英語ではたくさんの英熟語・イディオムが使われています。TOEICなど英語のテストでも英熟語は大切です。しかし、ノートに英熟語と意味を書くだけではなかなか覚えられません。この記事ではそんな英熟語の覚え方を紹介しています。自分にあった覚え方を見つけてみてください。
プログリットは、短期集中で英語力を伸ばす完全パーソナルトレーニング
「どうしても1人で英語の勉強を続けていくのは難しい」
「3ヶ月後に迫っている海外赴任までに、英語力を高めなければならない」
多忙な社会人にとって、長期間コツコツと英語の学習を進めることは容易なことではないでしょう。
このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、英語コーチングのプログリットです。
英熟語・イディオムを覚えるのは大切?
英語で「idiom/イディオム」と呼ばれる英熟語とは、複数の英単語が組み合わさることによって、それぞれの英単語が本来持っている意味とは違う意味を持つ表現のことです。日本語のことわざや慣用句のようなものも含まれます。
英語では非常に多くのイディオムが使われており、英語を聞いたり話したりする時に、イディオムを知っておくことはとても重要です。そのため、TOEICなどの英語のテストでもイディオムは大きな部分を占めます。
ただ、イディオムを覚えることの大切さは分かっていても、ノートに書くだけではなかなか暗記できませんよね。
この記事では、イディオムの効率的な暗記の方法を5つ紹介します。自分にあった覚え方を探してみてください。
英熟語・イディオムにはどんな種類があるの?
はじめに、TOEICでよく出るイディオムを使って、イディオムにどんな種類があるのかを紹介します。
動詞+前置詞
同じ動詞でも、前置詞の種類によって違う意味を持つことがよくあります。
TOEICにもよく出る look を例に紹介します。
look at | (ある一点)を見る |
look for | 〜を探す |
look forward to | 〜を楽しみにする |
look up to | 〜を尊敬する |
このように後に続く前置詞によって lookの意味が全く異なるため、イディオムはTOEICなどでも間違えやすい問題です。
よくある言い回し
イディオムには言い回しも含まれます。例えば以下のようなものがTOEICにもよくでます。
of course | もちろん |
let’s see | ええと |
feel free to do | 気軽に〜してください |
ことわざ・慣用句
英語のことわざには、直訳すると意味が通らないものが多々あり、TOEICなどで出題されても、元々意味を知っていなければ答えられないものがあります。いくつか例をあげます。
Kill two birds with one stone. | 一石二鳥 |
Where there’s smoke, there’s fire. | 火のないところに、煙は立たぬ |
Talk of the devil and he will appear. | うわさをすれば影 |
英熟語の覚え方 1:実際の文を作る
イディオムを覚えるときには、イディオムだけをノートに書くなどして暗記しても、なかなか実際に使えるほど知識は定着しません。
英単語と違い、意味だけでなく使い方もしっかり勉強する必要があります。勉強法のコツは、ノートに覚えたいイディオムを使った文章を書くことです。それによって、ふさわしい状況が来たときに自然に使えるようになります。いくつか例を紹介します。
動詞+前置詞のイディオム
例えば「make up for/を埋め合わせる」というイディオムを覚えたいとします。
何度もノートに書くことで、一時的に覚えることは簡単です。けれども、そのままだと実生活ではなかなか使えません。
実際に使うコツは、自分の人生に合わせた文章にすることです。例えば「make up for」を使うとすれば、以下のような文が作れます。
This weekend, I will try to make up for my lack of sleep.
今週末は睡眠不足を補おうと思う。
よくある言い回し
よくある言い回しの場合も同じで、実際に文章の中での使われ方を理解しておくことが大切です。そのように学習することで、ふと聞いた時や、使うチャンスが来たときにパッと思い出すことができます。
例えば「now and then/時々」というイディオムを例にします。是非、自分の生活に合わせて下のような文章を考えてみてください。自分で文を考えることも暗記のコツの1つです。
I have a headache now and then.
私は時々頭痛がします。
ことわざ・慣用句
ことわざ・慣用句は場合によってはそれだけで1つの文です。
しかしながら、前後の文や、使えるシチュエーションを考えて書き出すだけで、実際にそのようなシチュエーションになったときに思い出すことができます。
例えば、「急いては事を仕損ずる」は英語で「Haste makes waste」です。この文脈を考えてみます。
Be careful when checking the papers. Haste makes waste.
