時間の融通もきき、安価で受講できるオンライン英会話は忙しいビジネスマンの方にとってありがたいサービスですが、「オンライン英会話は効果がない」という受講者の方もちらほら。この記事では、オンライン英会話を効果的なものにするための方法をご紹介していきます。
オンライン英会話は効果なし?おすすめの活用術とは?!
英会話教室に通いたいと思っていても、時間や費用面からなかなか受講に踏み切れないという方は多いのではないでしょうか?そんな方にとってPCやスマホを使って簡単に比較的、安価でレッスンを受けられるオンライン英会話は、とても有り難いサービスですよね。最近ではDMMやNative Campなど様々なオンライン英会話があるので、その中から自分に合うサービスを選ぶことができます。
しかし、オンライン英会話を受講している方に話を聞くと、「あまり効果がない気がする」「全く喋れなくて歯が立たなかった」などの理由から、長く続けられている方は案外少ないようです。
オンライン英会話は効果なし?
オンライン英会話は講師によってレッスンの質にばらつきがあるため、時には「意味がない」と感じてしまうこともあるかもしれません。しかし、レッスンのクオリティを自分でコントロールすることによって、すべてのレッスンを効果的なものにすることはできます。
この記事では、オンライン英会話のメリットを確認し、効果的なものにするためのおすすめの方法をご紹介していきます。
オンライン英会話の5つのメリット
オンライン英会話を効果的に活用するために、まずはオンライン英会話のメリットを理解しておきましょう。代表的なメリットは以下の5つです。
- アウトプットできる
- ネイティブとの会話でリスニングの練習になる
- 価格が安く毎日でもレッスンできる
- 会話で使う表現が身に付く
- 英語を話すことへの抵抗感がなくなる
ここでは上記のメリットについて、それぞれ詳しく解説します。
メリット① アウトプットできる
オンライン英会話の主なメリットは、アウトプットの機会を増やせることです。学校や英会話スクールのグループレッスンでは、インプットはできますが、人数が多くてアウトプットきる機会が少ないため定着しにくいとされています。
英会話に限った話ではありませんが、物事に習熟するためには、インプットと同じく、アウトプットも重要です。オンライン英会話は「実践力」「練習試合」の位置付けで、自分が話すことに重きを置いて利用するといいでしょう。そのためにも、講師ばかりが話して自分が聞き手になるよりも、主体的に関わっていくといったレッスンの受け方が効果的です。
対面の教室に通う時間を節約しつつ、その分しっかりとアウトプットに使えるのは、忙しい社会人にもおすすめの勉強法といえます。
メリット② ネイティブとの会話でリスニングの練習になる
ネイティブとの会話で、スピーキングだけでなくリスニングの練習になるのも、オンライン英会話のメリットです。英語を聴きながら一方通行のコミュニケーションではなく、双方向コミュニケーションを行い、相手が言ったことに対して応答するトレーニングができます。
リスニングを強化するための時間をもつことは、英語を勉強するうえで不可欠です。オンライン英会話の講師はネイティブが少ないことも確かですが、中にはネイティブ講師も存在します。例えばDMM英会話にはネイティブコースがあり、Camblyは講師が全員ネイティブです。割高にはなりますが、学習者の希望で講師は選べます。
もちろん自分が話すことに重きを置いている場合、「相手が誰であれ関係ない」という見方もできるため、必ずしも講師がネイティブである必要はありません。
メリット③ 価格が安く毎日でもレッスンできる
比較的安い価格で、毎日レッスンに参加しやすいのもオンライン英会話の魅力といえます。オンライン英会話のレッスンは、物理的な場所でのレッスンと比べて運営コストが低く抑えられるため、その分料金も安く設定されるのが一般的です。
インターネット接続とPCやスマートフォンがあれば、世界中の講師と直接コミュニケーションが交わせるため、旅費や交通費などの余分な費用がかからないのも魅力といえます。
毎日レッスンを続けやすいのも重要なポイントです。英語力の向上には、インプットやアウトプットの時間を十分に確保する必要があります。対面のスクールに週一で通うことが難しい人でも、オンライン英会話なら朝や昼休み、帰宅後など隙間時間を使って効果的な学習が可能です。
メリット④ 会話で使う表現が身に付く
会話で使う表現が身に付くのも、オンライン英会話のメリットです。日本の英語教育で定番として教えられるものの、ネイティブが使わない表現は多くあります。
