
プロフェッショナルな勝負師の世界において、知略と精神力、そして「情報の質」が勝敗を分けることは言うまでもありません。
今回お話を伺ったのは、外資系証券会社から転身し、世界最高峰のポーカー大会「WSOP(World Series of Poker)」で2大会連続優勝という輝かしい実績を残されているプロポーカープレイヤーの岡本詩菜さん。世界を舞台に戦う彼女が、多忙な転戦生活の中でなぜプログリットを選び、いかにして短期間で劇的な英語力向上を果たしたのか。
担当コンサルタントの大倉とともに、その軌跡をロジカルに紐解きます。
岡本 詩菜 | Shiina Okamoto
プロポーカープレイヤー
埼玉県出身。京都大学工学部建築学科卒を卒業後、外資系証券会社に入社し、営業職として10年間勤務。会社員時代にポーカーの奥深さに魅了され、2022年に退職。
2023年、世界最大のポーカー大会「WSOP(World Series of Poker)」の女子単独イベント「Ladies Championship」にて準優勝という快挙を成し遂げる。翌2024年には同大会で日本人女性初となる優勝を果たし、世界一の称号である「チャンピオンブレスレット」を獲得。さらに2025年、同種目で大会史上初となる2連覇を達成し、世界のポーカー界にその名を轟かせた。
論理的なプレイスタイルと勝負どころでの高い精神力が武器。現在は世界中を転戦しながら、ポーカーの普及活動やメディア出演など幅広く活動している。
10年間の「義務感」では超えられなかった壁
岡本さんは外資系証券会社に10年勤務された後、プロポーカープレイヤーへ転身するという異色のキャリアをお持ちです。まずはこれまでの歩みをお聞かせください。
岡本: 大学卒業後、外資系証券会社の営業として10年間勤務しました。ポーカーに出会ったのは会社員時代で、最初は趣味でしたが、次第に「起きている全ての時間をポーカーに捧げたい」と思うほど没頭してしまって(笑)。3年ほど経った頃、特に次の宛てもなく退職しました。
退職後、すぐに世界大会で結果を出されたそうですね。
岡本: 辞めて半年後に出場した世界大会「WSOP」で準優勝し、翌年に優勝、その翌年には2連覇を達成することができました。これでプロとしてやっていけるという確信を得て、今に至ります。
外資系企業に在籍されていた際も、英語を使う機会はあったのでしょうか?
岡本: はい。顧客は日本人でしたが、社内には外国籍のスタッフが多く、私以外は全員英語が堪能という環境でした。当時は会社の制度で英会話教室に50時間ほど通わせてもらったのですが、正直、スコアも実力も全く伸びませんでした。
当時は「仕事だからやらなきゃ」という義務感だけで、心から「上手くなりたい」という渇望がなかった。モチベーションの不在こそが、学習が結実しなかった最大の原因だったと今振り返れば分かります。

世界の頂点で感じた「言語」という武器の必要性
そんな岡本さんが、なぜ今、改めて英語に向き合おうと思ったのですか?
岡本: 理由は2つあります。1つは、ポーカーの戦略に関する最新かつ有益な情報のほとんどが英語で発信されているからです。日本語の教材だけでは限界があり、世界で勝ち続けるためには英語で一次情報にアクセスすることがマスト(不可欠)だと痛感しました。
もう1つは、コミュニケーションの面です。海外のテーブルではプレイヤー同士がラフに会話を楽しみますが、以前の私は聞き取れず喋れずで、愛想が悪いと思われていたかもしれません。何より、優勝した際のヒーローインタビューを、英語ができないために断ったり通訳を介したりしなければならなかったのが、本当に悔しくて。
大倉(コンサルタント): 岡本さんの場合、戦術としての英語と、ご自身の感情を伝えるための英語。その両方が必要だったんですよね。
岡本: そうなんです。最高に輝いている舞台で、自分の言葉で喜びを伝えられない。その寂しさが、プログリットの門を叩く大きな原動力になりました。

