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フォニックスで英語の発音矯正!大人にもおすすめのフォニックスとは?

英語を勉強している中で、「フォニックス」という言葉に出会ったことがある方はいらっしゃるのではないでしょうか?フォニックスとは、英語の綴りと発音のルールを使った発音矯正の勉強法のこと。この記事ではフォニックスとは何かや、フォニックスを使った勉強法をご紹介します。

もくじ

フォニックスとは?

フォニックスとは「綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法」、つまり正しい発音のルールのことです。

英語は日本語と違い、綴り字(アルファベット)と発音が一対一で対応していません。日本語では同じ「あ」としてしか表現できない音でも、英語では「a」「u」「o」「er」など様々な発音が存在します。

このように英語と日本語では発音のルールが大きく異なります。英語は、アルファベットと発音の関係、ルールをしっかりと理解することで、正しく発音できるようになります。

フォニックスという勉強法の目的は、この英語における綴り字と発音のルールを理解することにあります。

大人にもフォニックスがおすすめな理由

フォニックスとは何かをご存じの方の中には、「フォニックスは子供が勉強するものでしょ?」とお考えの方もいるかもしれません。

たしかにアメリカやイギリスの学校では、小さいころにフォニックスのルールを勉強します。
日本の子供が幼稚園で「あいうえお」の読み方を習うように、英語圏の国々の子供はフォニックスを小さい頃に勉強します。

日本でもこれに倣い、フォニックスを学ぶことを重視した子供向け英語塾が多く存在します。

しかし実は大人にも、フォニックスのルールを理解することはとてもおすすめなんです。

大人にもフォニックスがおすすめな理由

①カタカナ英語を抜け出すことができる

この記事をご覧になっている方の中には、英語の発音が苦手な方もいらっしゃるのではないでしょうか?

GMOリサーチ株式会社の調査によると、日本の成人の50%近くが英語の発音に苦手意識を持っているそうです。
出典:https://www.gmo.jp/news/article/5792/

この理由の一つに、「カタカナ英語」があります。

日本語では「あいうえお」の文字を「あいうえお」と発音するように、文字と発音が一対一で対応しています。それに対し、英語では一つのアルファベットが単語の中で様々な発音として現れます。

また、その発音の方法も日本語に比べバリエーションが豊富なため、英語をカタカナを使って発音しようとしても上手くいきません。英語をうまく発音するためには、フォニックスのような英語の発音のルールを学ぶことが有効です。

せっかくたくさんの単語や文法を覚えて英語を話す力を身に着けても、発音が正しくないせいで相手に意味が伝わらないなんて、もったいないですよね。
フォニックスで英語の綴り字と発音のルールを理解し、ネイティブのようなきれいな英語の発音を習得しておくことは、スピーキング力を上げる上でも大切です。

②英単語を聞き取りやすくなる

先程の「カタカナ英語を抜け出すことができる」という話とも繋がるのですが、フォニックスで正しい発音を習得することで英単語を聞き取りやすくなります。

例えば、「apartment」という単語を考えてみましょう。

「apartment」は「アパーtメンt」のように発音しますが、日本人の方の中には「アパートメント」という発音で認識している方も多いのではないでしょうか?

「apartment」を「アパートメント」としか認識していない場合、「アパーtメンt」のように発音された時、意味を理解していたとしても知らない単語のように聞こえてしまい、聞き取ることができないことがあります。

このように、フォニックスを理解し正しい発音を認識しておくことは、スピーキングのみならずリスニングにも役立つのです。

③知らない単語でも発音できるようになる

仕事で英語を使っていると、専門用語やビジネス用語など難しい単語に出会うこともあるでしょう。

特に専門性の高い用語だと、辞書で調べても載っていない、ネットで調べて意味は分かったけど発音の仕方が分からない、なんてこともありますよね。

そんな時に役立つのがフォニックスのルール。
綴り字と発音のルールについて学ぶことで、知らない単語でも綴りから発音を想像することができるようになります。

また、逆に聞いた音から綴りを想像することもできます。このスキルを身に付けておくと、講演やプレゼンで知らない単語に出会った時もすぐに検索することができます。

このように、難しい単語と出会う機会の多い大人だからこそ、フォニックスのルールを理解することがおすすめなんです。

フォニックスで綴り字と発音のルールを身に付けよう

ここでは、フォニックスを通じて正しい発音を身に付ける方法をご紹介していきます。

フォニックスのルールを知る

フォニックスのルールはいくつもあるため、いきなりすべてのルールを覚えるのは至難の業です。そのため実際に勉強する際には、後ほどご紹介する歌や動画を使って覚えることをおすすめします。

しかし、どのようなルールがあるのかを知っておくことは、フォニックスを理解する上で大切ですので、ここではいくつか代表的な発音のルールをご紹介しておきます。

母音

母音には短母音と長母音があります。

短母音:a(ア)e(エ)i(イ)o(オ)u(ウ)
長母音:a(エイ)e(イー)i(アイ)o(オウ)u(ウー)

子音

続いて子音です。母音以外はすべて子音です。

b(ブッ)p(プッ)d(ドゥ)t(トゥ)f(フッ)v(ヴッ)s(ス)z(ズ)c(ク・ス)g(グ)k(ク)j(ジュ)m(ム)n(ンヌ)l(ル)r(ウル)h(ハ)q(クウ)w(ウ)x(クス)y(イヤ)

子音には、ch(チ)sh(シュ)のように子音2文字で1音になる「子音二重音」もあります。

母音+子音

母音の後に子音が1つ続く時、母音は「短母音」になります。

例)
dog , cat

子音+母音

子音の後に母音が続き、その後子音が無い場合、母音は「長母音」になります。

例)
we , me


その他にも様々なルールが存在しますが、先程もお話しした通り、ルールをすべて覚えるというよりは、実際は歌などで使って覚えていくことをおすすめします!

