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“習慣化の鬼”田中渓が20回挫折した英語学習。辿り着いた1日3時間を生み出す「仕組み」とは

毎朝3時45分に起床し、25kmのランニング、あるいは60kmの自転車、または9,000mの水泳をこなす。圧倒的な習慣形成力で知られる田中渓さん。
しかし、そんなストイックな彼でさえ「英語学習では20回以上挫折した」と語ります。

「今年こそ英語が話せるようになりたい」——そう決意しながらも、気づけば三日坊主。多くのビジネスパーソンが抱えるこの悩みに対し、習慣化のプロフェッショナルである田中さんはどう答えを出したのか。
自身の苦い経験から辿り着いた「究極の英語学習法」と「習慣化の極意」について、ビジネスパーソンの英語学習をサポートする「プログリット」と共に語っていただきました。

目次

    会議に遅刻してでも逃げたかった「英語コンプレックス」

    田中さんはゴールドマン・サックスなどで活躍されていましたが、当初は英語が苦手だったそうですね

    田中渓(以下、田中): そうなんです。本当に英語から逃げ続けていました。会議の3分前に会議室に行くと、いつもそこにアメリカ人が座っていて、雑談しなきゃいけないじゃないですか。その沈黙が怖すぎて、いつもちょっとずつ遅刻していたんですよ。

    新人でありながら、会議に遅刻を。

    田中: はい。地獄のような会話ができない時間を耐えるよりも、3分遅れて行って後で上司に怒られた方がマシだと思っていました。後輩がハーバード出身で英語が完璧だと分かったら、「今日はこういう感じでやりたいから、よろしく」とすべてを任せてしまう。今振り返ると、本当に情けない振る舞いをしていました。
    毎年、1月1日になると、「今年こそは英語を話せるようになる」と決意して、2週間ほど真剣に取り組むんです。でも結局続かない。世の中の99%の人と同じ挫折をして、それを20回以上繰り返しました。

    上司からの最後通告「やるか、諦めるか」

    転機はいつ訪れたのですか?

    田中: 30代前半です。最上位の職位に昇進する前、上司に呼ばれてこう言われました。「この先の昇進で、英語を避けて通れる道はない。もうやるか、諦めるか、どっちかはっきりしろ」と。そこで初めて、本気で英語学習に向き合うことを決意しました。

    まず何から始められたのですか?

    田中: 「目的の明確化」です。日本人がよく夢見る「英語が話せる」イメージって、どんなパーティーに行っても面白い話を繰り出して、気の利いたジョークで周りを笑わせて……という姿ですよね。でも、あれを目指すのは諦めました。それは日本語でも難しいですし、「スターになりたい」と言っているのと同じなので、1%もいない存在を目指す必要はないんです。

    では、どんな目標を設定したのですか?

    田中: 僕の目的はビジネスでした。アメリカ本社への投資案件のプレゼンテーション、そのあとのQ&Aに100問来たら100個返せる能力。あるいは朝食や夜の会食で、英語しか話さない人とコミュニケーションできる能力。
    ユーモアを交えて誰とでも社交できる能力までは必要ない。「自分に必要な能力はこれだ」と明確にしました。

    「鬼リサーチ」から見つけた最大公約数

    具体的な学習法はどう選んだのですか?

    田中: 徹底的にリサーチしました。英語学習の本を片っ端から読みました。シャドーイングをやれという人もいれば、まずは音読から入れという人、フォニックスをやれという人もいる。イチローと大谷翔平でも言ってることが違うのと同じで、英語学習にも流派がたくさんあるんですよね。

    たくさんある中から、どう選んだのですか?

    田中: 「最大公約数」を見ました。様々な学習法を発信している人の実力を動画で確認して、本当にできている人なのか見極める。そして、自分が毎日継続できる内容なのかを考えて、一つに決める。決めたら最低でも半年はそれでやってみる。

    変化は実感できましたか?

    田中: しっかり記録をしていれば変化は測れます。
    語学学習とダイエットと投資は、世界中の詐欺の三大テーマです。「このCDを1時間聞くだけで英語がペラペラになる」
    これは全部嘘です。魔法の杖は存在しない。
    その時の英語レベルの現在地を知って、正しい道でゴールに向かっていけば、必ず到達できます。合うと思ったら続けるし、ステップアップしたいと思ったら、中級者用のものを探す。ひたすらそれを繰り返しました。

    1日3時間を捻出する「置き換え」の技術

    とはいえお仕事も忙しかったと思いますが、どう時間を作ったのですか?

    田中: 先程言ったように、魔法の杖はないので、絶対的な投下時間は必要です。1日2〜3時間を、最低でも1〜2年やらないと、「6年やってるけど話せるようにならない」という状態になってしまいます。

    激務の中でどうやって?

    田中: 全てを「置き換える」んです。新しく時間を捻り出すのではありません。
    ニュースは英語で読む。メールのやりとりは外国人とのものを自分が引き受ける。通勤時間はTEDトークや映画のフレーズを聞く。昼休みは個室の会議室を予約してオンライン英会話。タクシー移動の30分もオンライン英会話。

    日常の中にある行動を、英語に置き換えると。

    田中: そうです。社会人なのでニュースは読みますよね。それを英語にする。書き物は、ネイティブの人とのやりとりを「僕やっときます」と自分が引き受けて、仕事の中でアウトプットの場を作る。
    「聞く」は通勤時間、「話す」は必ず毎日やると決めて30分か1時間。こうやってパズルのように埋めていきました。

    AI時代でも英語を学ぶ意義

    「AIがあれば英語は不要」という声もありますが、どう思われますか?

