「VERSANTのスコアを他の資格に換算したい」
「VERSANTで○点だったんだけど、私の英語力はどれくらいなのか知りたい」
「VERSANTの対策法を知りたい」
VERSANTを受験している方で、スコアに関してこのような疑問や悩みを抱えている方はいませんか?
VERSANTは、ビジネスシーンにおける実践的な英語力を測定できるテストとして近年注目を集めているテストですが、まだまだ認知度が高いとは言えず、VERSANTに関する情報を数多く入手するのは簡単ではありません。
本記事では、VERSANTのスコア別の英語力の目安、他の指標や資格試験との換算、VERSANTのスコア別対策法について詳しく説明します。
読み終わる頃には、自分の英語力が具体的にイメージできるとともに、スコアアップに向けて何をすべきか明確になるでしょう。
VERSANT受験に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
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「どうしても1人で英語の勉強を続けていくのは難しい」
「3ヶ月後に迫っている海外赴任までに、英語力を高めなければならない」
多忙な社会人にとって、長期間コツコツと英語の学習を進めることは容易なことではないでしょう。
このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、英語コーチングのプログリットです。
VERSANTとは?
VERSANTとは英Pearson社が開発し、日本では日本経済新聞社(以下日経)が提供している英語テストです。
ビジネスシーンでの実践的な英語力を測定できるテストとして、日本たばこ産業(JT)やクラレなどの多くのグローバル企業や、アメリカ国防総省などさまざまな法人で活用されています。
VERSANTについては、下記のようにいくつか種類がありますが、本記事ではスピーキングテストについて紹介します。
- VERSANT English Speaking Test
- VERSANT English Writing Test
- VERSANT English Placement Test
VERSANTスピーキングテストとは?
VERSANTスピーキングテストは、英語をリアルタイムで理解し瞬時に返答するという、実践的なビジネス英会話の力を測定するためのテストです。
そのため、TOEICなどの他のテストのようにペーパーテストが行われるわけではなく、試験はすべて口頭で行われます。
また、オンライン完結で受験できるのも、VERSANTスピーキングテストの特徴です。
試験は24時間365日好きなタイミングでスマホやパソコンから受験可能です。
試験時間自体も約17分と短く、試験終了から5分程度で結果もわかるため、他のテストに比べて手軽に受験できます。
VERSANTスコアの要素
VERSANTの点数は、下記の4つのサブスコアでそれぞれ20点から80点の間で付けられています。
- 文章構文
- 語彙
- 流暢さ
- 発音
サブスコアもそれぞれ20点から80点の点数が付けられ、その平均が総合スコアになるという仕組みです。
サブスコアが示す意味については、VERSANTスコアレポートによると、以下のように説明されています。
文章構文 | 文章構文は、発言を把握し、それを逐語的に発話する能力です。構文力や文章内における適切な単語、句、および節の使用の習熟度によりスコアが判定されます。 |
語彙 | 語彙力とは、構文中の日常的かつ一般的な単語を理解し、自在に表現する能力です。日常的な単語の形式と意味の理解、また関連する発言におけるそれらの用法の熟達度によりスコアが判定されます。 |
流暢さ | 流暢さは、文章の組み立て、読み、反復の際のリズム、区切りおよびタイミングの取り方の能力のことです。 |
発音 | 発音は、文脈においてネイティブ同様に子音や母音を発音し、強勢を置くことのできる能力です。日常単語の音韻構造の知識によりスコアが判定されます。 |
VERSANTのスコアで見る英語力
続いて、下記の6つのスコアのレンジごとにどれほどの英語力があるのか目安を説明します。
- 20〜35点
- 36〜45点
- 47〜57点
- 58〜68点
- 69〜78点
