使えるので便利です。
シャドーイングに特化した教材もたくさん市場に出回っていますが、もともとご自宅にTOEICの問題集を持っているのであれば、わざわざシャドーイング用の教材を購入しなくても充分活用できます!
TOEICリスニングセクションのスコアアップを狙っているのであれば、TOEICの音声に慣れることができ、そのままTOEIC対策にもなるため、こちらを活用した学習方法がおすすめです。
>>『公式TOEIC Listening & Reading 問題集 11』についてさらに詳しく知りたい方はこちらへ
シャドーイングおすすめアプリ:シャドテン

レビュー (App Store) | 星4.4 (870件) |
料金 (税込) | 7日間の無料お試し期間のあとに本契約すると月額料金が発生します。 月額:21,780円 |
次におすすめするのが、シャドーイングに特化したサブスク型学習アプリ「シャドテン」です。
シャドテンとは、シャドーイングを効率的に行うためにつくられたサービスのことで、アプリ一つでシャドーイング学習が完結する優れものです。
英語のプロが自分のレベルに合ったシャドーイング用教材を選んでくれるので、シャドーイング初心者であっても教材選びに無駄な労力を使うことなく、適切な教材で正しく学習をスタートできます。
また、シャドーイング練習した音声をアプリ内で簡単に録音し提出することも可能です。
提出した音声は英語のプロが24時間以内に添削し、適切なフィードバックを返信してくれるので、効率良く自分の課題にアプローチでき、最短で英語力を上げることができます。
さらに、シャドーイングのやり方に不安を感じる方は、アプリ内に収録された学習解説動画を通じてシャドーイングのやり方を確認できるので、常に正しい方法で学習に取り組めます。
アプリひとつで、シャドーイングの教材選びから添削まで全て完結するので、時間がなかなか取れない方や、シャドーイングのやり方に不安を感じる方におすすめです!
シャドーイングおすすめYouTube・サイト・アプリ:TED

英語中〜上級者にはTEDのYouTube動画を使ったシャドーイングもおすすめです。
TEDのプレゼンは、TOEIC音源よりスピードや音の変化がネイティブならではのナチュラルなものであることが特徴です。
世界各国の方がプレゼンターとして登壇するTEDは、音の変化がたくさん出てくるうえに、地域による英語のイントネーションの違いもみられます。
英語字幕の有無やスピード調整はもちろんのこと、日本語字幕でも意味を確認して内容をしっかりと理解しながら学習できるのでおすすめです。
TEDのような生の英語でシャドーイングすることは、実際の英会話でのリスニングの強化に大いに役立ちます。
TEDチャンネルでは、多数の動画がアップされており、毎日シャドーイングしても動画が不足することはないため、半永久的に無料でシャドーイングできるコンテンツだといえます。
また、TEDはYouTubeだけでなく、サイトやアプリからもシャドーイング学習することが可能です!
>>「TED Talks」のウェブサイトを詳しく知りたい方はこちらへ
シャドーイングおすすめサイト・アプリ:VOA Learning English
最後におすすめするのが、「VOA Learning English」というアメリカ国営ラジオ局「Voice of America」が英語学習者向けに作っているサイトです。
アメリカ国営ラジオ局が運営しており、聞き取りやすい音質であるため、シャドーイングには最適です。
ニュースとはいえ、使用されている英単語レベルは比較的容易なものばかりなので、英語学習初心者の方から上級レベルの方までご活用いただけます。
再生速度を調整できたり、英語音声に合わせてスクリプトの色が変わる機能があったりと、使い勝手が良く、効率的にシャドーイング学習できるのでおすすめです。
サイトだけでなくアプリもありますので、こちらもご活用ください!
>>「VOA Learning English」のウェブサイトを詳しく知りたい方はこちらへ
シャドーイングを習慣化させるためのコツ
前章でもご説明したように、シャドーイングで効果を得るためには「習慣化」が重要です。
とはいえ、仕事や家事・育児で忙しい社会人が毎日シャドーイングの勉強に取り組むことは決して容易なことではありません。
そこで、下記の3つのポイントを意識して継続的に実践することをおすすめします。
- スキマ時間を有効に使う
- 完璧主義をやめる
- 英会話など実践の機会を作る
本章では、それぞれのコツについて詳しく解説します。
スキマ時間を有効に使う
シャドーイングを習慣化するのにもっとも効果的なのは、日常のスキマ時間を活用することです。
昼休みや仕事の合間など普段の生活の中で空いている時間を学習に充てることで、日々の学習時間を確保できます。
しっかりと声を出すのが望ましいですが、通勤時間も活かすなら聞こえた音声を脳内で発音する「サイレントシャドーイング」もおすすめです。
サイレントシャドーイングの際は、声は出さなくてもできるだけ口の動きをつけて行うようにしましょう。
1日10〜15分の練習でも、スキマ時間を有効に使えば十分にシャドーイングを習慣化でき、学習の成果を上げられます。
完璧主義をやめる
シャドーイングに取り組む際は、はじめから完璧にしようとする必要はありません。
最初は「スピードが早い」「口がうまく回らない」など、うまくいかなくてがっかりすることもあるでしょう。
しかし、英語と日本語では発音するのに使う筋肉も異なり、急に上手に英語を話そうとしてもうまくいかないことがあります。
完璧を求めすぎるあまり、1回1回の練習で落ち込んでしまったり、時間がかかりすぎて辛いと感じてしまったりすると途中で諦めたくなってしまうものです。
音声を聞いてリピートするだけでも十分に効果があります。途中でつまずいてしまっても、それが学習の一部です。
シャドーイングを継続させるためには、最初のうちは発音やイントネーションがうまくいかなくても気にせず、練習を続けていくことが大切です。
英会話など実践の機会を作る
直接の会話やオンライン英会話などで実践的に英語を話す機会を作ることも、シャドーイングの継続には重要です。
覚えた表現を実際に使ってみることで成果を感じられ、モチベーションの維持にもつながります。
また、シャドーイングで発音できるようになったと思った単語やフレーズも、実際に人と話してみるとうまく伝わらないこともあるかもしれません。
アウトプットの場を設けることは、自分の成長を感じるとともに、自分の弱点を知ってさらに高度な学習を進めることにつながります。
下記の記事では、英会話の学習効果を最大限に高めるための取り組み方を詳しく解説しています。
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事例②スコア11点UP!三日坊主の私がやる気を持続できた週1回の面談。
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まとめ
以上、シャドーイングの概要からその効果、具体的なやり方までを紹介しました。
シャドーイングは、リスニング力やスピーキング力を向上させる非常に効果的な学習法です。
効果を最大限に引き出すためには、正しい方法で取り組む必要があるため、ここで紹介したシャドーイングのやり方やおすすめの教材を参考に学習を進めていってください。
忙しい日常の中でも短い時間を有効に活用し、無理なくシャドーイングを習慣化していきましょう。
シャドーイングのやり方や効果についてさらに詳しく知りたい方は、プログリットまでお問い合わせください。
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