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英語は「語順」が全て?基本の5文型など英語の語順をマスターしよう!

英語を習得する上でまず大切なのが、英語の語順をマスターすることです。そして、英語の語順をマスターする上で最も大切なのが英語の5文型です。この記事では、英語の語順習得に必要不可欠な5文型について、例文を交えて詳しく解説していきます。

もくじ

語順の習得なくして英語の習得はない?!

日本人にとって英語の習得が難しい理由の1つに、日本語と英語の語順の違いがあります。日本語と英語の語順はまったくもって違っており、これを習得しないことには英語の習得はありません。

英語の文章は、主に4つの要素で構成されています。それら4つの要素の並べ方には定番の5つの型があり、それを英語の5文型と言います。もちろん5文型に当てはまらない例外はありますが、例外を知るためにもまずは基本の5文型をマスターしましょう。

英語の5文型を構成する「SVOC」とは?

英語の5文型は、「S・V・O・C」の4つの要素で成り立っています。5文型を学ぶ前に、まずはこの4つの要素について知る必要があります。それぞれ例文を交えて解説していきます。

S(Subject)=主語

主語は、「何が」「誰が」など、行為や状態の主を表す言葉です。例文でみてみましょう。

I want to be a YouTuber.
私は、ユーチューバーになりたいです。
→S=「I」

My name is Anna.
私の名前は、アンナです。
→S=「My name」

The news made me happy.
そのニュースは、私を幸せにしました。(そのニュースを見て、私は幸せでした。)
→S=「The news」


日本語は主語がない文章も多いですが、英語は基本的に主語があります。ほとんどの場合主語は文の1番最初にあるので、比較的分かりやすい要素です。

V(Verb)=動詞

動詞は、主語の行為や状況を表します。例文でみてみましょう。

She smiled.
彼女は笑いました。
→V=「smiled」

I am a Japanese.
私は日本人です。
→V=「am」


動詞には、be動詞と一般動詞の2種類があります。be動詞は「am・are・is」の3つのみで、それ以外の動詞は全て一般動詞です。

O(Object)=目的

目的語は、動作の対象を表します。例えば目的語のない、主語と動詞のみの例文をみてみましょう。

I bought.
私は買った。


これだけだと「何を?」と思いますよね。
ここに目的語を付け足すことで、動作の対象がはっきりした文章になります。

I bought shoes.
私は靴を買った。
→O=「shoes」


その他にもいくつか例文をみてみましょう。

I like apples.
私はりんごが好きです。
→O=「apples」


She visited Kyoto.
彼女は京都を訪れました。
→O=「Kyoto」

C(Complement)=補語

補語は、主語や目的語がどのような状態なのかを表します。補語になることができるのは、名詞または形容詞のみです。そして、第2文型では「S=C」、第5文型では「O=C」の関係が成り立つということも覚えておきましょう。文型についてはのちほど詳しく解説します。

I am happy.
私は幸せです。
→C=「happy」

Everyone call me Amy.
みんなは私をエイミーと呼びます。
→C=「Amy」


1つ目の例文は「S=C」(私=幸せ)、2つ目の例文は「O=C」(私=エイミー)の関係が成り立っています。

SVOCを全て使った例文

4つの要素が分かったところで、全ての要素を含んだ文章を2つ見てみましょう。

 She named her baby Anna.
 S     V    O     C
彼女は赤ちゃんにアンナと名付けました。


S:彼女
V:名付けた
O:赤ちゃん
C:アンナ

This song makes me happy.
    S        V     O   C

この歌は私を幸せにします。

S:この歌
V:~にする
O:私
C:幸せ

英文を構成するSVOCの要素について、理解できたでしょうか?

M(Modifier)=修飾語

5文型はSVOCの4つの要素から成るとお伝えしましたが、この要素に当てはまらない語句が存在します。それらは修飾語と言い、文章をより詳しく伝える働きをします。修飾語がある記事とない記事をそれぞれ見てみましょう。

1.This is a toy.
2.This is a toy made in Japan.

1.My mother is reading a book.
2.My mother is reading a book in her room.

1.She could not come to the party.
2.Unfortunately, she could not come to the party.

下線部は全て修飾語です。修飾語がなくとも文章としては成り立ちますが、修飾語があることでより詳しい内容になりますよね。SVOCに分類できず悩む語句があったときは、Mの存在を思い出してください。

英語の基本の語順「5文型」一覧

5文型がどの要素で構成されるか分かったところで、5文型の語順をそれぞれみてみましょう。

第1文型:SV
第2文型:SVC
第3文型:SVO
第4文型:SVOO
第5文型:SVOC

英語は、これらの5文型と修飾語Mで成り立っています。Mがあることで、一見複雑な文に見えることがありますが、そういう場合はMを括弧でくくることで基本の5文型が明確になります。

英語の基本語順「5文型」を詳しく解説

それでは、英語の5文型について詳しくみていきましょう。

第1文型(SV)の語順

まずは1番シンプルな第1文型です。例文を見てみましょう。

Taylor sings.
テイラーは歌います。


He laughed.
彼は笑いました。

She came.
彼女は来ました。

My parents arrived.
私の両親が到着しました。


これらは全て第1文型です。ではこちらはどうでしょうか?