- 79〜80点
点数ごとの大まかな英語力の目安を知っておくことで、現在の自分の英語力が分かるだけなく、目指すべきスコアが具体的にイメージできるようになるでしょう。
20〜35点
VERSANT公式サイトによると、VERSANT20〜30点の英語力の目安は下記のとおりです。
VERSANTスコア | 英語力の目安 |
20〜25点 | 限られているが定型表現を使うことができ、ゆっくり、はっきりと話されれば、いくつかの基本的な単語やフレーズを理解できる。 |
25〜35点 | 基本的な単語やフレーズを使って個人的な情報を交換でき、相手からゆっくり、はっきりと話されれば、簡単な会話をすることができる。 |
VERSANT 20〜35点は、話せたり聞いたりできる会話は短く、単語をつなげただけの会話内容になってしまいます。
発音もカタカナ英語になってしまいがちです。
特に25点以下の場合は、英語の基礎力が不足しています。
英語の基本的な知識や語彙力がないため、英語でのコミュニケーションはほとんどできない状態です。
36〜45点
VERSANT公式サイトによると、VERSANT36〜46点の英語力の目安は下記のとおりです。
VERSANTスコア | 英語力の目安 |
36〜46点 | 日常的な話題や個人的に興味のある分野について、簡単な単語やフレーズを使って短い文章を話すことができる。 |
このレベルは英語初級〜中級レベルです。
20〜35点レベルと比較すると、表現の幅が増えるものの言い直しが多く、英語の発音も完全に習得できていない状態です。
47〜57点
VERSANT公式サイトでは、VERSANT47〜57点の英語力の目安は下記のように定義されています。
VERSANTスコア | 英語力の目安 |
47〜57点 | 日常的な話題について話し合い、長い文章で基本的な理由や意見を述べることができる。 |
VERSANT47〜57点は英語の基礎が身についており、途切れることがありつつも、支障なく英語でコミュニケーションが図れるレベルです。
英語を使って仕事をしたい人や海外赴任・海外駐在を目指している人は47〜57点を目指してください。
58〜68点
VERSANT公式サイトでは、VERSANT58〜68点の英語力の目安は下記のように定義されています。
VERSANTスコア | 英語力の目安 |
58〜68点 | 具体的であれ、抽象的であれ広範囲な話題について詳細な情報と説明を加え、ある程度流暢に話すことができる。 |
VERSANT58〜68点は、ネイティブと議論ができるレベルです。
これくらいのスコアがあれば、あらゆる英語を使った業務を問題なくこなせるでしょう。
多少文法の間違いがあっても、自分の気持ちや考えをほぼ正確に伝えることができるとともに、発音やイントネーションもネイティブに近いレベルで再現できます。
69〜78点
VERSANT公式サイトによると、VERSANT69〜78点の英語力の目安は下記のとおりです。
VERSANTスコア | 英語力 |
69〜78点 | 個人的、専門的、学問的な幅広い話題について、言語学的に複雑な言語を用いて流暢に話すことができる。 |
VERSANT69〜78点は、複雑な交渉もものともしないレベルです。
このレベルは、ビジネス英語における難しい事柄や専門的な知識が必要なトピックであっても理解でき、自分の意見を表現できます。
日本人が独学で到達するには難しいスコアです。
69点以上を獲得すると、英語を流暢に話せる人材としてビジネスシーンで重宝されるでしょう。
79〜80点
VERSANT公式サイトによると、VERSANT79〜80点の英語力の目安は下記のとおりです。
VERSANTスコア | 英語力 |
79〜80点 | ほとんどの状況や複雑なトピックについて、自発的に、流暢かつ正確に話すことができる。 |
VERSANT79〜80点は、ネイティブスピーカーが自然に話す速度でも問題なく理解できるとともに、自身もネイティブスピーカーと同じくらいのスピードで英語を話すことができるレベルです。
また、微妙な意味合いであっても正確、かつ自然に伝達できるので英語コミュニケーションで困ることはないでしょう。
ネイティブレベルの英語力があると言っても過言ではありません。
英語学習が必要だと分かっていても、仕事の忙しさや独学の難しさで、続かない経験はありませんか?
