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英語が話せるようになるまでの学習期間は?勉強方法や注意点も解説

英語を話せるようになりたくても、具体的な勉強方法や習得までの目安期間がわからないという方は多いでしょう。また、半年後に旅行に行きたい方や海外出張が決まった方、外資系の企業で活躍したい方など、目標によって目指すべき状態も異なります。

理想とする英語力に近づけるためには、まず自分が目指すべき状態を明確にしたうえで、必要な期間とアプローチを理解し、学習を継続することが大切です。

本記事では、まず「英語が話せる」とはどのような状態か明らかにしたうえで、必要な学習期間や能力、勉強方法をご紹介します。遠回りすることなく、着実に英会話力を向上させたい方はぜひ参考にしてみてください。

もくじ

日本人にとっての「英語が話せる」とは

「英語が話せる」といっても、シチュエーションや会話の相手によって必要なレベルは異なります。意思疎通さえできればよい旅行での英会話と、相手の説得などが必要になるビジネス現場での英会話では、求められるレベルに大きな違いがあるでしょう。

ここでは「英語が話せる」という状態について、以下の4つに分けて解説します。

  • 準備していれば話せる
  • 準備なしでもゆっくりなら話せる
  • 準備なしで流暢に話せる
  • ネイティブと同等に話せる

それぞれどのようなレベルなのか確認することで、自分が理想とする状態を具体的にイメージしていきましょう。

準備していれば話せる

英会話の学習を始めて最初にたどり着くのが、突発的な英会話は難しいものの、テーマが決まっており事前に準備できる場合であれば「英語が話せる」という状態です。

例えば、海外旅行の際のホテルやレストランでのやりとりが挙げられます。伝えるべき情報や会話の相手が決まっており、事前に文章を準備できるため、最小限の単語・文法の知識があれば「話せる」という状態になります。

しかし、想定していない質問や突発的に発生する英会話にはついていくのが難しいため、英語の使用シーンはかなり限定されるといえるでしょう。

準備なしでもゆっくりなら話せる

次にたどり着くのが、「準備なしでもゆっくりなら話せる」レベルです。想定していない会話内容であっても、相手に何度か言い直してもらったり、ゆっくりと文章を組み立てる時間を与えてもらえたりすれば、コミュニケーションが成り立つといった状態です。

ビジネスシーンなどにおいても一定の会話はできるものの、相手の英語レベルによっては聞き取りに苦労したり、自分の意図を適切に伝えられず相手にストレスを与えてしまったりする可能性があります。会話相手にペースを合わせてもらう必要があるため、多くの方にとっては十分なレベルといえないでしょう。

どのようなシチュエーション・相手であっても英語でコミュニケーションがとれるようになるには、もう1段階レベルを上げる必要があります。

準備なしで流暢に話せる

「準備なしで流暢に話せる」レベルになれば、なじみのないトピックにおいても内容を理解し、自分の意見や情報をスムーズに相手に伝えられます。非ネイティブである日本人が目指すべき状態だといえるでしょう。

ビジネスでの難易度の高い打ち合わせやプレゼンテーションもこなせるため、日本企業の海外進出が増えるなかで重宝される人材だといえます。TOEICや英検などの資格試験でも好成績を収められるため、就職や転職、昇進にも有利に働くでしょう。

留学経験がなくても、適切なアプローチで学習を重ねれば十分到達可能なレベルです。

ネイティブと同等に話せる

もっともレベルの高い「英語が話せる状態」は、ネイティブと同等に会話できるレベルです。文化的な理解や表現方法、発音などがネイティブレベルに達しており、日本語と同様のコミュニケーションが可能です。

英語学習者としては、「ネイティブレベル」という言葉につい憧れてしまうかもしれません。しかし、英語をコミュニケーションツールとして身につけたいのであれば、必ずしもネイティブレベルにこだわる必要はありません。

英語は世界の共通語として浸透しており、英語話者に占める非ネイティブの人口割合も大きいため、非ネイティブ同士でコミュニケーションをとる機会も多いでしょう。ネイティブレベルにこだわらなくても、正確かつスピーディーに発信・受信できる英会話力が身につけば十分だといえます。

英語が話せるようになるまでの学習期間

英語が話せるようになるまでの学習期間は、一般的に3,000時間前後とされています。

また、アメリカのFOREIGN SERVICE INSTITUTE「Foreign Language Training」によると、英語話者にとって日本語は習得がもっとも難しい言語の1つであり、約2,200時間の学習が必要とされています。日本語話者にとっての英語の習得も同様だとすれば、約2,200時間の学習が必要だといえるでしょう。

