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英語の勉強は何から始める?鍛えるべき5つの能力や習慣化のコツを解説

将来のために英語の勉強を始めたいけれど、何から手をつけてよいかわからないとお悩みではないでしょうか。

この記事では英語の勉強をうまく進めるために大切なポイントや鍛えるべき5つの能力、習慣化のコツについてご紹介します。また、おすすめのツールやサービスに加え、初心者がやりがちなミスや、忙しい社会人・学生が毎日の勉強を習慣化するための方法をお伝えします。

これまで本格的に英語を学んだことがない方が効率よく学習を進めるには、まず正しいアプローチを知ることが重要です。これから英語の勉強を本格的に始めたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

もくじ

英語の勉強を始めるうえで大切なポイント

まずは英語の勉強において大切な以下3つのポイントを確認しておきましょう。

  • 目的・目標を明確にする
  • 自分に合った勉強方法を選ぶ
  • 毎日の勉強を習慣化する

順番に詳しくご説明します。

目的・目標を明確にする

英語の勉強を始めるなら、まず最初に目的・目標を明確にしましょう。なんとなく英語を学ぶのではなく、何のために英語を学ぶのか、いつまでにどうなっていたいのかをはっきりさせることが重要です。

たとえば、「転職に向けて、英語力を客観的に証明できるようTOEICで1年以内に800点以上を取る」といったものが考えられます。または、「1年後に海外事業部に異動して活躍するため、海外での移動や商談に必要な英会話をマスターする」といったものでもよいでしょう。

具体的な目的・目標を意識することで、やるべきことやスケジュールが見えてきます。その結果、目標に沿った方法で効率的に英語学習を進められるようになります。限られた学習時間を有効に活用し、理想とする英語力を着実に身につけるには、まず明確な目的・目標を設定することが大切なのです。

「英語が話せるようになりたい」という目標を具体化したい方はこちらの記事をご覧ください。

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自分に合った勉強方法を選ぶ

近年のインターネットやIT機器の発達により、英語学習にもさまざまなツール・サービスが登場しています。アプリやオンライン英会話、コーチングなど多様な選択肢があるなかで、自分に合った方法を見つけることが大切です。自分にとって続けやすく、モチベーションの湧く勉強方法を選ぶことで、日々の英語学習を習慣化しやすくなるでしょう。

ただし、勉強方法を選ぶ際には「それを続けることで目標を達成できるか」も重要な観点です。楽しい勉強だけを繰り返していても、目標とする英語力は身につかないかもしれません。たとえば、英語の音声をひたすら聞き続けるだけなら続けやすいかもしれませんが、その音や内容に集中していなければ大きな効果は得られません。ただ聞き流すだけでなく、自分で声に出して英語の音やリズムを習得することで、より効率的にリスニング力を向上させられるのです。

勉強方法を選ぶ際には自分に足りていない能力を把握し、それを伸ばせる方法を選択することが大切です。自分に合った勉強方法のなかで、目標達成につながるものを選びましょう。

「ビジネスで通用する英語を身に着けたい」という方はこちらの記事もご覧ください。

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毎日の勉強を習慣化する

語学の習得には、習慣化が欠かせません。英語学習に取り組む人は数多くいますが、実際に続けられるのは一部の人だけです。その理由の1つに、毎日コツコツと勉強を続けることの難しさがあるといえるでしょう。

正しい学習法を選んだとしても、語学の習得には時間がかかるものです。数日間の詰め込みで成果を出すことは難しく、その後の勉強をサボってしまえば身につけた知識は定着しません。毎日の勉強を習慣化することで、英語のパターンやリズムを脳に定着させていくことが重要なのです。

毎日の勉強を習慣化するためには、生活習慣に英語の勉強を組み込むことが大切です。たとえば、通勤・通学などのすきま時間を使って英単語を覚えたり、寝る前に英文法の復習をしたりするなど、日常生活のなかで学習するタイミングを決めておきましょう。