そんな悩みを抱えている社会人の方に、おすすめしたいのがプログリットのビジネス英会話コースです。
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毎日の学習で直面する悩みもコンサルタントと共に解決して、効率的に英語力を身に付けましょう。
他の指標や資格試験と比較したVERSANTスコアのレベルの目安
前章では、VERSANTスコアの英語力の目安について説明しましたが、まだ具体的にイメージできない人もいるかもしれません。
あるいは、VERSANTのスコアを元に他の資格試験でどれくらいのレベルなのか知りたい人もいるでしょう。
本章では、VERSANTのスコアを下記の指標や資格試験に換算して説明します。
- CEFR
- GSE
- TOEIC
- IELTS
- TOEFL
- 英検
自分の英語力がどれくらいであるのか、さらに具体的にイメージしたい方はぜひ参考にしてください。
CEFR
CEFR(セファール)とは、”Common European Framework of Reference of Languages”の頭文字を取った言葉で「ヨーロッパ言語共通参照枠」という意味です。
英語を筆頭に外国語の習熟度や運用能力を同一の基準で評価する国際基準で、ヨーロッパの国々を中心に世界中で活用されています。
外国語の能力を測るための試験であると勘違いされることが多いですが、試験ではなく「指標」です。
下記の6つのレベルに分かれており、A1が基礎レベルでC2が最も高いレベルです。
- A1
- A2
- B1
- B2
- C1
- C2
VERSANTのスコアをCEFRに当てはめると、下表のようになります。
VERSANTスコア | CEFR |
79〜80点 | C2 |
69〜78点 | C1 |
63〜68点 | B2+ |
58〜62点 | B2 |
53〜57点 | B1+ |
47〜52点 | B1 |
41〜46点 | A2+ |
36〜40点 | A2 |
26〜35点 | A1 |
20〜25点 | A1- |
GSE
GSEとは”Global Scale of English”の頭文字を取ったもので、VERSANTを開発した世界最大規模の教育サービス会社であるPearson社が生み出した指標のことです。
GSEでは、スピーキング・リーディング・リスニング・ライティングの4技能をそれぞれ10〜90点のスコアで換算されます。
下記の表はVERSANTのスコアをGSEのスコアに換算したものです。
VERSANTスコア | GSEのスコア |
79〜80点 | 85〜90点 |
69〜78点 | 76〜84点 |
63〜68点 | 67〜75点 |
58〜62点 | 59〜66点 |
53〜57点 | 51〜58点 |
47〜52点 | 43〜50点 |
41〜46点 | 36〜42点 |
36〜40点 | 30〜35点 |
26〜35点 | 22〜29点 |
20〜25点 | 10〜21点 |
TOEIC
下記の表は、VERSANTのスコアをTOEICのスコア(L&R テスト)に換算したものです。
VERSANTスコア | TOEICスコア |
79〜80点 | – |
69〜78点 | 945〜990点 |
58〜68点 | 785〜940点 |
47〜57点 | 550〜780点 |
36〜46点 | 225〜545点 |
20〜35点 | 10〜220点 |
しかし、TOEICとVERSANTでは測定する技能が異なることから、上記の換算表はあくまで「目安」として捉えてください。つまり、VERSANTで60点取れたからと言って、必ずしもTOEIC L&R TESTで785点以上取得できるわけではないということです。
転職や昇進のために高いスコアが必要な方にとって、その目標スコアをどう達成するかは大きな課題です。
今の実力ではどれだけの努力が必要なのか、不安を抱えていませんか?
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IELTS
IELTS(アイエルツ)とは、海外の大学・大学院への入学や海外移住の際に英語力を証明するために活用される英語試験です。
英語の4技能を測定し、それぞれのセクションでのスコアが1〜9の0.5点刻みのバンドで算出されます。
各技能は独立して評価され、4技能のバンドスコアが平均化されたものがオーバーオールスコアとなります。
下記の表は、VERSANTのスコアをIELTSのオーバーオールスコアに換算したものです。
VERSANTスコア | IELTSオーバーオールスコア |
79〜80点 | 8.5〜9.0 |
69〜78点 | 7.0〜8.0 |
58〜68点 | 5.5〜6.5 |
47〜57点 | 4.0〜5.0 |
36〜46点 | – |
20〜35点 | – |
IELTSについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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TOEFL
TOEFLもIELTSと同様に、海外の大学や大学院への入学の際に英語力を証明する際に活用される英語試験です。
リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングと英語4技能が総合的に評価されます。
TOEFLはiBTテストとITPテストの2種類に分かれますが、前者は個人受験用で後者は団体受験用です。
また、スコアの算出方法も下記のように異なります。
iBTテスト | ITPテスト | |
スコア | 各セクション:0〜30点総合スコア:0〜120点 | 【Level1】各セクション:31〜68点総合スコア:310〜677点【Level2】各セクション:20〜50点総合スコア:200〜500点 |
全受験者の95%がiBTテストを受験することから、TOEFLテスト=iBTテストとして認識されています。
下記の表は、VERSANTのスコアをTOEFL iBTテストのスコアに換算したものです。
VERSANTスコア | TOEFL iBTテストスコア |
79〜80点 | |
69〜78点 | 95〜120点 |
58〜68点 | 72〜94点 |
47〜57点 | 42〜71点 |
36〜46点 | |
20〜35点 |
TOEFLの点数の目安や、iBTテストのスコア基準についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
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英検
英検(実用英語技能検定)は、日本で広く実施されている英語試験です。
下記の7つの級に分かれており、英語の4技能をバランスよく測定します。
- 1級
- 準1級
- 2級
- 準2級
- 3級
- 4級
- 5級
下記の表は、VERSANTのスコアを英検の級に換算したものです。
VERSANTスコア | 英検の級 |
79〜80点 | – |
69〜78点 | 1級 |
58〜68点 | 準1級 |
47〜57点 | 2級 |
36〜46点 | 準2級 |
20〜35点 | 3〜5級 |
日本人のVERSANTの平均スコアは?