以上の情報をもとに、英語の習得には2,000~3,000時間の学習が必要だとしましょう。日本の学校教育では合計1,000時間程度の学習をするのが一般的なため、社会人が英語を身につけるには残り1,000~2,000時間の学習が必要だといえます。英語学習に1日3時間割けるなら、1~2年ほどで習得できる計算です。

「思ったより長くかかりそう」と感じた方もいるかもしれません。しかし、英語は徐々に話せるようになるものであり、「1~2年経つまで使いものにならない」というわけではありません。数ヶ月の学習でもコミュニケーションが成り立つレベルには十分到達可能です。ただ、その際に「学習の習慣化」がカギになります。

英語学習を習慣化させるには

英語学習のあるあるとして、なかなか学習が続かないということが挙げられます。

特に、実力の向上を感じづらい場面や、忙しくてつい学習を忘れてしまうなど。

これらを乗り越えて、学習を習慣化するコツはあるのでしょうか。

習慣化の3ステップを取り入れる

プログリットでは、行動経済学の観点から、学習の習慣化に対して3つのステップを提唱しています。具体的に、以下の三つを繰り返し行うことが求められます。

  • トリガー(=行動が生じるきっかけ)
  • 行動(=目標とする行動)
  • 報酬(=行動によって得られるもの)


「トリガー」とは行動が生じるきっかけで、日常の小さな習慣や特定の場所・時間がこれに該当します。次に「行動」目標とされる具体的な行為であり、心理的・物理的・知識的な障壁が少ないほど、特定の行動を継続させやすくなります。「報酬」行動を続ける動機付けとなるもので、直接的かつ多面的な報酬が効果的です。これらのステップを学習に適用することで、習慣化を促進し、より効率的に目標を達成することができます。

この「習慣化の3ステップ」に関して、この記事では詳しく解説をしております。具体的に3ステップを英語学習の継続にどう繋げるかを知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

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英会話に必要な能力とは

次に、英会話に必要な能力として以下の3点を見ていきましょう。

  • 単語力・文法力
  • リスニング力
  • スピーキング力

それぞれの能力を分解し、具体的な身につけ方をイメージすることが大切です。

単語力・文法力

英語を話すためのベースとなる知識が、単語力と文法力です。英会話はリスニングとスピーキングによって成り立ちますが、単語力と文法力はその双方を下支えするものです。十分な単語力があれば、さまざまなテーマの会話についていけます。また、文法力があれば意図した内容を的確に伝えられます。

多くの人は中学校や高校で英語の基本的な文法を学ぶため、「文法はある程度できる」と考えるかもしれません。しかし、瞬時に文章を理解したり組み立てたりするためには、文法の知識を無意識に使いこなせるレベルにまで高める必要があります。口頭での英作文を繰り返すなど、自分で使うためのトレーニングが必要になります。

また、単語力についても「意味を知っている」だけでは十分ではありません。発音や関連フレーズなど、単語を運用するための知識も求められます。

英会話を身につけるには、無意識に使いこなせるレベルまで単語力・文法力を高めることが大切です。

リスニング力

英会話の習得プロセスを具体化した「英会話の5ステップ」を基にすると、リスニングは大きく「音声知覚」「意味理解」に分けることができます。

5step
英会話のステップ英語の技能内容・特徴
①音声知覚リスニング英語の音声を聞いて、聞こえてきた単語やフレーズを認識する段階
②意味理解リスニング聞こえてきた英語の単語やフレーズ、そして文章の意味を理解する段階

「音声知覚」とは、英語の音声を聞いてキャッチするプロセスです。LとRの聞き分けに代表されるように、日本人の英語学習者にとっては音声知覚がリスニング上の大きなハードルになっています。そして、音声知覚に脳のワーキングメモリを多く割いてしまうため、内容の理解が追いつかなくなるのです。

「意味理解」とは、その名の通り聞き取った音声の意味を理解するプロセスです。例えば「聞き取れなかったけど、文章で読めば理解できた」という場合、「意味理解」のプロセスは問題がなかったと考えられます。

多くの日本人英語学習者にとっては、「音声知覚」を無意識に行えるようトレーニングするのが効果的です。「意味理解」に意識を向けられるようになることで、リスニングの精度が大きく向上するでしょう。

音声知覚のトレーニングとしておすすめなのは、シャドーイングという学習法です。シャドーイングでは、英語の音声を聞きながら少し遅れてマネをしていきます。聞いた直後にマネをすることで英語の発音やリズムが身につきやすく、音声知覚の自動化につながります。