また、英語学習のコーチや友人などから定期的にフィードバックをもらうのも効果的です。他者からの評価やアドバイスは、自分の学習方法の見直しやモチベーションの維持につながります。

英語の勉強で鍛えるべき5つの能力

英語の勉強で鍛えるべき能力は、以下の5つに分けられます。

  • 単語・文法力
  • リスニング力
  • スピーキング力
  • リーディング力
  • ライティング力

それぞれ詳しくみていきましょう。

単語・文法力

英語の能力といえば、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングという4つに分けられることが多いでしょう。しかし、そのすべての基礎・土台となるのは「単語」と「文法」です。

単語と文法という基礎が固まっていなければ、リスニングやスピーキングの学習を始めても効率が悪くなってしまいます。1つ1つの単語や文法を逐一チェックしていては、なかなか学習が進まないからです。

単語学習の際に大切なことは、ただ丸暗記するだけでなく、発音を含めて使える状態にすることです。スペルだけでなく音に関する知識も得ることで、リスニングやスピーキングにおいて瞬時に理解し、使えるようになります。

また文法学習においても、ただルールを覚えるだけでなく、自分で英文を構築する力を養うことが大切です。さまざまなパターンを自分で作り、文法の知識を使いこなせるようになれば、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングというその他4つの能力すべてが向上します。

単語と文法をしっかりと学習し、英語の基礎力を高めておきましょう。

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リスニング力

以下は、リスニング時の理想的な脳内ワーキングメモリの状態を示し、この状態の養成をリスニングの勉強では目指す必要があります。

「脳内ワーキングメモリ」とは、脳の処理キャパシティのことです。英会話がうまくできない人のワーキングメモリの状態は、音声知覚95%、意味理解5%です。つまり、聞こえてきた英語の音を聞き取ることに、脳のリソースのほとんどを割いてしまっている状態です。

対して、理想的なワーキングメモリの状態は、音声知覚5%、意味理解95%です。音は意識せずに自然に聞き取れて、脳のリソースは意味を読み取ることに使われます。この状態を、音声知覚の自動化された状態と呼びます。

日本語での会話を想像してみてください。相手が発している音自体に意識を向けることはほとんどないのではないでしょうか。意識は、「何を言っているか(聞き取った文章の意味)」に向いているはずです。

これが英語となると、多くの人は音を聞き取ることに貴重な脳のリソースの大半を費やしてしまいます。これでは、肝心の「何を言っているのか」の理解に使うワーキングメモリが十分に確保できません。

この状態を改善し、音声知覚の自動化を目指しましょう。

音声知覚

音声知覚とは、耳から入る音声情報をキャッチすることを指します。英語のリスニング力を向上させるためには、この音声知覚の能力向上が欠かせません。

瞬時に正しく音声知覚をするためには、「LとR」といった日本人にとって区別の難しい発音も感覚的に処理していく必要があります。また、英語特有の音のつながりであるリンキングや、音が欠落するリダクションといった変化も無意識レベルで把握することが求められます。

日頃から英語の音声を大量にインプットし、個々の単語の発音や音声変化のルールを身につけておくことが音声知覚の能力向上につながります。

意味理解

意味理解とは、音声知覚によってキャッチした音声を文章として理解する段階を指します。

英語の音を正しく聞き取れても、内容を理解できなければコミュニケーションは成り立ちません。日本語でも、初めて聞く言葉であれば「聞き取れても理解はできない」といった状態になるでしょう。これは音声知覚はできているものの意味理解ができていない状態だといえます。

意味理解の能力を向上させるには、単語や文法といった基礎知識に加え、英語を語順通りにスムーズに理解する力が必要です。リーディングのように何度も読み返したり、返り読みをしたりする余裕はありません。

ただし前述の通り、多くの日本人英語学習者にとっては意味理解よりも音声知覚がリスニングの妨げになっています。まずは音声知覚を自動化することがリスニング力アップの近道だといえるでしょう。