日経の調査によると、日本人のVERSANT平均スコアは38点となっています。
これを先ほどのVEFRの枠組みに当てはめると、A2レベルになります。
このレベル帯の人の英語力が話すことができる内容としては、以下のようなものが挙げられます。
- 自宅に誰かを招いたり、友達や同僚の家を訪れたりする。
- バケーションの計画を話し合ったり、友達や同僚のその体験を話したりする。
- よく知っていることをテーマにした会合に出席するなど職場で基本的な会話をする。
- ゲストを歓迎したり、ネットワークイベントに出席したりするなど、ビジネス上の社交をする。
- 自分の専門分野での基本的なビジネスの提案を理解し作成する。
日本人の中にはスピーキングが苦手な人が多いので、TOEICなど他の英語試験に比べVERSANTの平均スコアは低くなっています。
ビジネスシーンで使える英語力は?
海外駐在など、英語をビジネスシーンで使うために必要な英語力は最低でもB1レベル、VERSANTでは47点以上が目安とされています。
このレベルの人が英語で話せる内容としては、下記のようなものが挙げられます。
- 私的、または職業上での将来の夢や希望について話し合う。
- 就職の面接をアレンジして、自分の専門分野での仕事の面接を受ける。
- 分からない点を教えてくれる人がいれば、自分の専門分野での交渉に参加する。
- 職場の安全に対して話し合い、ケガの報告をし、規則や規定を説明する。
- 礼儀正しい行為を話し合い、無礼な行動に対して適切に対応する。
つまり、リスニングでは自分の馴染みのあるトピックであれば会話の主要な内容を理解することができ、スピーキングでは自分の専門分野についてある程度自信を持って話すことができるということです。
ビジネスシーンで英語を使えるようになりたいと考えている人は、まずはVERSANT47点を目標とするのが良いでしょう。
また、ビジネスで英語を使って十分に意思疎通が図れるようになるためにはVERSANT58点以上が目安になってきます。
英語力に自信がある方は、58点以上を目指して勉強してみましょう!
VERSANTのスコアが低い人必見!VERSANTスコア別対策法
次に、現在のVERSANTのスコアに応じた適切な勉強法をご紹介します。
現状の英語レベルや課題に照らし合わせながらご覧になってください。
VERSANTスコア別対策法:20〜30点
VERSANTスコアが30点以下の方は、基礎的な英語力が不足している可能性が高いです。
ビジネス英語を身につけたいからと特別な対策をするのではなく、まずは中学校や高校で習ったような基本的な文法や単語の復習を行いましょう。
特にVERSANTでは、難易度の高い文法の知識や語彙を問われることは少なく、中学レベルの文法知識をいかに駆使してスムーズに回答するかということが得点の鍵になってきます。
基本の部分をおろそかにせず、しっかりと復習するようにしましょう。
中学文法や単語を復習する際には、以下のようなテキストがおすすめです。
VERSANTスコア別対策法:30〜40点
この点数帯が、日本人の平均レベルとなっています。
VERSANTスコアが30点台の人は、基礎的な英語の知識はあっても、流暢に英語を話す力はまだないといったレベルです。
実践的なリスニング教材やスピーキング教材を中心に学習し、会話力をつけていくようにしましょう。
中でも、30点台の人が身につけるべき力は、「実践的なリスニング力」です。
実際の会話でも相手の言っていることが分からなければ会話にならないように、VERSANTでも問題文を正確に聞き取るリスニング力は、スピーキング力以上に重要になってきます。
そこで、リスニング力をアップさせるためにおすすめのトレーニングが「シャドーイング」です。
シャドーイングとは、英語の動画や音声をスクリプトを見ずに聞きながら、流れてくる音声を2〜3語遅れてそっくりそのまま影のように復唱していくトレーニングです。
音声をできるだけ真似て復唱することで、ネイティブスピーカー特有の音の変化を聞き取れるようになり、リスニング力がアップします。
VERSANTで点数アップを目指す場合、ぜひ取り組んでいただきたいトレーニングです。
シャドーイングのやり方や継続のコツについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてお読みください。
VERSANTスコア別対策法:40〜46点
VERSANTスコアが45点前後の人は、日本人としては平均以上の英語力を持っていますが、実践的な場面で英語を使うには課題を抱えていることが多いです。
特に、「スピーキングの応答の遅さ」という問題があります。