なぜプログリットのメソッドは「納得」できるのか
プログリットのカウンセリングを受けてみて、率直な感想はいかがでしたか?
岡本: 衝撃的でした。それまでは自分が「なぜできないのか」を分析したことすらありませんでしたが、カウンセリングで現状の課題を科学的に特定してもらえた。
例えば、「なぜシャドーイングが必要なのか」「なぜ速読をやるのか」という目的を、第二言語習得理論に基づいて論理的に説明してくれました。納得感を持ってスタートできたことが、かつての英会話教室との大きな違いです。
大倉: 岡本さんは非常に論理的な思考をお持ちなので、我々も「なんとなく」ではなく、常に数値と根拠に基づいたコーチングを意識しました。
1日3時間という学習時間は、プロポーカープレイヤーの生活と両立できましたか?
岡本: 最初の1〜2週間でルーティン化できました。私は毎朝、トーナメントが始まる前の数時間を学習に充てていたのですが、これが意外にもメンタルに良い影響を与えてくれました。
「今日はこれだけやり切った」という達成感を抱いて試合に臨める。逆に、学習をこなさないと気持ち悪いくらい(笑)。学習を「意志の力」ではなく「仕組み」に落とし込めたのは、プログリットの設計があったからです。
大倉: 素晴らしいのは、岡本さんが「質」に対してもストイックだったことです。お忙しい生活の中で、最短で最大の効果を出すために、どのトレーニングで何を意識すべきかを常にアップデートしていただきました。

過去の悔しさを上書きした、英語のインタビュー
受講期間を経て、具体的な成果はどのように現れましたか?
岡本: 変化は段階的に来ました。まずリスニングが伸び、その後にスピーキングがついてくる。実感が定期的に得られるので、モチベーションが途切れませんでした。
結果として、スピーキング力を測るVERSANTのスコアは33点から51点までアップしました。これは自分でも驚きの伸び率です。
大倉: 51点というスコアは、ビジネスにおいて自分の意見を論理的に伝え、議論をリードできるレベルです。短期間でここまで到達されたのは、岡本さんの徹底した実行力の賜物です。
実生活での変化を感じる場面はありましたか?
岡本: 海外の大会へ行った際、以前からの知り合いに「見違えるほど喋れるようになったね!」と驚かれました。
そして一番嬉しかったのは、海外プロのYouTubeへの出演オファーを受けた時でした。以前なら躊躇していましたが、「今の自分ならいけるかも」と思って受けることにしました。ポーカーの自分のプレイに対しての思考を聞かれたのですが、自分の言葉で受け答えができました。その映像はYouTubeにも残っていますが、かつての悔しい思いを完全に上書きできた瞬間でした。

英語は、夢を現実にするための最強のツール
今後の展望をお聞かせください。
岡本: 英語ができるようになったことで、視界が一気に開けました。もっと英語が話せるようになったら海外移住もしてみたいと思ってます。ポーカーの環境としても海外の方がチャンスが多いですし、英語圏の人はポジティブな性格な人が多いと感じていてそういう人たちともっと関わっていきたいと思ってます。
これからも大きな大会で優勝し、世界中のファンに向けて、自分の言葉でポーカーの魅力を発信し続けたいと思っています。
最後に、これから英語学習を始めようとしているビジネスパーソンへメッセージをお願いします。
岡本: 1日3時間の学習は、一見高いハードルに見えるかもしれません。しかし、プログリットにはそれをルーティンに変える仕組みと、迷った時に正解を指し示してくれるコンサルタントがいます。
一人で暗闇を走るのではなく、最強の伴走者と共に最短距離を駆け抜ける。しんどい時期もありますが、その分、成果を実感するスピードは圧倒的です。「本気で自分を変えたい」と願うなら、これほど信頼できる環境はありません。
