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英語の前置詞はイメージで覚える!イメージ図付きで覚え方、使い方を解説!

英語の前置詞の使い方や意味の覚え方に悩んだことはありませんか?前置詞は種類が多く、その使い方や覚え方が分からず行き詰まる方は多いです。そんな方は是非イメージで覚えてみてください。今回は、最頻出の9種類の前置詞について、イメージ図や例文を用いて解説していきます。

もくじ

英語の前置詞はイメージ図で覚えて使い分ける?

突然ですが、皆さんに問題です。「A coffee cup is on the table.」は「コーヒーカップがテーブルの上にある」ですが、「The picture is on the wall.」は何と訳すでしょうか?

「on」=「〜の上」の覚え方をしてしまっている人は、この問題に正解することはできません。

英語の前置詞は、物事の状況・状態を言い表す上で必須の要素ですが、種類が多く使い分け方が難しいので、英語学習初心者の方はその覚え方が分からず悩みがちです。前置詞の使い方は、イメージ図と一緒に覚える覚え方が1番です。この記事では、絶対に覚えておきたい基本の前置詞9種類の意味や使い方について、イメージ図や例文を用いて詳しく解説していきます。

そもそも英語の前置詞とは?

英語の前置詞とは、名詞または名詞相当句の前において、その後に続く名詞と文の関係性を表す言葉です。覚え方は、「名詞の前に置くから前置詞」と覚えましょう。まずは、文中での前置詞の使い方をいくつか例文でみてみましょう。

He likes playing with his friends.
Anna lives in this town for three years.
Mr. Smith goes to his office by train.

基本の前置詞とは?イメージ図で覚える意味と使い方

英語の最頻出前置詞は、「at, by, for, from, in, of, on, to, with」の9種類です。前置詞の意味の覚え方のコツは、意味をイメージで理解すること。9種類の前置詞それぞれの意味と使い方を覚えるために、全種類イメージ図を使ってみていきましょう。

ある一点を表す「at」

「at」は、空間におけるある一点「〜において」や、時間・時刻におけるある一点「何時に」を表します。その他、目標や原因、状態なども意味します。

側にを表す「by」

「by」の基本イメージは「〜のそばに」です。そこから派生して、交通・通信の手段や程度、完了の期限なども表します。

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「〜に向かって」を表す「for」

「for」 は「〜に向かって」という目標点に向かうイメージです。のちほど登場する「to」との使い分けに注意です。

起点を表す「from」

「〜から」のように、場所や時間の出発点・起点を表します。目的を起点としてそこから離れていくイメージです。

空間を表す「in」

物体が何かの「中」に入っているイメージです。場所・時間などの他、「〜の状態にある」「〜の性質である」というように状況や状態も意味します。

分離・起源を表す「of」

「of」は、何かが別のものから分かれる、何かを取り出すというイメージです。さらに、その分かれる元(起源)も意味します。他に、材料・原料、原因、所有・帰属の意味も持ちます。

接触を表す「on」

「on」は、「面に触れている」状態を表します。よく「〜の上」と考えられることが多いですが、上のイメージ図のように、例えば部屋の壁や天井であっても「on」と言います。接触のイメージから、空間・時間の近接を表します。

到達点を表す「to」

「to」は、「ある地点から別の地点に移動して到達する」というイメージです。先程登場した「for」は「目的地に向かってはいるが到着していない」というイメージです。

同伴・付加を表す「with」

「あるものが別のものと一緒にある状態」を意味します。誰かと共にいることや、ものを携帯・所有していること、派生して、原因・手段・状況・関係を表します。

例文で見る、基本の前置詞

上で紹介した前置詞9種類の使い方を、改めて例文と共に表にまとめました。例文で前置詞の使い分けについて学びましょう。

前置詞例文意味・使い方
atHe was standing at the corner.
Look at this picture.
空間・場所の一点
School is over at 3:00 today.時間の一点
byThe hotel stands by the sea.〜のそばに
I go to school by bus.〜によって
forLet me check this for you.〜のために
Columbus sailed for India.方向・行き先
fromThe family came from the US.出所・起源・由来
Flour is made from wheat.原料
inLet’s see the present in the box.〜の中に
She looks beautiful because she is in love.状態・状況
ofThe man robbed me of my bag.分離
The dressing is made of oil and vinegar.原料
He died of the cholera.原因
onThe picture is on the wall.接触
I always go to church on Sunday.日時
toI go to the park.到達点
She tore the letter to pieces.結果
withI’ll come with you.同伴・付加
Look at the lady with long hair.特性・所有

次からは、基本の前置詞9種類の使い分け方を、例文とイメージ図を使って意味別に解説していきます。

イメージ図でみる前置詞の使い分け方①時間・時刻を表す前置詞とは?