英語を口に出してアウトプットする訓練を積んでいないため、時間をかければ言いたいことが言えるけれども、とっさに応答することはできないという状態です。
これを解消するためには、「瞬間英作文」というトレーニングをおすすめします。
瞬間英作文とは、簡単な日本語を瞬間的に英語に訳していく勉強法です。
例えば、「彼にはいとこが何人いますか?」や「今、東京は何時なの?」といったごくごくシンプルな日本語を、ひたすら素早く英語に直していきます。
これにより、頭で考えた内容を英語にするスピードがどんどん上がっていき、スピーキングの際もテンポの良い応答ができるようになります。
VERSANTではいかにテンポよく回答ができるかという点も採点基準に含まれているので、考えたことを英語に直すスピードを上げていく効果がある瞬間英作文は、非常に有効な対策になります。
英語がスムーズに口から出てこないと感じている方は、ぜひ試してみましょう。
瞬間英作文を使った正しいトレーニング法について詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
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VERSANTスコア別対策法:47〜57点
VERSANT47点以上のスコアを取得できる人は、基礎的な英語の実力は十分にあるといえます。
海外出張や海外赴任の場面でも、ネイティブスピーカーに対してある程度の意思疎通ができるでしょう。
さらなるレベルアップのためには、ビジネスシーンで使われる英語を学ぶことが重要です。
基本的な会話に加え、時事的な内容や自分の仕事内容についてなど、少し複雑な内容について論理的に話すトレーニングをしましょう。
具体的には、ニュースや講演を聞いて内容をまとめてみることがおすすめです。
ニュースや講演は論理構成がしっかりとしているため、理路整然とした話をする際に非常に参考になります。
また語彙の面でも、ニュースに使われている単語を覚えることで、経済用語などビジネスシーンで使われる語彙力を身に付けることができます。
普段から英語のニュースを聞くようにする、先ほど紹介したシャドーイングの教材をTED Talksなどの講演にしてみるなどの方法で、ビジネス英語力をつけていくようにしましょう。
VERSANTスコア別対策法:58点以上
このレベル帯の人は、すでにかなり高いレベルの英語力を持っているといえます。
英語で仕事をするといった場合も、問題なく対応できるでしょう。
さらなるレベルアップを目指す場合、より幅広い分野のテーマについて抽象的な議論をできるようになるのが目標になります。
英語のニュースや討論番組を視聴し、幅広いテーマについてネイティブスピーカーの話す英語を勉強するようにしましょう。
また、場面に応じた語彙の使い分けも、このレベル帯の人にとっての課題です。
ビジネスシーン、カジュアルな日常会話など状況や話す相手に応じて、適切な語彙や言い回しを選ぶことができるようになりましょう。
いずれにせよVERSANT58点以上の人にとっては、ネイティブスピーカーの話す自然な英語に多く触れることが、一番の勉強になります。
テレビ番組、講演、日常会話など様々な場面で、生きた英語に触れるようにしましょう。
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Versantの勉強法に関しては、こちらの記事でも詳しく解説しておりますのでご確認くださいませ。
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VERSANTのスコアのレンジは20〜80点と小さく、一見スコアを上げるのが難しくないように思われますが決してそのようなことはありません。
それは、VERSANTのテストでは、下記の4つの技能それぞれの平均点が総合点として算出されるからです。
- 文章構文
- 語彙
- 流暢さ
- 発音
言い換えると、これらの技能をそれぞれバランスよく育成する必要があるため、わずか1点のスコアを上げるだけでも時間と労力がかかります。
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英語コーチングについて、詳しく知りたい方は以下の記事もご参考下さい。
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事例②背水の陣で挑んだ英語学習、僕が努力して手に入れたもの。(プログリットの英語コーチングを受講したことで、VERSANTのスコアを40点から54点まで大幅UP!)