例えば”I’m fine thank you, and you?”は、学校で教わることが多いものの、ネイティブスピーカーの間ではあまり一般的なフレーズではありません。また、趣味について話す際に”My hobby is ~”という表現を学習することもありますが、ネイティブは”I enjoy ~”や”I like to ~”などをよく使います。
オンライン英会話では、会話の中で自然なフレーズや表現に触れられます。実際に会話をしながら表現を学んでいくため、教材で勉強するよりも効果的なのが大きなメリットです。
メリット⑤ 英語を話すことへの抵抗感がなくなる
英語を話すことへの抵抗感がなくなるというメリットも見逃せません。日本人の多くは、学校の英語で単語や文法をある程度理解しています。それにもかかわらず英語が話せないのは、英語を話すことへの抵抗感があるからです。
スピーキングの抵抗感をなくすためには、マンツーマンの会話を繰り返し、体に覚えさせていくのが効果的といえます。特にオンライン英会話では、自宅や好きな場所でレッスンを受けられるため、自分のペースで学習可能です。
また多くのオンライン英会話サービスでは、フレンドリーで親しみやすい講師が教えてくれます。自分の英語レベルに合ったレッスンを受けることで、英語を話すことへの恐れや緊張が和らぐでしょう。
オンライン英会話の3つのデメリット
オンライン英会話には、たくさんのメリットがある一方で、少なくないデメリットもあります。「入会したはいいもののほとんど利用できなかった」「利用しても効果を実感できなかった」という失敗の原因にもなるので、入会する前にデメリットも理解しておきましょう。主なデメリットは、以下の3つです。
- 初心者にはハードルが高い
- フリートークしかないところもある
- 一緒に学ぶ仲間がいないため継続が難しい
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
デメリット① 初心者にはハードルが高い
オンライン英会話のデメリットとしてよく挙げられるのは、初心者にとってハードルが高いことです。いくら学校である程度の英語を勉強したといっても、全くの初心者だと、いきなり外国人講師とマンツーマンで英語を話すことにハードルを感じる人もいます。
コミュニケーションができればそれほど問題はありませんが、「講師に何を質問されているのかわからない」「何か聞かれても何と答えていいか全くわからない」といった状態だと、ストレスのほうが高くなり継続できないこともあるでしょう。
特に子どもの英語教育では、この点がハードルになることも多くあります。もちろん自身の英語力によってレッスンを選択できますが、基礎的なリスニング、スピーキング能力がない人にとっては効果を実感しにくいといえるでしょう。
デメリット② フリートークしかないところもある
フリートークしかないところがあるのも、オンライン英会話のデメリットです。サービスによってレッスンの形式が大きく異なっているため、きちんとしたカリキュラムが用意されていないオンライン英会話もあります。
フリートーク中心のオンライン英会話だと、慣れない英語で会話が続けられず、ストレスの原因になってしまいます。何もわからない状態でただ会話をするような状態が続くため、効果的な学習ができず、英語力の向上を実感できない可能性もあるでしょう。
いまいち興味のわかないお互いの趣味の話などをして、「なんの時間だったのか」と思い始めてしまうと、継続できない壁に当たってしまいます。特に初心者の場合、フリートーク中心のオンライン英会話は避けるのが無難です。
デメリット③ 一緒に学ぶ仲間がいないため継続が難しい
一緒に学ぶ仲間がいないため、継続が難しいのもオンライン英会話のデメリットです。英会話スクールでは、通常の学校のようにクラス単位でレッスンをするため、一緒に学ぶ仲間の存在がモチベーションにつながることもあります。
しかしオンライン英会話の多くは一対一のレッスン形式であるため、学習仲間と一緒に切磋琢磨する機会が減少します。運営スタッフとの関わりがなく、講師が毎回違うことも多いため、孤独を感じやすい場面も多いでしょう。
こうした理由で挫折し、オンライン英会話になかなか戻れないという人もいます。このデメリットを克服するためには、自己モチベーションを高める工夫や、オンラインコミュニティなどで仲間を見つけるなど効果的に学習するための対策が必要です。
オンライン英会話はどんな人におすすめ?