時間を表す代表的な前置詞には「at, on, in, by, from, for」があります。「at」は「とある時点」、「on」は「限定的な日にち」、「in」は「広範囲な時間」、「by」は「期限」、「from」は「時間の起点」、「for」は「期間」といった使い分け方があります。それぞれイメージ図と例文を使ってみていきましょう。

「at, on, in」のイメージ

「at, on, in」は時間的な範囲を表します。覚え方は、「at」→「on」→「in」の順に範囲が大きくなると覚えましょう。

at:時間・時刻
 The meeting ends at one o’clock today.

on:日にち・日時
On the weekend, I usually go to the park.

in:月、年、それ以上の長期間
The WW2 ended in 1945.

「by」のイメージ

「by」は「〜までに」という完了の期限を表します。

by:期限
This report has to be finished by ten o’clock.

「from」のイメージ

from:時間の起点
She started to work from the last year.

「for」のイメージ

for:期間
She has been working for three years in this office.

イメージ図でみる前置詞の使い分け方②場所を表す前置詞とは?

場所を表す代表的な前置詞には「at, in, by, on, to, for」があります。それぞれイメージ図と例文を使ってみていきましょう。

「at, in」のイメージ

「at」は「とある地点」、「in」は「広がりのある場所、囲まれた場所の中」を指します。覚え方は「at」→「in」の順に範囲が広くなると覚えましょう。

at:限定的な地点
They were standing at the door.

in:広範囲な空間、内部
I usually study in the library.

「to, for」のイメージ

「to」と「for」はよく似ていますが、「to」は、「ある地点から別の地点に移動して到達する」イメージで、「for」は「目的地に向かってはいるが到達していない」というイメージです。

to:到達点
I went to the park.

for:目標点
She is going to leave for Paris.

「by, on」のイメージ

「by」は「あるものの側」、「on」は「面や線との接触」を表します。「on」は川や線路など線上を表す場合にも使用します。

by:側
The hotel stands by the sea.

on:面・線に接する
The book is on the desk.
A boat is docked on the river.

その他使い分けの難しい前置詞とは?

9種類の前置詞の中には他にも使い分けに悩む前置詞があります。

手段・道具を表す前置詞「by, with」

「by」と「with」は、いずれも「〜で」という意味で使われる使い分けの難しい前置詞です。交通・通信の手段を表す場合は「by」、道具を表す場合は「with」のように使い分けましょう。

by:手段
I went to Tokyo by bullet train this time.

with:道具
I ate the apple with fork.

材料・出どころを表す前置詞「of, from」

ものの原材料を「〜で」と言い表す際に使う「of, from」は、使い方がよく似ているため使い分けを間違えやすい前置詞です。「of」は、出来上がりが比較的材料の原型をとどめているときに使います。それに対し「from」は、出来上がりがその原材料の原型をとどめていないときに使います。使い分け方をみてみましょう。

of:原材料の原形をとどめている
These earrings are made of gold.

from:原材料の原形をとどめていない
Paper is made from pulp.

イメージ図でみる英語の前置詞まとめ

今回の記事では、英語の前置詞とは何かから、基本の9種類の前置詞の使い方や覚え方まで、イメージ図や例文を使ってご紹介してきました。英語をマスターする上で前置詞の用法をしっかりと使い分けられるようになることはとても重要で、中でもこの9種類の前置詞の使い分けは完璧にマスターしておきたいところです。

使い方が曖昧になったときや覚え方に悩んだときは、今回ご紹介したイメージ図を思い出してみてください。この記事がみなさまの英語学習の一助になることを願っています。

Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。
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