    田中: AIと共存すればいいと思っています。人と人とのコミュニケーションは、ちゃんと言葉で対面で伝えないと伝わらない話が多い。オンライン会議では脳の同期が起こらず、共感が生まれにくいという研究もあります。それがテキストコミュニケーションになればさらに伝わりにくくなる。

    具体的にはどういうことでしょう?

    田中: 相手の言っていることが何も分からないけど、AIが出してくれる文章を読んでいたら、実質的にテキストコミュニケーションをやっているのと同じなんです。それで本当に心の底から共感できるのか。100億円の相談をしていて「その考え方だったらやろう」となれるかは、ハードルが高いと思います。
    相手の言っていることが何も分からないけど、AIが出してくれる文章を読んでいたら、実質的にテキストコミュニケーションをやっているのと同じなんです。それで本当に心の底から共感できるのか。100億円の相談をしていて「その考え方だったらやろう」となれるかは、ハードルが高いと思います。

    確かに、重要な意思決定の場面では、言葉のニュアンスや表情、場の空気感が大切ですね。

    田中: そうなんです。例えば、投資案件のプレゼンテーションで、相手の表情を見ながら「今この人は懸念を持っているな」と感じ取って、その場で軌道修正する。そういうコミュニケーションの機微は、AIを介していたら絶対に掴めないんです。

    AIはツールとして活用しつつも、人と人が直接英語で対話する力は必要不可欠だと。

    田中: はい。AIは強力なツールです。でも、重要な場面では直接対話する力が必要です。

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    ここからはプログリットで多くのビジネスパーソンの英語学習をサポートしてきたコンサルタントの佐川さんにもお話を伺いました。

    田中さんのお話を聞いて、佐川さんはどう感じましたか?

    佐川(プログリット): 田中さんが実践された「生活の中に英語を組み込む」という考え方は、まさにプログリットが提供しているメソッドそのものです。

    私たちの特徴は、採用率0.88%(※)という狭き門を突破した専任コンサルタントが英語学習に伴走すること。第二言語習得論(人が言語を習得するメカニズム)に基づき、学習者に最適化された科学的なカリキュラムを作成して、毎週の面談と毎日のチャットでサポートします。

    田中: つまり、僕が一人で数ヶ月かけてやっていた「鬼リサーチ」「スケジュール管理」を、プロが代わりにやってくれるわけですよね。それはめちゃくちゃいいですね。学習法を選び取る手間も省けますし、何より「今の自分に何が足りないか」を客観的に分析してもらえるのは大きいです。

    ※2023年5月〜2024年4月の応募者数に対する採用数より算出

    「隙間時間」を徹底的に洗い出す

    プログリットのカウンセリングでは、具体的にどのように学習時間を設計するのですか?

    佐川: まず、朝起きてから寝るまでのスケジュールをすべて洗い出して、学習時間を具体的に設計していきます。
    例えば、「朝食の準備中の10分は音声を聞く」「通勤の15分はオーバーラッピング(テキストを見ながら音声に合わせて発話するトレーニング)」「カフェでスマホをいじる20分は単語学習」
    ——こうして積み上げていくと、「1日3時間なんて無理」と思っていた方でも、実は時間が作れることに気づいていただけるんです。

    田中: これ、僕がやっていたことと全く同じですね。「耳が空いている」「手が空いている」「口が空いている」という状態を見極めて、そこにタスクをはめ込んでいく。これをやると、実は仕事の生産性も上がるんですよ。「この時間までに英語学習を終わらせなきゃ」という意識が働くので、ダラダラ残業しなくなります。

    「あの時の自分に、とりあえずこれやっとけと言いたい」

    田中さんのように意志が強い人ばかりではないと思いますが、継続のコツはありますか?

    田中: 完璧を目指さないことですね。風邪を引いたり会食が入ったりしたら、「プランB」を用意しておく。あと、僕の場合は周りに「英語やるぞ」と宣言して、逃げ道をなくしていました。

    佐川: その点、プログリットでは私たちが「逃げ場のないサポート」を提供します。学習記録はアプリを通じてリアルタイムで共有されるので、「今日は何時から学習予定でしたが、記録がついていません。何時にやりますか?」と毎日チャットで連絡します。

    田中: サボりようがない環境ですね(笑)。でも、それがいいんです。
    もし10年前の自分にアドバイスするなら、「とりあえずプログリットに入っとけ」と言うと思います。僕が一人でやっていた膨大なリサーチと試行錯誤を、プロが最短距離で導いてくれる。一人だとどうしても甘えが出ますが、専門家が伴走してくれる環境があれば、誰でもやり切れるはずです。


    田中渓さんも認めたプログリットの学習メソッド。
    田中さんが20回の挫折を経て、遠回りしながら辿り着いた英語学習の本質。それを最短距離で実現できる環境が、ここにあります。
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