Q. 音声知覚を伸ばすには?

音声知覚のトレーニングとしては、シャドーイングが効果的です。シャドーイングでは、聞き取った音声の少しあとを追いかけるようにマネをします。個々の単語はもちろん、それらが連なった際の音声の変化を丁寧にマネることで、音声のパターンとして脳内にインプットされ、自然と聞き取れるようになるのです。また、聞き取った音声を語順通りにマネしていくことで、返り読みをすることなくスムーズに意味理解をする力も身につきます。

リスニングの詳しい勉強法に関してはこちらの記事をご覧ください。

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スピーキング力

以下は、英会話の5ステップを示したものです。

スピーキング上達に、どういったステップが必要なのかを確認した。

英会話で相手に自分の意見を伝えるためには、スピーキング力が欠かせません。しかし、文法や発音が日本語と大きく異なるため、特に日本人にとっては習得が難しい能力の1つです。

スピーキング力を向上させるためには、まず必要な単語を知っていることが前提となります。そして、それらの単語を適切な順番に並べ、正しい発音で伝えることが求められます。

スピーキングを構成するのは、概念化・文章化・音声化という3つのステップです。簡単にいえば、伝えたい内容をまず概念としてイメージし、それを文章に落とし込み、最後に音声で伝えるといった流れになります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

概念化

概念化は、話す内容を頭の中でイメージするステップです。日本語で会話をする際にも、無意識に概念化を行い、相手に伝えたい内容をイメージしているはずです。

英語で話す際にも同様に概念化を行いますが、日本語的な考え方に縛られすぎないよう注意が必要だといえます。文法構造が異なる日本語をベースにしてしまうと、わかりにくい表現になる可能性が高いからです。

伝えたい内容をシンプルにまとめるよう意識しましょう。

文章化

文章化は、イメージした内容を文章に落とし込むステップです。話す内容が決まっていても、使うべき単語や文法がうまく出てこなければスピーキングは成り立ちません。その場合、文章化のトレーニングを繰り返すことでスピーキング力は向上します。

文章化のスキルを向上させるには、口頭英作文が効果的です。伝えたい内容を文章に落とし込む作業を口頭で繰り返すことで、瞬時に適切な英文を組み立てられるようになります。最初は日本語で考えたものをベースに英作文をしてしまうかもしれません。しかし、口頭英作文を何度も繰り返すことで、徐々に日本語を介さずに英語の文章が作れるようになるでしょう。

音声化

音声化とは、頭の中で組み立てた英語の文章を声に出して伝えるステップです。個々の単語を正しく発音するのはもちろん、単語同士がつながって発生するリンキングやリダクションといったルールも踏まえ、相手に伝わる音声に変換することが求められます。

音声化を上達させるには、まずLやRといった個々の発音を正しく出せる状態にする必要があります。そのうえで、文章単位での自然な発音・リズムが身につくよう正しい英語の音声を大量にインプットし、自身でもマネをしましょう。

音声化のトレーニングとしても、シャドーイングが効果的です。前述の通り、シャドーイングでは聞き取った音声の少しあとを追いかけるようにマネをします。耳にした英語をそのままマネることで、英語の発音やリズムが身につきやすくなるのです。

シャドーイングを繰り返すことで英語の音やリズムを感覚的に理解し、組み立てた英語の文章をスムーズに音声化できる状態になれば、英会話で相手から聞き返されるといったケースは少なくなるはずです。

以上で紹介してきた「英会話の5ステップ」に関して詳しい解説と各レベル別の勉強方法に関しては、こちらの記事もご覧ください。

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シャドーイングの効果ややり方についてはこちらの記事をご覧ください。

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リーディング力

リーディングでは、英文を読んで正確に理解する力が求められます。

スピーディーに情報を処理するためには、日本語に翻訳しながら返り読みをするのではなく、英語の語順のまま理解することが大切です。日本語と英語の語順は大きく異なるため、読んだ英文を和訳するためには文章を何度も行き来する必要があり、時間がかかりすぎます。