オンライン英会話がおすすめなのは、学校教育などである程度の英語の知識はあるが、自分の英語に自信がない人です。オンライン英会話は、一対一のレッスンが中心であるため、個人のニーズに合わせた効果的な指導が受けられます。自分の弱点に焦点を当てて練習できるので、自信のない部分を強化するのに最適です。
通学型の英会話スクールに通う時間がとれない人も、オンライン英会話に向いています。自宅や職場、移動中などどこからでも受講できるため、通学の手間や時間を気にする必要がありません。
さらに短期間で集中的に英語の向上を目指したい人や、いつまでに英語力を向上させたいという目標がある人など、期間的な制約があるような人もオンライン英会話がおすすめです。
オンライン英会話をおすすめできない人はどんな人?
オンライン英会話をおすすめできないのは、基本的な英単語や英文法がわからない人です。オンライン英会話のレッスンは、基本的なコミュニケーションが交わせるレベルから始めるのが一般的なので、基礎的な文法や語彙を習得しておく必要があります。
日本語でも人見知りで、初めて会う人と話すことが苦手な人も、オンライン英会話には向いていないかもしれません。オンライン英会話は、初対面の講師とのリアルタイムな対話が中心です。人見知りの方にとっては、このような形式がストレスを感じる原因となります。
特に期限や目標がなく、意識して継続するのが難しい人にも、オンライン英会話はおすすめできません。オンライン英会話の効果を最大限に引き出すためには、一定の目標設定と継続的な学習が必要です。自己管理が苦手な人にとっては、レッスンを継続するのが難しいかもしれません。
効果なしのオンライン英会話にしないための7つのポイント
隙間時間でたくさん学習ができるオンライン英会話は、利便性の高い効果的な学習方法の一つです。しかし利用方法によっては、効果が実感できないことがあります。
どのような英語学習法でも、ポイントを押さえた学習方法を実践しないと効果は出にくくなります。オンライン英会話を効果なしにしないために、以下の7つのポイントを押さえて実践しましょう。
- 受け放題プランでできるだけ毎日レッスンをする
- 講師を厳選する
- ディレクションする
- 結論ファーストで話す
- 言い換える
- 復習する
- 予習をする
それぞれのポイントを詳しく解説します。
ポイント① できるだけ毎日レッスンをする
オンライン英会話で成果を得るためには、できるだけ毎日レッスンをすることが重要です。時間や場所の制約が少なく、たくさんレッスンが受けられるのがオンライン英会話の醍醐味といえます。
サービス内容はオンライン英会話によって大きく異なりますが、必ず毎日1回は受けられるプランや、回数無制限のプランが用意されていることも多いため、ぜひ有効活用しましょう。忙しい人であっても、朝の出勤前や夕食後など、30分でも毎日レッスンを受けることができれば、英語力の確かな向上につながります。
ポイント② 講師を厳選する
講師を厳選するのも、オンライン英会話を利用するうえでとても重要なポイントです。講師との相性は、学習の効果に大きく影響します。学習効率やモチベーションの維持といった観点で、講師を厳選する重要性は高いといえるでしょう。
オンライン英会話は、講師の指導方法などにばらつきが生じるケースも珍しくありません。何人かを試して、気に入った講師を3、4人選んでおくのがおすすめです。
一人だけに絞ろうとすると、その講師がやめてしまったときや予約が取りにくいときに後回しにしてしまうので、効率的に学習できない可能性があります。数人の講師と関係性を築くことで、レッスンがスムーズになるでしょう。
ポイント③ ディレクションする
オンライン英会話の講師は基本的には毎回変わるため、講師によってはクオリティの低いレッスンになってしまうこともあります。
毎回のレッスンを有意義なものにするためには、講師主導でレッスンを進めていくのではなく、自分で講師をしっかりディレクションしていくことが大切です。ここでは、より良い講義をコーディネートするための方法をご紹介します。
自己紹介に時間を割かない
毎回異なる講師の方とレッスンを行っていると、自己紹介に時間を取られがちになってしまいます。お話好きな講師の方だと、趣味の話で15分くらい使ってしまうこともあります。せっかくのレッスン時間を無駄にしないためにおすすめなのが、自己紹介で「自分が行いたいレッスンに関連したことしか話さない」という方法です。
例えばビジネスミーティングのレッスンを受けるのであれば、以下のような自己紹介をすることで、趣味の話などに脱線せずスムーズにレッスンに入ることができます。
Hello my name is ○○. I work for a consulting firm in Tokyo. In this lesson, I’d like to practice conducting a meeting in English.
