人生の中で最優先ではないものにこそコーチングが必要です。
「英語ができないことが、ずっとコンプレックスでした」と話すH.Tさん。最近、長らく勤めた日本企業から外資系企業に転職し、一念発起。プログリットの「コーチング」に着目し、受講を決意しました。新しい職場環境に慣れない中、子育てもしながら取り組む英語学習についていろいろと伺いました。
H.T.さんにとって、英語はどのようなものですか?
前々から英語が使えないことへのコンプレックスがものすごくありました。20代前半の頃に2002年に開催された日韓サッカーW杯の仕事に関わっていたため、日常的に英文メールが飛び交っていたのですが、私には理解できず、それを英語ができる人にパスするだけ。その時、英語が使えないと業務が広がらないことを実感しましたし、劣等感やネガティブなコンプレックスが生まれました。直後にボーナスを握りしめて高額な英会話スクールにも行きましたが、結局ものにならず。今まで私が英語に使ったお金って、相当な額になると思います。そもそも私の英語力は大学4年間、1回も英語の授業を受けずTOEICも一度も経験していないというレベルから始まっていまして(笑)。ですが昨年、ひょんなことから外資系企業に転職したことで、俄然、英語の必要性が高まってきたのです。
現在の職場環境を教えてください。
前職の日本企業のナレッジが何も役に立たないくらい、何もかもが新しい職場環境です(笑)。前職で経営戦略や財務会計に従事しており、次に身につけるとすれば情報管理、特に英語とITだと思っていたのでそれは叶ったのですが、新たに業務のことを覚え、子育てをし、なおかつ英語学習に時間を割くということは思った以上に大変です。
そもそもプログリットを選んだ理由とは?
プログリットさんの、コーチングサービスに惹かれました。実は、私自身が、かなりの時間を費やしてコーチングを学んできたこともあり、英語などの学習継続にコーチングは非常に有効ではないかと思ったのです。やはりセルフコーチングには限界があるので、英語学習全てを自分で担うのではなく、「導く部分をアウトソースする」、このプログリットさんのサービスに共感しました。英語のように「重要だけど急ぎじゃない」という、つい後回しにしてしまうものにこそコーチングが必要だと感じます。英語スクールを選ぶ時に必要なことは駅から5分とか、ネイティブの講師とかじゃなかったんです(笑)。それに社内でも「プログリットで伸びた」という声をいくつか耳にしたことも大きかったです。
受講内容や投資コストに対しても懸念点はなかったのでしょうか?
プログリットさんにネガティブな印象はまったくありませんでしたが、自分に対してはプレッシャーがありました。高額な投資にはやはりリターンを期待しますし、そのために自分にある程度負荷をかけて元を取ろうという覚悟を決めてエントリーしました。経験上、英語はツールや本をどれだけ揃えても自分のマインドが追いつかないと学習が長続きしないので、成果を上げるためにはマインドセットが必要だと思っていました。投資額が大きく、そこにコンサルタントの導きがあればマインドセットの環境が整うだろうという期待もありました。
受講中はすんなりと学習時間確保はできましたか?
学習時間の確保はとても難しかったです。最初は平均1.5時間しか学習できませんでした。育児や転職したばかりの職場環境もあって、毎日3時間学習時間を確保したら、寝不足で倒れてしまうかもしれないと思ったのです。コンサルタントの方も最初は3時間とおっしゃっていたのですが、私の実情を話したら「英語力を飛躍させるためにはせめて2時間を目指しましょう」と下方修正してくださって。でも、私からすると、「これまでの20年間、ゼロ時間だったのが、毎日1.5時間も英語学習をしている!」という感覚でした。
H.T.さんの一日のタイムラインを教えてください。
平日の起床は早ければ朝4時、寝るのは12時くらい。睡眠時間は日によりますが4〜7時間です。日中は会議や打ち合わせが続き、なかなか勉強に時間が割けません。夕食後も2時間位仕事をしていることが多く、子供と過ごす時間もあるので、朝やお昼、就寝前に30分〜1時間の英語学習を挟み込めたら理想的、という毎日です。土曜日は子どもの習い事の間にカフェで勉強したり、家でも1時間くらい学習に充てているので、平均3時間できています。日曜日の予定は流動的ですが、なんとか2時間はやりたいと思って続けています。
英語学習のモチベーションはどのように保っているのでしょうか?
勤め先では毎年9月にサンフランシスコの本社で世界中の社員やパートナー、お客様が集まる大きなイベントがあるのですが、そこに私の担当する企業をアテンドしたいと思っています。英語学習の一番大きな動機づけはそれです。自分のお客様が世界のユーザーや企業と直接話して刺激を受け、「うちも頑張ろう」と思ってほしいですし、その時アテンドする自分が全然英語を話せないというわけにもいかないので、9月までにある程度実装したいと頑張っています。社内で手を上げたからと言って必ず選ばれるわけではありませんが、一つの大きな目標です。
コンサルタントのコーチングについてお聞かせください。実際受けてみていかがですか?
コンサルタントの方の、特にいいなと思うところは「しっかりねぎらってくださる」ところ。目標に足りなかった時って、どうしてもマイナス面にフォーカスしてしまいがちなのですが、彼女は「これだけ積み上げられましたね」とか、「先週と比較して平日の学習時間が伸びていますよ」など、できていることを言ってねぎらってくださる。ありがたいことです。自分だけだと、自分に厳しい評価を下しがち。「今週の私、よく頑張った」とか、なかなか言えません(笑)。それから私の実力を俯瞰して見て、具体的なアドバイスをしてくれるところ。「何をすれば伸びるのか」が明白で、私がコミットできそうかどうか、反応まで探った上で提案してくださるので、そのあたりの導き方がさすがだなと思います。
受講前と受講後で変わったことはありますか?
実はまだ受講を継続しているので「受講後」ではありません。まだ英語学習を自走できていない実感がありまして、学習時間を3時間確保できるようになるまでは伴走を受けたい、だから受講を継続しようと考えているんです。ですから受講後ではないのですが、直近の変化としては社内で使われている英語の情報にアクセスしやすくなっています。今までグローバルで同じ部門の人のチャットとか、開こうともしなかったのですが(笑)、まずは開いてみることからスタートし、上司に英語を勉強していることも話しました。するとチャットツールのシェアチャンネルで語られていることをチームにシェアしてほしいと言われ、今では週の定例ミーティングで私のパートがあります。社内4,000人のチャンネルで、顔写真入りでアナウンスされ、私が英語学習していることが知れ渡ったのですが、「9月にお取引先をアテンドしてサンフランシスコに行きたい」という思いがあるので、逆に勉強していることを知ってもらうよいチャンスになったと思っています。
今後、英語学習上の目標はありますか?
英語は身につけると本当に役立つ、パワーのあるツールだと思います。仕事上では、グローバルで同じ仕事をしている人ともっと情報交換していきたいです。その情報を私が担当する企業にシェアすれば、日本の企業に世界の知見を共有することになり、日本企業が強くなることに繋がると思うんです。仕事だけに閉じないで、人生を豊かにするコミュニケーションができるように、プライベートでも活かしていきたいです。海外旅行ももっと楽しくなると思います。
最後にプログリットを検討している方へメッセージをお願いします。
「プログリットをやらない理由がありますか?」と言いたいです。実はこれ、諦めそうになった時、私がいつも自分に問いかける言葉です。「もうやめようか、英語ができなくたって生きていけるしさ」と弱気になった時、自分に問いかけています。やれば伸びる、ゼロベースから伸びてきた実感があるから、問いかけに「いや、やる。続けない理由はない」とまた再び頑張れるんです。