前から順に英文の内容を理解できれば、余計な時間をかけることなくスムーズに読み進められます。最初は難しいと感じるかもしれませんが、英語を大量にインプットすることで語順通りに理解する力が身につき、自然に処理できるようになるでしょう。

また、リーディングの際には頭の中で正しい発音で読めているかどうかも重要です。正確な発音を意識することで、リーディングの学習がリスニング力やスピーキング力の強化にもつながります。

リーディング対策は、速読が効果的です。速読は、英語の語順のまま素早く理解するトレーニングで、英文の読む速度の向上を狙うことができます。

速読をするためには「スラッシュリーディング」がおすすめです。

スラッシュリーディングのやり方や効果、おすすめの教材についてはこちらもあわせてご覧ください。

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ライティング力

英語のライティング力は、特にビジネスシーンにおいて重要な能力の1つといえるでしょう。英語をキャリアに活かしたいなら、ぜひ鍛えておきたいスキルです。

メールや資料作成などにおいて、誤解を生むことなく適切に自身の考えを伝えることは簡単ではありません。スピーキングとは異なり、ライティングでは表情や身振り手振りによるコミュニケーションができません。単語や文法を適切に組み合わせ、相手に誤解のない文章を作成することが求められます。

また、特にビジネス文書や論文などのライティングにおいては、論理構成を意識し、適切な接続詞を使って文章を組み立てるのがポイントです。あいまいな表現や不適切な語彙を避け、明確で分かりやすい文章を心がけることで、意図した内容を確実に伝えられるライティングとなります。

英語の勉強におすすめのツール・サービス

ここからは、英語の勉強におすすめなツール・サービスとして、以下の5つをご紹介します。

  • コーチング
  • アプリ
  • YouTube
  • オンライン英会話

それでは詳しくみていきましょう。

コーチング

英語コーチングとは、語学学習のプロが学習者の現状や目標に応じて学習計画の作成やカリキュラムの選択を行い、目標達成に向けて伴走するサービスです。

アプリやオンライン英会話と比べて料金は高いものの、学習当初から効率的な学習に集中できる点が魅力です。費用を抑えるために独学にこだわったものの、非効率な学習に時間を費やしてしまい、結果的に費用も時間もムダにしてしまうというケースは少なくありません。

自身の現状を客観的に捉えたうえでやるべきことを提示してくれるコーチの存在は、これから本格的に英語学習を始める方や社会人になってから英語をやり直したい方にとって大きなサポートになります。特に、過去に英語学習で挫折した経験がある方や、仕事や学業で忙しい方、短期間で英語を習得したい方におすすめです。

費用の高さはデメリットではありますが、そのぶん自分に対するプレッシャーとなってモチベーションにつながる面もあります。覚悟を決めて英語を身につけるのであれば、自分を追い込む意味でも価値のある投資になるはずです。

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書店には英語学習関連の本が数多く揃っており、手軽に英語の勉強を始められます。英会話フレーズや文法が体系的にまとめられており、自分のペースで学習を進められるのも魅力です。購入する本の数や価格にもよりますが、比較的安価で購入できる点もメリットだといえるでしょう。

しかし一方で、本を利用した英語学習にはいくつかのデメリットも存在します。まず、購入した本に沿ってどのように勉強を進めるかは自分次第であるため、適切な学習計画の作成や自己管理が求められます。また、わからない部分を自分で調べる必要がある点や、作成した英文が正しいかどうかの判断が難しい点もデメリットだといえるでしょう。

費用を抑えるために本を使って独学に挑戦したものの、成果を感じられずにやめてしまったり、学習期間が長引いて結局大きな費用がかかってしまったりする方は少なくありません。本だけに頼らず、その他のツール・サービスと組み合わせて使うなど柔軟な姿勢が大切だといえます。