また、シャドーイングについて詳しく知りたいという方もこちらの記事をご参考下さい。

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スピーキング力

先ほどの「英会話の5ステップ」を基にすると、スピーキングは大きく「音声知覚」「意味理解」に分けることができます。

5step
③概念化スピーキング頭の中で何を言おうか考えている段階
④文章化スピーキング自分の気持ちや意思を英語の文章に置き換える段階
⑤音声化スピーキング英語の文章化された自分の気持ちや意思を口に出して音声にする段階

「概念化」は、表現したい内容を頭の中で考えるステップです。日本語話者が英語で話そうとするとき、日本語で文章を完成させてから英語に翻訳しようとしてしまいがちです。しかし、日本語と英語では文章構造が大きく異なるため、日本語からの翻訳では不自然な表現になることが少なくありません。頭の中でイメージした概念をそのまま英語としてアウトプットするためには、日頃からトレーニングを繰り返す必要があります。

「文章化」は、概念化で考えた表現内容を文章に落とし込むプロセスです。文章化をスムーズに行うためには、単語力や文法力が欠かせません。無意識に言葉が浮かんでくるような状態を目指し、瞬間英作文などを繰り返しましょう。

瞬間英作文に関しては、こちらの記事もご覧ください。

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「音声化」は、文章化した英文を発音して相手に伝えるプロセスです。文章化がしっかりできていても、正しい発音で伝えられなければコミュニケーションに支障をきたします。リスニングのパートでご紹介した「シャドーイング」は音声化のトレーニングとしても効果があるので、ぜひ取り入れてみてください。

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上記で紹介した「英会話の5ステップ」についての詳しい解説と段階別の効率的な勉強方法について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

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英語が話せるようになるまでの勉強方法

前述の「英会話に必要な能力」を踏まえ、英語が話せるようになるまでの勉強方法として以下3つのポイントをご紹介します。

  • 基礎を身につける
  • 英語を大量にインプットする
  • アウトプットの機会を増やす

順番に見ていきましょう。

基礎を身につける

英語が話せるようになるためには、単語や文法、発音といった基礎が重要です。

まず、中学生レベルの単語と文法は瞬時に使えるようにしておきましょう。「知っている」だけでなく、動詞であれば過去形や受動態など、さまざまなパターンで使いこなせるレベルにまで高める必要があります。

また、発音は従来の学校教育であまり重要視されてこなかったため、苦手な人が多いかもしれません。しかし、正しい発音で英語を身につけなければ、リスニング・スピーキングの双方に支障をきたします。ネイティブのような発音にこだわりすぎる必要はありませんが、基本的な発音ルールや、単語同士がつながった際の音声変化などを理解し、スムーズに使えるようにしておきましょう。

英語の発音の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

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英語を大量にインプットする

英会話を習得するには、アウトプットよりも先に「英語を大量にインプット」することが重要です。正しい発音や文法のパターンを脳に蓄積することで、英会話の上達スピードが加速するからです。知識のストックがない状態で英会話などの実戦ばかり繰り返しても、効果的な学習にはなりにくいでしょう。

英語を大量にインプットする際におすすめなのが、前述のシャドーイングです。ネイティブスピーカーの発した英語音声をマネすることで、英語の発音やリズムが自然に身につきます。また、英語を聞き取りながら内容を把握していくため、英語の語順で理解するトレーニングになるのも大きなメリットです。

シャドーイングを繰り返すことで、英語の単語・文法・発音に関する理解が深まり、使える知識としてストックされていきます。英語を話せるようになりたいなら、まずはシャドーイングなどを通して英語を大量にインプットしましょう。

シャドーイングの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

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アウトプットの機会を増やす

英語のインプットを続けることで、音声知覚を無意識に処理できるようになり、文章化や音声化も徐々にスムーズになっていきます。その段階でアウトプットの機会を増やせば、目標とする「英語が話せる」状態に効率よく近づけるでしょう。

英語を話せるようになるまでには、以下3つのステップが必要です。

  1. 知識データベースの構築
  2. 一方通行コミュニケーション
  3. 双方向コミュニケーション

まずは単語や文法、例文などの基礎知識をインプットします。どれだけコミュニケーションの機会を増やしても、単語や文法の知識が十分でなければスムーズなやりとりは難しいままです。知識データベースをしっかり蓄積していきましょう。

