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TOEFL ITPのスコア目安は?ほかの資格に換算して解説

TOEFL ITPの受験にあたり、どの程度のスコアを目指すべきなのか、目安を知りたいという方は多いでしょう。TOEICや英検などほかの資格にスコアを換算すれば、自分にとって適切な目標設定が見えてくるかもしれません。

本記事では、TOEFL ITPにおけるスコアの算出方法やスコア目安、ほかの資格への換算方法を解説します。TOEFL ITPの受験を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

もくじ

TOEFL ITPとは

ここでは、TOEFL ITPについて以下4つのポイントで解説します。

  • 団体向けの試験
  • 試験のレベルは2つ
  • 3つのセクションで構成
  • iBTとの違い

団体向けの試験

TOEFL ITPは、世界最大規模のテスト開発機関であるETSによって作成・提供される団体向けの英語テストです。1960年代から現在に至るまで、非英語ネイティブの英語力を測定するテストとして幅広く実施されてきました。

TOEFL ITPは大学や企業、その他の教育・ビジネス団体専用の英語能力試験です。個人単位での申し込みは受け付けておらず、団体において統一された基準での英語力の評価を目的として実施されます。

個人で受験する方には、TOEFL iBTという別の試験が用意されています。

試験のレベルは2つ

TOEFL ITPには、Level 1・Level 2という2つのレベルがあります。一般的にTOEFL ITPという場合、Level 1を指すことがほとんどでしょう。Level2は時間を短縮し、問題の難易度を下げて作成されているものです。

Level 1・Level 2ともに問題はすべてアカデミックコンテンツ(学校で学ぶ際に出てくる内容やトピック)で構成されています。そして、Listening Comprehension・Structure and Written Expression・Reading Comprehensionという3つのセクションから成る点も2つのレベルに共通です。

ここからは、TOEFL ITPのうちLevel 1に絞って解説します。

3つのセクションで構成

TOEFL ITPは、以下3つのセクションで構成されています。

  • Listening Comprehension
  • Structure and Written Expression
  • Reading Comprehension

Listening Comprehensionのセクションでは、英語を聞き取り、内容を理解する能力が測定されます。音声は1度しか流れず、質問を聞いたあとに4つの選択肢から解答を選ぶという問題形式です。

Structure and Written Expressionのセクションでは、文章表現や文法の知識が試されます。「Structure」のパートでは、文中に正しい語句を補って文章を完成させる問題、「Written Expression」のパートでは、文章中の誤った表現を選択する問題が出題されます。

Reading Comprehensionは、大学の授業で取り上げられるようなトピックを用いて読解力を測定するセクションです。ただし、問題を解くにあたって専門的な知識が求められるものではなく、純粋な英語の読解力が試される問題だといえます。

iBTとの違い

TOEFLには「ITP」のほかに「 iBT」という試験もあります。前述の通り、TOEFL iBTは個人向けの試験ですが、ほかにもいくつか違いがあります。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

ITPiBT
受験申し込み実施団体にて個人にて
試験内容Listening Comprehension、Structure and Written Expression、Reading Comprehension(全3セクション)Reading、Listening、Speaking、Writing(全4セクション)
試験時間約2時間2時間
受験料数千円(変動あり)245米ドル
スコア(最低点〜満点)310〜6670〜120
実施方式ペーパーテスト※パソコン

※デジタル版もあり

参考:ETS「TOEFL IBTについて」, ETS「TOEFL IPTについて

TOEFL ITPのスコア算出方法や平均点は?

ここでは、TOEFL ITPのスコアについてより詳しく把握するため、以下3つのポイントを見ていきましょう。

  • スコアの算出方法
  • 最高点(満点)と最低点
  • 日本人の平均点

スコアの算出方法

TOEFL ITPのスコアは、Listening Comprehension・Structure and Written Expression・Reading Comprehensionの各セクションごとに算出され、その合計によって総合スコアが得られます。

ただし、総合スコアの算出方法は少し特殊で、各スコアの合計を10倍して3で割り、四捨五入したものとなります。

最高点(満点)と最低点

TOEFL ITPの最高点は677点、最低点は310点です。

各セクションの最高点は、Listening ComprehensionとReading Comprehensionが68点、Structure and Written Expressionが67点です。一方、最低点は全セクション共通で31点となっています。

3つのセクションすべてで最高点を取得した場合、「(68+68+67)×10÷3=676.6…」となり、四捨五入して677点になります。3つのセクションで最低点を取得した場合は、「(31+31+31)×10÷3=310」で総合スコア310点です。

日本人の平均点

ETSの公式資料「Test and Score Data Summary for the TOEFL ITP® Test」によると、2021年における日本人のTOEFL ITP平均点は473点です。

世界平均は明示されていないものの、男性全体の平均が487点、女性全体の平均が480点となっています。日本人の平均はいずれも下回っているため、世界平均と比較するとやや低い水準だといえるでしょう。ちなみにヨーロッパではドイツが571点、フランスが543点、同じアジアでは中国が498点です。

TOEFL ITPのスコア目安は?