アプリ

近年ではスマートフォンの普及により、英語学習用のアプリが数多く登場しています。スマートフォン1つで手軽に楽しく学べるため、英語学習がより身近になったといえるでしょう。

TOEIC対策や英語ニュース、発音チェックなど、多様な機能を備えたアプリがリリースされており、自身の目的に合わせて選べます。また、Netflixのような動画配信アプリを利用するのも1つの手段です。英語の音声や字幕で動画を視聴すれば、コンテンツを楽しみながら自然な英語に触れることが可能です。

ただし、本を使った学習と同様に、アプリの場合も自分自身で計画的に学習を進める必要があります。手軽だからといってさまざまなアプリをダウンロードしたものの、どれもやり遂げずに途中でやめてしまうといったことがないよう注意が必要です。

アプリを利用した英語学習はすきま時間にも実践しやすいため、日々の生活の中にうまく取り込むとよいでしょう。

YouTube

YouTube上には、英語学習に適したコンテンツが豊富に揃っています。日本人向けに日本語で解説された動画に加え、英語話者向けのエンターテインメント系の動画も視聴できるため、学びの幅が広がります。

楽しく学べる点は、動画ならではの魅力といえるでしょう。視覚的な要素が加わることで、飽きずに続けられるはずです。また無料の動画が多いため、スマートフォンとインターネット回線さえあれば手軽に学習を始められます。

ただし、英語を体系的に学ぶのが難しい点や質の低い動画も含まれている点には注意が必要です。動画の楽しさを重視するあまり、英語の基礎から体系的に取り扱っているチャンネルは少ない傾向にあります。また数多くのチャンネルが存在するため、目移りしやすいのもデメリットだといえます。

それでも、スマートフォン1つで手軽に英語に触れられる点は大きなメリットであるため、その他の学習と並行しながらプラスアルファの要素として学習に組み込むとよいでしょう。

オンライン英会話

オンライン英会話は、その名の通りインターネットを通じてオンラインで英会話ができるサービスです。

インターネットにつながったスマートフォンやパソコンさえあれば、いつでもどこでも英会話レッスンを受けられるため、英語学習者にとって非常に恵まれた環境だといえます。日本に住んでいて英語を話す機会が少ない方でも、月額数千円という手頃な料金で日常的に外国人講師と話せるのは大きな魅力です。

ただし、オンライン英会話サービスで自分専属の講師が付くものは少なく、長期的に学習をフォローしてもらえるわけではありません。オンライン英会話をどのような目的でどの程度利用するかは自分で計画を立てる必要があるのです。特に、英語のインプットが不十分なまま英会話だけに集中してしまうと、かえって学習が非効率になることもあるため注意が必要です。

英語学習を始めたばかりであれば、まずはインプットに集中し、英語の文法構造や音声のパターンが蓄積できた段階で英会話の練習試合の場として利用するなど、うまく取り入れることが大切です。

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英語の勉強で初心者がやりがちなミスとは

英語の勉強をこれから本格的に始めるなら、初心者がやりがちな以下4つのミスに気を付けましょう。

  • 音声で学ばない
  • インプットを疎かにする
  • 習慣化しない
  • 勉強法を変えてしまう

1つずつ順番に見ていきます。

音声で学ばない

英語学習初心者がやりがちなミスの1つに、「音声での学習を疎かにする」ことが挙げられます。学校教育においてリーディングやライティングを主とした英語学習に触れる機会が多いため、そのイメージで勉強を始めてしまうことが背景として考えられます。

しかし英語は言語であり、実際のコミュニケーションにおいてはリスニングやスピーキングこそが重要です。英語の音を聞き取り、正しい発音で伝える力がなければ、英語でのコミュニケーションは成り立ちません。