初めまして、○○と言います。私は東京にあるコンサルティング会社で働いています。このレッスンでは英語会議の練習をしたいと思っています。
そもそも自己紹介をカットしてしまえばいいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。実際に「自己紹介なし」のレッスンを選択できる場合もありますが、それでも新しい講師と話すときは名前など最低限の情報は伝えます。なぜなら、講師の方も人間です。円滑にレッスンを進めるためには、簡単な挨拶と自己紹介でコミュニケーションをとっておいた方がベターです。
フィードバックを事前にお願いする
レッスンの最後にフィードバックをもらった方が、そのレッスンを次に生かすことができます。講師によってフィードバックをくれる人とそうでない人がいるので、フィードバックがほしい旨は以下のようなフレーズを使って事前に伝えておきましょう。
Since I am not so confident about my grammar and vocabulary, could you check carefully and give me your feedback afterwards?
私は文法と語彙に自信がないので、のちほどその2点についてフィードバックをいただけますか?
特にどういった部分に関してのフィードバックがほしいのかも伝えておくと、より有意義なフィードバックをもらうことができます。
トピックを切り替える
同じ話がだらだらと続いてしまっている場合には、こちらのフレーズを使って次のトピックに移りましょう。
Sorry to interrupt you, but can we go to the next topic?
途中で中断して申し訳ないのですが、次のトピックに移ってもいいですか?
ポイント④ 結論ファーストで話す
日本語は起承転結で話を進めていきますが、英語はまず始めに結論を伝え、その後に根拠を述べます。この違いを無視して、英語を話す際にも日本語のように言いたいことを考えてしまうと、とても分からずらい英語になってしまいます。
これを防ぐために、オンライン英会話では「結論ファースト」の話し方を常に意識しましょう。そうすることで、「結論→根拠」の順番で自分の言いたいことを考える癖がつき、英語の話し方ができるようになります。
せっかくのアウトプットの機会ですから、こういったことも意識することでより有意義な場にしましょう。
ポイント⑤ シンプル化する
オンライン英会話をしていると、英語で何と言えばいいのか分からない表現が出てくると思います。そんなときは、すぐに諦めるのではなく自分の言える表現に言い換えることを意識しましょう。
例えば「環境は多々変化するため、環境の変化に合わせて自分も変化するべきだ」と言いたいとします。これをそのまま英語にしようとすると、「多々変化する」「環境の変化に合わせて」など、少し表現に困ってしまいませんか?こんなときには、まず自分が英語に直せそうな日本語に変えてしまいましょう。
環境は多々変化するため、環境の変化に合わせて自分も変化するべきだ。⇒環境が変わった時には、私たちも自身を変化させるべきだ。
どうですか?これなら英語に直せそうな気がしませんか?ちなみにこちらを英語にすると以下のようになります。
When environment is changed, we also have to change ourselves.