TOEFL ITPのスコアは、ETS公式サイトで以下の4つに分けられています。

  • 343~423(CEFR:A2)
  • 433~533(CEFR:B1)
  • 543~610(CEFR:B2)
  • 620~677(CEFR:C1)

CEFRは、外国語の運用能力を共通で測るための国際標準です。上記TOEFL ITPの各スコア目安は、それぞれCEFRのA2~C1に相当するとされています。

以下ではそれぞれのスコア目安において、各セクションごとにどのような能力があると考えられるのか、ETSの公式資料「ETS® TOEFL ITP® Level 1 Score Descriptors」を参考に一部抜粋してご紹介します。

ただし、総合スコアがA2レベルの場合はセクション別のスコアでもA2レベルのスコアを取得しているとみなしている点、日本語の説明文は公式のものではない点にご注意ください。

343~423(CEFR:A2)

TOEFL ITPの総合スコアが343~423点の場合、CEFRではA2に相当するとされています。

Listening Comprehensionでは、日常での短い会話において以下のようなことが「ときおり可能」とされています。

  • 会話の主なテーマがわかる
  • 基本的な単語がわかる
  • 強調されたり繰り返されたりするポイントを明確に理解できる
  • 基本的な代名詞が指しているものがわかる

Structure and Written Expressionにおいては、以下のようなことが「ときおり可能」とされています。

  • 頻出動詞をもっともよく使われる時制で使いこなせる
  • 単数形または複数形の名詞を、ごく簡単な文脈で文章の主語として正しく使える

Reading Comprehensionでは、以下のようなことが「ときおり可能」とされています。

  • 簡単かつ日常的な単語を使った文章の主な意味を理解できる
  • 代名詞が指す簡単な内容を理解できる

433~533(CEFR:B1)

TOEFL ITPの総合スコアが433~533点の場合、CEFRではB1に相当するとされています。

Listening Comprehensionでは、短い会話において以下のようなことが「たいてい可能」とされています。

  • 頻出単語の意味を理解でき、馴染みのない単語の意味も推測できる
  • 明確に強調されていれば、暗示されている内容を理解できる
  • さまざまなタイプの代名詞を理解できる

Structure and Written Expressionでは、以下のようなことが「たいてい可能」とされています。

  • 受身形を含め、動詞の一般的な時制を正しく使える
  • 動詞が不定詞や動名詞、that節など目的語を必要とする場合がわかる
  • beforeやifなど、ごく一般的な単語を用いて節を始められる
  • 主語と動詞が少し離れていても、文章や節の正しい構造を理解できる

Reading Comprehensionでは、以下のようなことが「たいてい可能」とされています。

  • 頻出単語を理解し、言い換えられた情報も認識できる
  • 頻出単語を含む、複数の簡単な文章の意味をつなげて把握できる

543~610(CEFR:B2)

TOEFL ITPの総合スコアが543~610点の場合、CEFRではB2に相当するとされています。

Listening Comprehensionでは、以下のようなことが「たいてい可能」とされています。

  • 短い会話において、2文にわたる情報を統合し、暗示された意味を理解できる
  • 短い会話において、さまざまな慣用句や口語表現の意味を理解できる
  • 短い学術的な講義や長い会話において、明確に述べられている、または強調されているテーマや目的を理解できる

Structure and Written Expressionでは、以下のようなことが「たいてい可能」とされています。

  • 分詞や関係詞節、同格語などを追加して名詞を修飾できる
  • 一般的な単語において、複数の使用頻度の低い用法を扱える
  • 基本的な文法規則のなかで許容される変化や例外規則を認識できる

Reading Comprehensionでは、以下のようなことが「たいてい可能」とされています。ただし、対象となる文章には「頻出の学術語彙と典型的な学術的ディスコースマーカーを含む」などの条件が付きます。

  • 典型的な学術的文章における情報を処理し、明示・暗示を問わず詳細な情報や主要な考え方を理解できる

620~677(CEFR:C1)

TOEFL ITPの総合スコアが620~677点の場合、CEFRではC1に相当するとされています。

Listening Comprehensionでは、以下のようなことが「たいてい可能」とされています。

  • 学術的な議論で提示された重要な詳細情報を思い出せる
  • 一部の難解で抽象的な語彙を理解できる
  • 一部の情報が完全には理解できない状態でも、長い会話や学術的講義における本質的な考え方を把握できる

Structure and Written Expressionでは、以下のようなことが「たいてい可能」とされています。

  • あまり馴染みのない動詞の時制や仮定法、while eatingやhow to goのような省略された節を理解できる
  • イディオムや単語の複数の用法を扱える