知識データベースができてきたら、口頭英作文や1分間スピーチなど、自身で完結する「一方通行」のコミュニケーションで学習を重ねましょう。培った知識の運用に集中できるため、使えるレベルまで効率的に高められます。

瞬間英作文(口頭英作文)の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

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一方通行コミュニケーションがスムーズに行えるようになったら、会話相手を設けた「双方向コミュニケーション」に取り組みましょう。普段英語を話す機会がない方でも、オンライン英会話などを利用すればコミュニケーションの機会は作れます。

上記の3ステップを踏むことで、着実かつ効率的に「英語が話せる状態」に近づけます。

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英会話を身につけるうえでの注意点

最後に、英会話を身につけるうえでの注意点として以下4つのポイントをご紹介します。

  • 目標を明確にする
  • いきなりアウトプットしない
  • 無理な学習計画を立てない
  • モチベーションに頼りすぎない

順番に見ていきましょう。

目標を明確にする

英語が話せるようになるといっても、目標とするレベルは人によって異なります。漠然とした目標だけでは日々の学習内容が定まらないうえ、モチベーションも上がりにくいでしょう。

着実に英会話を習得するため、具体的かつ実行可能な目標を掲げましょう。いつまでにどのようなコミュニケーションをとれるようになりたいのか、明確にイメージすることが大切です。例えば、「6ヶ月後の海外旅行に必要なやり取りを身につける」「1年後に海外での商談を1人で行えるようになる」などが考えられます。

理想の状態や習得までの期間を明確にすることで、今やるべきことが見えてくるはずです。

いきなりアウトプットしない

基礎ができていない状態でアウトプットに集中しても、非効率な学習になってしまう可能性があります。単語・文法といった基礎知識や、英語の発音・リズムが身についていない状態でアウトプットを始めると、不自然なクセがつくかもしれません。また、知識データベースが十分構築されていないため、単語や文法の確認に時間がかかりすぎるでしょう。

まずは英語を大量にインプットすることに焦点を当てましょう。前述のシャドーイングを繰り返すことで英語のパターンを脳内に蓄積していけば、アウトプットを始めた際に飛躍的に英語力が伸びていくはずです。

無理な学習計画を立てない

無理な学習計画を立てないことも、英会話を身につけるうえでは重要です。教材や広告によっては「3ヶ月でペラペラになる」「聞くだけで英語が話せるようになる」などと宣伝しているものもあるため、つい高い目標を立ててしまいがちです。

しかし本記事で紹介している通り、英語の習得はステップを踏みながら時間をかけて進めるべきものです。英語学習のモチベーションが高いのはよいことですが、目標が高すぎたり日々のノルマが大きすぎたりすれば、挫折の原因になりかねません。

現在地を把握したうえで無理のない学習計画を立て、日々取り組んでいくことが重要です。学習計画の立て方や進捗管理に不安がある場合は、英語コーチングを利用してプロにサポートしてもらうのも1つの手です。

モチベーションに頼りすぎない

英語学習を始めた当初はモチベーションが高いものの、徐々に低下し、いずれ学習をやめてしまうというケースは少なくありません。そのため、モチベーションに頼りすぎない仕組みを作っておくことが大切です。洗顔や歯磨きと同じように、日々の英語学習を生活の一部として組み込めば、モチベーションに左右されることなく英語学習を続けられます。

具体的には、通勤・通学の際に必ず英語の音声を聞いてインプットしたり、就寝前に英語の単語帳を必ず開くようにしたりといった習慣づくりが挙げられます。無意識に取り組むようになれば、モチベーションに関係なく毎日英語に触れられるようになるでしょう。

英語を話せるようになるまでの学習期間・勉強方法まとめ

本記事では、「英語が話せる」とはどのような状態か明らかにしたうえで、必要な学習期間や能力、勉強方法をご紹介しました。

いきなりアウトプットに集中するのではなく、知識データベースをしっかりと築くため、まずは基礎を身につけたうえで英語を大量にインプットすることが大切です。英語の音声や文法のパターンが脳内に蓄積されることで、アウトプットによる学習効果が大きく高まります。

英語学習を始めたばかりの方や、少し伸び悩みを感じている方は、本当に英語が話せるようになるのかと不安を感じるかもしれません。また、どの程度の学習期間がかかるのか目安がわからないという方もいるでしょう。効率的かつ着実に英語を身につけたいなら、語学学習のプロによるコーチングがおすすめです。プログリットでは、自分に合った勉強方法の選定や学習計画の作成、定期的な成果チェックなど、学習の習慣化や効率化につながるサポートが受けられます。

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Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。
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