業務で英語でのコミュニケーションを取ることが必要であったため、受講を決意しました。 それまでにもオンライン英会話やさまざまな英語学習法に取り組んできたのですが、挫折してばかりでした。 プログリットには、藁にもすがる思いで申し込んだのを覚えています。 受講期間中は何度も「辞めたい」と思うほど辛かったですが、コンサルタントの八木橋さんが徹底的にサポートしながら伴走してくださったおかげで完遂できました。 厳しく叱られたこともありましたが、この経験がきっかけで英語学習に更に本気で向き合えるようになったので今では本当に感謝しています。 最終的にはVERSANTで54点を取れました。来年は69点を取得できるように更に頑張りたいです。 (志和 孝洋氏)
患者さんとの対話のために短期集中の英語学習を決意。(プログリットの3ヶ月の英語コーチングを受講してVERSANTのスコアが31点→46点にUP!)
外国人の患者さんが受診されたときに、英語でコミュニケーションが取れなかったことをきっかけに受講を決意しました。 「留学に相当するほどの勉強量を集中して行い、留学に行かずともそれに相応する英語力が身に付く」と聞いたので、プログリットを選びました。 コンサルタントの相性診断で、私の性格の傾向に合うコンサルタントを紹介してくださったのですが、本当に私にピッタリのコンサルタントだったので良かったです。 適宜軌道修正しながら、必要に応じて励まして目標を再確認してくださり、私にとってコンサルタントの管生さんは本当になくてはならない存在でした。 最終的にはVERSANTのスコアが飛躍的に伸びたとともに、外国人の患者さんを目の前にしても堂々と英語でコミュニケーションを取れるようになったので受講してよかったと思っています。(R.I. 氏)
VERSANTのスコアに関するFAQ
最後に、VERSANTのスコアに関するよくある質問と回答を紹介します。
Q. VERSANTのスコアはなぜ20〜80点なのですか?
VERSANTのスコアは「正規分布」という統計学上の考え方が用いられていることから、スコアの範囲が20〜80点となっています。
たとえば、英語を全く話せない人は、お金と時間を使ってまでVERSANTを受験しません。
また、ネイティブレベルのスピーキング力を有する人であっても、受験時の体調などによってスコアに変動があります。
そのため、概念としては0〜100点満点ではあるものの、受験者の中で0〜20点の人と、81〜100点の人がとても少ないことから20〜80点でスコアが算出されているのです。
Q. VERSANTのスコアはどのような場面で活用できますか?
VERSANTのスコアは、下記のような場面で活用できます。
- 就職・転職活動時の英語力の証明
- 外資系など実践的な英語力が求められる企業への就職・転職
- 海外赴任者や海外駐在者などの社内選考
- 海外企業への就職
- グローバル企業での昇進
これまでは「TOEIC L&Rのスコア=ビジネスマンの英語力」と認識されてきましたが、TOEICL&Rテストにはスピーキングがないため、高スコアを取得しているにも関わらず英語が話せないビジネスマンは少なくありませんでした。
このような背景から、近年VERSANTとTOEIC L&Rテストを併用したり、社内の英語研修の効果測定にVERSANTを活用したりする企業が増えています。
VERSANTは、キャリアアップやキャリアチェンジを狙うビジネスマンに必要なテストです。
Q. 海外赴任や外資系企業への就職・転職に必要なVERSANTのスコアはどれくらいですか?
海外赴任や外資系企業への就職・転職に必要なVERSANTスコアは53〜57点です。
これはCEFRの指標でB1+のレベルに該当し、「英語でビジネスができる中上級者」に該当します。
Q. VERSANTのスコアはどうやって確認すればいいですか?
VERSANTのスコアについては、アプリで受験された場合、アプリ内で確認できます。
“Test Status”をタップして、受験番号(TIN)を入力してみましょう。
また、下記のブラウザから確認することも可能です。
VERSANTのスコアの目安を把握して高得点を目指そう!
この記事では、VERSANTスコアを見る際の目安や日本人の平均スコア、スコアに応じた勉強法などもお伝えしました。
日本人の平均スコアが38点なのに対し、英語をビジネスシーンで使うためには最低でも45点ほどの英語力が必要です。
これからVERSANTを受験される方は、ぜひこの記事を参考にしながら目標スコアを決めて勉強してみてください。
VERSANTのスコアについてさらに詳しく知りたい方、あるいは一人でVERSANTの対策を行うことが難しいと感じている方はぜひプログリットまでお問い合わせください。
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