それではここからは、おすすめのフォニックス勉強法についてご紹介していきます。

おすすめのフォニックス勉強法①:歌

フォニックスの基本は、アルファベットと発音のルールを理解することです。
これを身に付ける方法としておすすめなのは、ずばり歌。

英語圏の国々では子供のころにフォニックスを勉強するため、子供向けのフォニックスの歌がたくさん作られています。

これらの歌は簡単な単語で作られており、フォニックスを初めて学ぶ大人にもおすすめです。
まずはこれらの歌を覚えるところから始めてみましょう。

The Phonics Song

こちらは、Dave and Avaという子供向けの歌を作っているYouTubeチャンネルの歌です。

日本語でいうところの「あいうえおの歌」のようなもので、英語に苦手意識がある方でも始めやすいよう簡単な歌になっています。

まず「フォニックスとは何か?」ということを理解するのにおすすめです。

The Phonics Song Part 2

こちらも同じく、Dave and Avaの歌です。

こちらも最初の一歩として「フォニックスとは何か」を知るために利用しましょう。

Phonics Song

上の二つとはちょっと違った曲です。

どの歌でも意味や内容に大きな違いはないので、好きな曲を選んでみてください。

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おすすめのフォニックス勉強法②:動画

フォニックスの発音方法を身に付けるには、動画を使った練習がおすすめです。

動画で口の動きや正しい発音を覚えて真似することで、自分の発音を矯正することができます。

ここでは正しい発音を身に付けるのに役立つ動画を4つご紹介します。

①:『【プラスワン英語法】大人のフォニックス(Phonics)』

こちらは英語講師である重森ちぐささんの動画です。
一つ一つのアルファベットの発音の仕方について、とても丁寧に解説されています。

じっくりと勉強したい方にお勧めです。

②:『【発音・音質】フォニックスと発音記号とネイティブふりがなを同時に学ぶ動画』

『英会話リアライズ』というチャンネルの動画です。

英単語を発音する際に発音記号も表示してくれるので、発音記号の意味を知っている方、発音記号とフォニックスの関係を知りたい方におすすめです。

また、正面からと横からの二つのアングルで発音する様子を撮っているため、ネイティブの口の動きが理解しやすいです。

③:『あいうえおフォニックス』

こちらは『あいうえおフォニックス』というYouTubeチャンネルです。

アリーとファジーというかわいいキャラクターが、フォニックスの発音法について教えてくれます。

「s」と「sh」の発音の違いなどを分かりやすく教えてくれるので、大人にもおすすめです。

YouTubeチャンネルだけでなく『あいうえおフォニックス』公式サイトや『あいうえおフォニックス公式グッズショップ』もあるため、飽きることなく続けられます。

④『Phonics TV – 英語の発音をフォニックスで学ぼう』

こちらは『Phonics TV – 英語の発音をフォニックスで学ぼう』というYouTubeチャンネルです。

ネイティブスピーカーじゃないからこそ分かる、日本人が苦手な発音のポイントなどについて詳しく解説されています。

「フォニックスとは何か」という点からそれぞれのアルファベットの発音方法まで、幅広く知りたい方におすすめです。

おすすめのフォニックス勉強法③:アプリ

ここではフォニックスを身に付けるのに役立つアプリをご紹介していきます。

無料アプリ

無料アプリ:Oxford Phonics World: School

オックスフォード大学が監修している英語学習アプリであり、子供向けではありますが大人にもおすすめできる内容となってます。

フォニックスのルールを3段階、200以上の単語とともに解説してくれます。
ゲームやパズルを通じて勉強できるため、飽きずに勉強を続けられます。

特に初学者の方、フォニックスの意味とルールを身に付けたい方におすすめです。

Oxford Phonics World: School

Oxford Phonics World: School

Oxford University Press無料posted withアプリーチ

有料アプリ

続いて有料のアプリを紹介していきます。
有料といっても数百円程度で、有料の分クオリティも高いものがそろっています。

有料アプリ①:Jolly Phonics Letter Sounds

イギリスの教材会社であるJolly Learning社によって制作されたアプリです。

教材会社らしく、非常にわかりやすい説明が特徴です。
また、絵本のようなタッチで描かれたゲームを通じて、楽しく学習を続けられます。

イギリス英語とアメリカ英語の両方の発音を聞けるため、イギリス英語を使う機会が多い方にもおすすめです。

Jolly Phonics Lessons

Jolly Phonics Lessons

Jolly Futures Technologies C.I.C.無料posted withアプリーチ

有料アプリ②:Phonics Genius

すっきりしたでデザインで大人向けのアプリです。

6000以上の単語がフォニックスによって225のグループに分けられており、さらにフラッシュカード機能も付いています。

またフラッシュカードも6段階にレベルを調節することができ、自分のレベルアップに応じて勉強する内容を変えることができます。

シンプルな見た目ながらかなり充実した内容となっているので、本腰を入れてフォニックスの勉強を進めたい方におすすめです。

Phonics Genius

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フォニックスの勉強法まとめ

こちらの記事では、フォニックスとは何か、なぜ大人にもフォニックスがおすすめなのか、そしてフォニックスの勉強法についてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか?

フォニックスは子供だけでなく大人にもおすすめできる勉強法。

是非、今回ご紹介した方法でフォニックスを勉強して、きれいな発音を身に付けてください!

発音に関して、もっと知りたいという方はこちらの記事をご確認ください!

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Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。
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