英語で何と言っていいか分からない時には、まずはシンプルな日本語で言い換えてから英語に直すようにしましょう。
ポイント⑥ 復習する
オンライン英会話は受けたら受けっぱなしという方が多いですが、受講後に復習の時間を設けるかどうかで、レッスンの効果は大きく変わってきます。
ここでは、オンライン英会話の復習方法についてみていきます。
オンライン英会話復習方法
オンライン英会話は以下の手順で復習していきましょう。
① 言いたかったけど言えなかったことを書き出す
② ①で書き出した日本語を、簡単な日本語に直す
③ ②の日本語を英語に直す
大切なのは、②の「①で書き出した日本語を、簡単な日本語に直す」というフェーズです。オンライン英会話で言えなかったということは、自分の英語レベルでは英訳することができないような難しい日本語を考えてしまっていた可能性が非常に高いです。
先程「オンライン英会話中分からない表現は別の表現に言い換える」ということをお伝えしましたが、これはやってみると案外難しいです。復習で言い換えの練習をしっかり行うことで、実践における言い換えの力も身につけることができます。
このようにしっかり復習を行うためには、オンライン英会話の音声をスマホのレコーダーなどで録音しておくことをおすすめします。また、オンライン英会話によっては自動的に録音や録画をしてくれるサービスもあります。
もしそんなに復習に時間をかけられないという方は、最低でも自分の知らなかった表現や単語は記録しておき、時間のあるときに確認するようにしましょう。
講師の方が話す英語はまさに「生の英語」です。コツコツと復習を通してネイティブの表現を学ぶことで、自分の英語力の幅を広げることができますよ。
ポイント⑦ 予習をする
予習をするのも重要なポイントです。レッスンを自分でディレクションできるようにするには、レッスン前にその日に何を学びたいか考え、予習をしておくとさらに効果的となります。
予習の基本ステップは、「学びたい内容の明確化」「質問の準備」「文章の作成」です。予習を通じてレッスンで学ぶ内容に対する理解を深め、実際に使ってみたい表現やフレーズを準備すれば、実践的な学習が可能になります。聞きたいことや話してみたいことを考え、文章を作ってみましょう。
実際のレッスンでは、準備してきた表現やフレーズを使いつつ、「こういうときはこのフレーズでいいの?」「もっとこういうニュアンスをつけるにはどういえばいい?」などの質問ができると学習効率が高まります。
オンライン英会話を続けるコツ
オンライン英会話を続けるためのコツは、習慣化することにあります。毎日同じ時間にレッスンを行うことで、オンライン英会話を日常の一部として取り入れられるようになります。例えば、朝の通勤前や夕食後など、自分のライフスタイルに合った時間を設定しましょう。
オンライン英会話を続けられるかどうかは、本人のモチベーションにも大きく左右されます。すぐに挫折しないためにも、最初はあまり堅苦しく考えずに、気軽に楽しむことが重要です。自分のペースで学び、楽しむことで、長期間継続するモチベーションを保てます。
部屋着のままレッスンを受けられるなど、自分がリラックスできる環境で学べるのがオンライン英会話の良さです。自宅での学習ならではの快適さを最大限に活用しましょう。
習慣化の3ステップを取り入れる
プログリットでは、行動経済学の観点から、学習の習慣化に対して3つのステップを提唱しています。具体的に、以下の三つを繰り返し行うことが求められます。
- トリガー(=行動が生じるきっかけ)
- 行動(=目標とする行動)
- 報酬(=行動によって得られるもの)
「トリガー」とは行動が生じるきっかけで、日常の小さな習慣や特定の場所・時間がこれに該当します。次に「行動」は目標とされる具体的な行為であり、心理的・物理的・知識的な障壁が少ないほど、特定の行動を継続させやすくなります。「報酬」は行動を続ける動機付けとなるもので、直接的かつ多面的な報酬が効果的です。これらのステップを学習に適用することで、習慣化を促進し、より効率的に目標を達成することができます。
この、「習慣化の3ステップ」に関して、この記事では詳しく解説をしております。具体的に3ステップをオンライン英会話をはじめとした英語学習の継続にどう繋げるかを知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
自分に合ったモチベーション維持方法を見つける
学習をルーティンとして定着させるのと並行して、自分に合ったモチベーション維持方法を見つけるのも、オンライン英会話を無理なく続けるコツです。