論文の手直しをする時は気をつけて。急いては事を仕損ずるですよ。
英熟語の覚え方 2:テーマでまとめて暗記
英単語帳の上から順番にノートに書くような暗記法では、英熟語はなかなか覚えられません。勉強法のコツ2つ目は、テーマを決めてイディオムをまとめて暗記することです。
テーマごとに学習することで、いくつものイディオムをまとめて覚えられますし、関連づけて覚えるため思い出すのも簡単になります。ノートに同じような種類のイディオムを書くことで、整理された暗記ノートを作ることができるのもコツです。いくつかテーマ別のイディオムを紹介します。
テーマ別勉強法の例
テーマ:Food
例えば food (食べ物)をテーマにした場合、以下のような英語のイディオムをまとめて覚えます。
piece of cake | 朝飯前 |
food for thought | 考えるべき事柄 |
chew out | こっぴどくしかる |
eat away | 食い荒らす |
この勉強法は似たような言葉と関連づけて覚えるのがコツです。
テーマ:Science
もう1つ例です。Science(科学)をテーマにするときはこのようなイディオムをまとめてノートに書くのがコツです。
cutting edge | 最先端 |
not rocket science | 難しすぎない |
reinvent the wheel | 無駄にやり直す |
hot potato | 賛否両論ある問題 |
英熟語の覚え方 3:同じ英単語の熟語をまとめて暗記
テーマでまとめて覚えるのも有効な勉強法ですが、同じ英単語を使ったイディオムをまとめて覚えるのも効率のよい勉強法です。
別々に覚えていると、整理がつかなくなってどっちがどっちだったのか分からなくなってしまうこともあります。まとめて覚えることで、細かな違いを頭に入れることができます。
これは特に前置詞の種類によって意味が変わってくるイディオムに有効な勉強法になります。
以下は「take」を使った例です。表のような熟語をまとめて覚えると、混乱しにくくなります。
take off | 脱ぐ |
take on | 引き受ける |
take to | 熱中する |
take up | 手に取る |
take down | 書き取る |
take time | 時間をおく |
take your time | ゆっくりでいいよ |
英熟語の覚え方 4:直訳して語源を理解する
それぞれの英単語を直訳して語源を勉強することも、イディオムの効率的な勉強法です。
よくある言い回しやことわざ・慣用句の起源が理解できれば、暗記も簡単になります。
1つ1つの英単語を直訳した時に意味がわからなくても、調べて語源がわかると覚えやすいだけでなく、そのイディオムを使いたいというモチベーションにもつながります。
語源の例
It’s not rocket science
「そんなに難しくないよ」という意味のイディオムです。
それぞれの英単語を直訳すると、「これは宇宙工学ではありません」となります。宇宙工学はNASAなどで使われるロケットを宇宙に飛ばしたりする高度な学問で、とても理解や習得が難しいとされています。そのため宇宙工学ではないよということで、そんなに難しいことではなく理解可能ですよ、という意味を持たせています。
sleep tight
「ちゃんと寝てね」という意味のイディオムです。
おやすみというときに「tight」と「night」がライムするため、「Good night. Sleep tight.」のように使われます。
この言葉の語源はなんと昔のベッドです。昔の欧米のベッドはロープによって硬く(tightに)縛られていました。なので、sleep tightはしっかりと縛られてスプリングのあるベッドで寝てねという風に使われ始めたイディオムです。
英熟語の覚え方 5:歌詞を使って覚える
英語の勉強はあまり好きではないけれど、英語の歌は好きだという人もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめの勉強法が英語の歌詞を使ってイディオムを覚えることです。英語の歌詞は詩のように作られているため、たくさんのイディオムが使われています。
少し昔の曲ですが、マイケルジャクソンのThriller/スリラーはほとんどの人が知っていると思います。Thriller の歌詞の中でもこれだけイディオムがあります。
stop the heart | 心臓が止まる |
start to | 〜し出す |
look right between the eyes | じっと見つめる |
be paralyzed | 立ちすくむ |
about to | 〜しそうである |
save from | 救う |
fight for life | 生きるために闘う |
nowhere left to run | 逃げ場がない |
creep up | 這いのぼる |
close in | 迫ってくる |
every side | 四方 |
cuddle together | 一緒に寄り添う |
in search of | 〜を求めて |
歌が好きな方は、歌詞をうまく利用することで簡単に英語のイディオムをたくさん覚えることができます。
英熟語の覚え方:まとめ
英語のイディオムは、覚えれば覚えるだけ自分を助けてくれます。いろいろな言い回しや、気の利いた表現もたくさんあり、目的意識を持てば勉強するのも楽しくなります。是非、いろいろな方法を試して、自分に1番あったやり方でイディオムを覚えてみてください。
英語の勉強がどうしても続かない方へ
多忙な日々を送る社会人にとって、長期にわたって1人でコツコツと英語の学習を進めることは容易なことではありません。
「どうしても1人で英語の勉強を続けていくのは難しい」
「3ヶ月後に迫っている海外出張(駐在)までに、英語力を高めなくてはいけないから悠長にシャドーイングや瞬間英作文のトレーニングをしている暇はない」
このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、英語コーチングのプログリットです。
プログリットは、あなたの英語のレベルや目的に合わせて弱点の発見・カリキュラムの作成・日々の英語学習をサポートします。
また、カリキュラムは第二言語習得論と10,000人以上ものデータに基づいた科学的なアプローチに基づいて組み立てられていることが特徴です。
英語コーチングのプログリットであれば、英語学習に挫折することなく、短い期間で飛躍的に英語力を向上させられるでしょう。
プログリットは、短期集中で英語力を伸ばす完全パーソナルトレーニング
忙しい社会人にでも
何度も英語に挫折してきた人でも
あなた専用の学習プランで英語力をアップ!
3か月で英語に自信を持った自分へ