そのため、日々の学習においても正しい発音やリズムを意識したインプット・アウトプットが大切です。音声付きの教材を使ってネイティブの発音を聞くことで、自分の発音が正しいかどうかをチェックし、少しずつ矯正していく必要があります。毎日続ければ、リスニング力や発音が改善し、英語力全体の向上につながるでしょう。

文章を読むだけではなく音声で学ぶことを意識し、言語としての英語を身につけることが大切です。

インプットを疎かにする

インプットが疎かなまま、英会話などのアウトプットに集中してしまうのもよくある失敗です。いきなり外国人相手の実戦練習ばかりをしても、十分なインプットがない状態では効率的な学習になりません。もちろんアウトプットも重要ですが、まずはインプットを大量かつ丁寧に行うことで、その後の学習で英語力が伸びやすくなります。

いきなり実戦練習に飛び込むのではなく、まずは基本的な単語や文法を身につけることが重要です。そのうえで、前述のシャドーイングを繰り返すことで、英語の語順や音声のパターンを大量にインプットしましょう。文法や音声変化のさまざまなパターンが脳内に蓄積されることで、アウトプットの際に学んだ知識を活かすことが可能となり、英語力が伸びやすくなるのです。

英語学習の初期段階では、アウトプットだけに集中することなく、インプットを丁寧かつ大量に行うことで英語力を確実に向上させていきましょう。

習慣化しない

英語学習の初心者にとっては、習慣化も大きな課題の1つです。モチベーションが高い時期には何時間も机に向かって勉強に取り組むものの、数日や数週間でやる気が低下し、そのまま学習をやめてしまうという方が少なくありません。

英語学習は必ずしも机に向かって行う必要はありません。たとえば、通勤・通学中に英語のラジオを聴いたり、音楽や映画を英語で楽しんだりといった方法が考えられます。思考を柔軟にし、日常生活のなかに英語学習を組み込むことで自然と継続できるよう習慣化しましょう。

また継続するうえでは、どんなに忙しい日であっても少しは英語に触れるといった意識が大切です。10分などの短い時間であっても毎日英語の勉強を続けることが、習慣化につながります。

最初はなかなか成長を実感できないかもしれませんが、毎日の勉強を習慣化することでいずれ英語力が大きく伸びるタイミングが来るはずです。

勉強法を変えてしまう

英語学習の方法としては、さまざまなアプローチが登場しています。それぞれメリット・デメリットがありますが、共通することは「継続しなければ効果を得るのは難しい」という点です。

具体的な勉強法としては、シャドーイングやディクテーションが挙げられます。聞き取った英語の音声を少し遅れてマネする「シャドーイング」は、リスニング力の向上に効果的とされています。また、ディクテーションは聞き取った英語を文章として書き起こす勉強法で、正確に聞き取る力や文章を構成する力が育まれるとされています。

しかし、どの勉強法も一定期間継続しなければ大きな効果は期待できません。英語学習を始めたばかりだと、さまざまな勉強法が目に入り、どれも魅力的に見えるかもしれません。しかし、自分に合った方法を選び、継続することで初めて英語力が向上するのです。

英語力の伸びがなかなか感じられないからといって、頻繁に勉強法を変えることがないよう注意しましょう。

忙しい社会人・学生が英語の勉強を習慣化するには

忙しい社会人・学生が英語の勉強を習慣化するには、以下の点を意識しましょう。

  • すきま時間を有効活用する
  • 習慣化の仕組みを作る
  • アウトプットの機会を作る
  • フィードバックを受ける

順番に解説します。

すきま時間を有効活用する

忙しい日々を送る社会人や学生が英語学習を継続するには、すきま時間の有効活用が欠かせません。仕事や勉強に追われるなかでまとまった時間を確保するのは難しいため、すきま時間をうまく使えるかが習慣化のカギを握るといえます。

たとえば、通勤・通学を含む電車やバスでの移動時間は英語学習のチャンスです。アプリや書籍、動画などで英語を大量にインプットしましょう。また、家事の合間や際中でも、耳さえ空いていれば英語のインプットが可能です。