Reading Comprehensionでは、以下のようなことが「たいてい可能」とされています。

  • 使用頻度の低い学術的語彙が多数使われた文章などにおいても、内容をアイデアレベルで把握し、明示・暗示を問わず詳細な情報や主要な考え方を理解できる

TOEFL ITPのスコアをほかの資格に換算

ここでは、TOEFL ITPのスコアを以下の英語資格試験に換算してみましょう。

  • CEFR
  • TOEIC
  • 英検

CEFR

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠)は、外国語の運用能力を共通で測るための国際標準です。

CEFRとTOEFL ITPのスコア換算表は以下の通りです。以下の表には入っていませんが、CEFRにはもっとも高いランクとしてC2、もっとも低いランクとしてA1があります。

スクロールできます
CEFRTOEFL ITP
TotalListening ComprehensionStructure and Written ExpressionReading Comprehension
C1620 – 67762 – 6864 – 6860 – 67
B2543 – 61055 – 6153 – 6355 – 59
B1433 – 53346 – 5443 – 5241 – 54
A2343 – 42338 – 4532 – 4233 – 40

参考:ETS「TOEFL ITP®テストとは

TOEIC

TOEICは英語のコミュニケーション能力を評価する試験で、TOEFL ITPと同じくETSが運営しています。

TOEFL ITPとCEFR、およびTOEICとCEFRの換算表を合わせ、以下の通り比較しました。

スクロールできます
TOEFL ITPCEFRTOEIC L&RTOEIC S&WTOEIC Bridge L&RTOEIC Bridge S&W
ListeningReadingSpeakingWritingListeningReadingSpeakingWriting
620 – 677C1490 –455 –180 –180 –
543 – 610B2400 –385 –160 –150 –
433 – 533B1275 –275 –120 –120 –39 –45 –43 –43 –
343 – 423A2110 –115 –90 –70 –26 –34 –37 –32 –
A160 –60 –50 –30 –16 –19 –23 –20 –

参考:ETS「TOEFL ITP®テストとは」、IIBC「TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表

英検

英検は日本で広く認知されている英語能力試験の1つで、日本英語検定協会が運営しています。幅広い年齢層と英語レベルの人々を対象としており、小学生から大人まで、多くの方が受験します。

TOEFL ITPとCEFR、および英検とCEFRの換算表を合わせ、以下の通り比較しました。

TOEFL ITPCEFR英検
620 – 677C11級
543 – 610B2準1級 – 1級
433 – 533B12級 – 準1級
343 – 423A2準2級 – 2級
A13級 – 準2級

参考:ETS「TOEFL ITP®テストとは」、日本英語検定協会「英検CSEスコアとは

TOEFL ITPのスコアをアップさせるコツ

TOEFL ITPのスコアをアップさせるには、以下3つのコツを押さえたうえで学習を進めましょう。

  • 単語力を強化する
  • 英語を大量にインプットする
  • 出題形式に慣れる

それぞれ詳しく解説します。

単語力を強化する

TOEFL ITPの問題はアカデミックコンテンツで作成されています。スムーズに内容を理解し、正解にたどり着くためには、幅広い語彙力が求められます。

単語力を強化する際には、必ず発音もセットでインプットするように意識しましょう。スペルと意味を覚えるだけでは、せっかく覚えた単語が使われていてもリスニング問題に対応できません。

音声付きの教材を使って英語のリズムや発音に慣れておくことで、単語力の強化とリスニング力の向上を兼ねることが可能です。

英語を大量にインプットする

英語を習得するには、まず大量にインプットすることが大切です。英語の正しい音やリズム、パターンに触れることで、テスト本番でもスムーズに処理できるようになります。

特に、リスニングのスキルは「音声知覚」と「意味理解」という2つの要素から成り立っており、日頃のインプット量が大きく影響します。大量の英語をインプットすることで、英語の音を認識する「音声知覚」が徐々に自動化されるため、内容を理解する「意味理解」により多く脳のリソースを割けるようになるのです。

音声知覚と意味理解の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

社会人が英語を話せるようになるには英会話の5STEPが重要!練習方法も紹介!

音声知覚を自動化する学習法としては、シャドーイングが挙げられます。シャドーイングとは、英語を聞き取ったあとに少し遅れてマネするトレーニングです。シャドーイングを繰り返すことで、英語のリズムや文章構造が脳に定着するため、リスニング力はもちろんリーディング力の向上にもつながります。

出題形式に慣れる

TOEFL ITPのスコアをアップさせるには、出題形式に慣れることも重要です。試験の出題パターンに慣れておくことで、本番で戸惑うことなく実力を発揮できます。

TOEFL ITPの問題集を利用し、実際の試験と同じ形式の問題を繰り返し解いておきましょう。模試形式のものにチャレンジすれば、本番での時間管理の練習にもなります。どのようなペースで解き進めればよいか把握していれば、試験本番にも落ち着いて臨めるはずです。

TOEFL ITPのスコア目安まとめ

本記事では、TOEFL ITPにおけるスコアの算出方法やスコア目安、ほかの資格への換算方法を解説しました。CEFRやTOEIC、英検などとの換算表も参考にしながら、自身の現状や目的に合ったスコアを目標として掲げ、学習を進めてみてください。

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