She was in the classroom.
彼女は教室にいました。


実はこちらも第1文型です。「in the classroom」という副詞句は先程ご紹介したMになります。Mがあることで文型がよくわからなくなる人は、慣れるまでMを括弧でくくるようにしましょう。そうすると、文型が明確になります。

She was (in the classroom).
She sings (gracefully in the concert yesterday).

第2文型(SVC)の語順

第2文型は、第1文型にC(補語)が加わった文型です。

Taylor is a singer.
テイラーは歌手です。


第2文型では「S=C」の関係が成り立ちます。上の例文でも、「テイラー=歌手」というようにイコールの関係になっていますよね。他にも例文をみてみましょう。

My father is happy.
私の父は幸せです。

She is a student.
彼女は学生です。

The film was interesting.
この映画は面白かったです。


全て「S=C」の関係が成り立っていますね。M付きの例文もみてみましょう。

My friend became an actor in America.
私の友達はアメリカで俳優になりました。


この文では、「in America」がMです。

第3文型(SVO)の語順

第3文型は、第1文型にOが加わった文型です。

I want a cat.
私は猫が欲しいです。


動詞の後ろに、「~を」「~に」といった動作の行為の対象がくるのが特徴です。

I want.
私は欲しいです。


これだけだと何が欲しいのかわかりませんよね。

I want a present.
私はプレゼントが欲しいです。


このように、「何を」の部分を目的語で説明しているのが第3文型です。第2文型と形が似ているので少し迷うかもしれませんが、そんなときは「S=C」の関係になっているかどうかで判断してください。

例えばこの2つの文章で違いを考えてみましょう。

・My mother got angry.
・My sister got a job.


動詞はどちらも「get」ですが、上の文章は第2文型で、下の文章は第3文型です。

My mother got angry.
私の母は怒りました。


こちらは「My mother=angry」になっていますね。

My sister got a job.
私の姉は仕事を得ました。


こちらは「My sister≠a job」です。

第4文型(SVOO)の語順

第4文型は、第3文型にもう1つ目的語が加わり、SVOOの形になります。「主語+動詞+目的語(人)+目的語(物)」という順番が特徴です。第4文型でよく使われる動詞「give」を使ってご説明します。

Santa Claus gave me a present.
サンタクロースが私にプレゼントをくれました。


このように、目的語は「me(人)+a present(物)」の順番になります。他にもいくつか例文をみてみましょう。

I give him a chocolate.
私は彼にチョコレートをあげました。

He bought me a bag.
彼は私にカバンを買ってくれました。

I will show you a picture.
私はあなたに写真を見せます。


第4文型は、第3文型に言い換えることができるということも頭に入れておきましょう。

第4文型
I give him a chocolate.

第3文型
I give a chocolate to him.

第5文型(SVOC)の語順

第5文型は、SVOCの順番で、「O=C」の関係が成り立つのが特徴です。

The news made me happy.
そのニュースは私を幸せにしました。

Everyone call me Maruko.
みんな私をまる子と呼びます。


第4文型と迷ったときには、「O=C」の関係になっているかどうかで判断しましょう。

アウトプットで英語の語順をマスター

5文型を全てインプットしたら、何度も何度もアウトプットしましょう。日本語と語順が全く違う英語は、その語順に慣れることがとても大切です。日常生活の中でふと見た景色や自分の状況などを、5文型を使って描写してみるのもおすすめです。

例えば犬を飼ってる人であれば、以下のような文章を色々と作ってみることができます。

第1文型:I walk with my dog every morning.
第2文型:This is my dog.
第3文型:I have a dog.
第4文型:I gave my dog his food.
第5文型:Pochi makes me happy everyday.


このように、簡単な文章でいいのでとにかくたくさんアウトプットしてみましょう。

英語の語順まとめ

今回は英語の語順をマスターする上で大切な5文型についてご説明してきましたが、いかがだったでしょうか?

日本語と全く違う語順の英語を習得するのは、簡単ではありません。最初は文型の見極めに時間がかかるかもしれませんが、先程ご紹介したようなアウトプットを通して徐々に英語の語順に慣れていきましょう。

もう一度言いますが、英語の語順の習得なくして、英語の習得はありませんよ!

Maho|監修者
カリキュラム責任者
慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒。新卒で航空会社に入社し、CAとして国内線・国際線に3年間乗務。その後、海外で生活しながら本格的に英語を学びたいという想いから、夢だった大学院留学を決意。オーストラリアに渡り、応用言語学・英語教授法(TESOL)修士号を取得。株式会社プログリットで英語コンサルタントを経て、現在はカリキュラム責任者としてプログリットのカリキュラム開発を行う。
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