普段何気なく過ごしている時間をうまく英語学習に活用すれば、1日に3時間程度は意外と確保できるものです。移動中に音源を何度も聞いて理解を深めておき、帰宅後に同じ音源を使ってシャドーイングをするといった使い分けをすれば、自宅での学習時間の有効活用にもつながります。

忙しい社会人や学生が英語学習を習慣化するためには、日常生活のなかに隠れているすきま時間をうまく見つけ、活用することが大切です。

習慣化の仕組みを作る

勉強を始めた当初はモチベーションが高くても、徐々にやる気は薄れてしまうものです。そのため、モチベーションに左右されない習慣化の仕組みを作ることが大切です。

毎日の生活のなかに英語学習を組み込み、自然に学習を始められるようにしましょう。たとえば、朝の通勤時間は英語の音声を使ってインプットをする、帰宅後はオンライン英会話レッスンを受ける、などが考えられます。毎日の習慣として慣れてしまえば、モチベーションの影響をあまり受けることなく勉強を続けられるでしょう。

しかし、自分の意思だけで習慣化するのは難しいと感じる方も多いはずです。その場合、英語のコーチングサービスなどを利用すれば、定期的な面談や進捗確認が入るため、学習を継続しやすくなります。客観的なフィードバックをもらえれば、英語力の伸びを実感でき、モチベーションの維持にもつながるでしょう。

アウトプットの機会を作る

十分なインプットがあるという前提であれば、アウトプットの機会は習慣化の助けとなります。

前述の通り、インプットが十分でない段階でアウトプットに集中しても、非効率な学習になる可能性があります。しかし、日々のシャドーイングなどを通じて一定のインプットができているのであれば、学んだ知識を活かす場として英会話などのアウトプットの機会を設ける価値はあるでしょう。実際に使う機会があることで、日頃のインプットに対するモチベーションも上がります。

アウトプットの機会を作る方法としては、オンライン英会話やコーチングサービスの利用が挙げられます。英会話のレッスンやコーチによる進捗チェックがあることで、日頃の勉強意欲の向上や成長の実感につながるでしょう。

フィードバックを受ける

第三者からフィードバックを受けることも習慣化には効果的です。個人で学習を進めるだけでは、何ができていて何ができていないかの判断がうまくできません。その結果、成長を感じられずに勉強の意欲が下がってしまう方は少なくないのです。

特に発音など音声に関わる部分については、正しく伝わっているのか相手に確認する必要があります。英語話者やコーチから定期的にフィードバックを受ければ、客観的な評価が得られます。日々の学習の結果としてうまくできるようになった部分とそうでない部分が明確になれば、自身の成長が実感でき、勉強を続けやすくなるでしょう。

着実に英語力を伸ばすには、英語コーチングサービスなどを利用し、英語話者や英語学習のプロから定期的にフィードバックを受けるのがおすすめです。

英語の勉強は毎日の習慣化が大切

英会話教室で英語を教える男性講師

英語の勉強は、正しい方法で毎日続けることが何より大切です。本やアプリ、オンライン英会話などさまざまなツール・サービスが登場していますが、自身の目的や目標に合わせて適切なものを選び、毎日取り組むことが重要です。

これから英語学習を本格的に始めるにあたり、「英語の勉強を続けられるか不安に感じている」「勉強方法が合っているかわからない」と悩む方は多いでしょう。効率的かつ着実に英語を身につけたいなら、語学学習のプロによるコーチングがおすすめです。自分に合った勉強方法の選定や学習計画の作成、定期的な成果チェックなど、学習の習慣化や効率化につながるサポートが受けられます。

英語コーチングのプログリットなら、まずは無料でカウンセリングが受けられます。60分で現在の英語力を診断し、英語学習の課題や3カ月でどの程度話せるようになるかの目安をお伝えすることが可能です。効率的に英語を身につけたい方は、ぜひお気軽にお申し込みください。

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Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。
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