モチベーション維持のための方法としては、「一緒に学ぶ仲間を作る」「定期的に試験などを受けて効果を確認する」「期限つきの目標を設定する」「自分に合った教材や講師を選ぶ」などがあります。
モチベーション維持の方法は個人によって異なるため、自分に合った方法を見つけることが重要です。自分の学習スタイルや目標、興味などを深く理解し、それに基づいて上記の方法を取り入れるといいでしょう。
オンライン英会話の効果が出ない人の失敗例
モチベーションが続かない理由としてよく挙げられるのが、「効果を実感できないから」です。ここでは、オンライン英会話の失敗例を紹介します。
失敗例① 週1など頻度が低い
よくある失敗例は、週1など頻度が低いケースです。週に1度程度の学習では、前回のレッスンで学んだ内容を忘れてしまう可能性が高く、新しい知識の定着が難しくなります。学習効果そのものが薄くなり、目標に対しての進捗が遅くなってしまうでしょう。
毎日の習慣化が重要である理由は、学習を生活の一部として組み込むことで、自然に学び続けられるからです。週に1度の学習では、こうした生活スタイルが困難で、オンライン英会話自体が特別な活動となってしまいます。
失敗例② 満足のいくレッスンができない
満足のいくレッスンができないのも、よくある失敗例です。レッスンをただ受けるだけでは、自分のニーズや目標に合った学習ができず、納得のいく効果は得られない可能性があります。特に、いまいちピンとこないフリートークだけで終わってしまう場合、学習の目的が曖昧になりがちです。
レッスンに飽きたと感じる場合、基本的な原因として考えられるのが受け身になっていることです。主体的に勉強しないと、オンライン英会話の効果を最大化するのは難しいでしょう。
失敗例③ オンライン英会話だけに頼り過ぎている
オンライン英会話だけに頼り過ぎるのも、効果が出ない人の失敗例としてよく見られます。オンライン英会話は、主にスピーキングとリスニングのスキルを強化するためのものです。しかし、英語力の向上には、読む・書く・単語を覚えるなどの勉強も求められます。
オンライン英会話だけに頼ると、これらのスキルがおろそかになり、バランスの取れた英語力の向上が困難になることがあります。総合的な学習プランを考え、適宜自主学習を取り入れると、バランスの良い英語力が身に付きます。
オンライン英会話の+αの活用法
ここまで、オンライン英会話を効果的なものにするためにおすすめの方法をご紹介してきましたが、ここではオンライン英会話の更なる活用術を2つご紹介させて頂きます。
海外の情報収集
オンライン英会話では、「フリートーク」などのレッスンをうまく利用すると、様々な情報を収集することができます。
例えば、フィリピン出張の前に現地の情報を知りたいのなら、フィリピン人の講師を選んで色々と質問してみましょう。そうすると、現地の風習や文化を知ることができますし、ガイドブックには載っていないレストランなど、現地の人ならではの情報を得ることもできます。
スマホ+カメラオフで電話練習
対面でのコミュニケーションは、表情やジェスチャーなどからある程度相手の意図を汲み取ることができますが、電話ではそういったヒントがありません。そのため、対面では英語でコミュニケーションが取れるのに、電話になるとコミュニケーションが取れなくなるという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
電話で英語が聞き取れないという方におすすめなのが、オンライン英会話をカメラオフにして音声のみで受講するという方法です。オンライン英会話はスマホでも受講可能なので、スマホを利用すると実際に電話をしているかのような感覚で受講することが可能です。
電話対応が苦手だという方は是非試してみてください。
まとめ
この記事では、オンライン英会話を効果的なものにするおすすめの方法をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
オンライン英会話は安価とは言え、せっかく受講するなら「効果なし」で終わらせたくはないですよね。DMM、Native Campなどどれを使うか悩んでいる方も多いかと思いますが、今回ご紹介したような方法を使うことで、何を使っても一定のレッスンの質を保つことができるようになります。
プログリットでは、マンツーマンの英語コーチングであなたの英語学習を徹底的にサポートします。短期間で英語学習を最大化できるため、オンライン英会話のサービス選びに悩んでいる方は、ぜひご検討ください。