英語力を証明する手段として、多くの人がTOEICや英検を思い浮かべるでしょう。しかし、近年注目を集めているのがケンブリッジ大学が開発した「Linguaskill(リンガスキル)」という新しい英語テストです。AI技術を活用し、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4技能を短時間で測定できるのが最大の特長。しかも、自宅からオンラインで受験可能、さらに最短で受験当日に結果が分かるという利便性も人気の理由です。
この記事では、Linguaskillの試験内容からスコア換算、他の試験との比較、さらにはおすすめの勉強法や活用方法まで、初めての方にもわかりやすく徹底解説します。英語学習の成果を効率的に証明したい方、就職や転職で英語力をアピールしたい方は必見です。
Linguaskillの基本情報|試験の特徴とメリット
Linguaskillはどんな試験?
Linguaskillは、英語教育の世界的権威であるケンブリッジ大学英語検定機構(Cambridge Assessment English)(https://www.cambridgeenglish.org/jp/)が開発・提供する英語スキル評価テストです。ビジネスや学術、日常生活といった幅広い場面で必要とされる英語力を、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に基づいて評価する仕組みが特徴です。
- AIを活用した正確なスコア測定
- オンライン受験が可能(在宅でも受験OK)
- 受験後すぐに結果が分かるスピード感
- スキル別モジュール構成で必要な部分だけ受験できる
CEFR準拠で世界基準のスコアが得られる
Linguaskillは、受験者の英語力をA1〜C1+まで細かく分類し、国際的に通用する英語力証明として活用できます。特にヨーロッパやアジアのグローバル企業・教育機関ではCEFR準拠スコアが求められることも多く、信頼性の高い評価として位置付けられています。
どんな人におすすめ?
- 英語4技能を効率よく証明したい社会人・学生
- 就職・転職で英語スコアを武器にしたい人
- TOEICや英検以外の試験でアピールしたい人
- 企業や学校でのスキルチェックを検討している担当者
試験内容を完全ガイド|3つのモジュール構成とは
Linguaskillの試験は、「Reading & Listening」「Writing」「Speaking」の3モジュールで構成されています。特徴は、それぞれが個別に受験可能で、目的に応じて必要なスキルだけを測定できる柔軟性にあります。以下では、各モジュールの内容・出題形式・スコア評価のポイントを詳しく解説します。
1. Reading & Listeningモジュール
LinguaskillのReading & Listeningは、受験者の正答・誤答に応じてAIがリアルタイムで問題の難易度を調整する「コンピューター適応型(CAT)」形式を採用しています。これは、1問目の正誤に応じて2問目の難易度が変わるといったように、受験者の英語レベルにぴったり合った問題が出題される仕組みです。
試験概要
- 所要時間:60〜85分(個人の回答スピード・精度による)
- 出題数:概ね45〜60問
- 形式:すべて選択式(複数選択・マッチング・並べ替えなど含む)
Readingの問題例
- 文中の空欄に入る語彙の選択(語彙力・文法力)
- EメールやWebページの読解(実用的な読解力)
- 段落の順序を並べ替える問題(論理構成力)
Listeningの問題例
- 電話の会話や社内会議の音声理解(ビジネス英語対応)
- 特定の情報を聞き取る問題(ポイント理解)
- 話者の意図や感情を推測する設問(上級者向け)
評価ポイント
- 文法的な正確さ
- 語彙の知識の幅と深さ
- 情報の読み取り・聞き取り精度
- 時間内に処理するスピード感
このモジュールは特にスコア取得スピードが早く、受験直後に結果が表示されます(WritingやSpeakingのような後日評価は不要)。そのため、短期間で英語力証明が必要な人には最もコスパの良いモジュールです。
2. Writingモジュール
Writingモジュールでは、ビジネスや学術で使われる英語ライティング能力を評価します。タイピングによる記述式問題で、2つの異なるタイプの課題に取り組みます。
試験概要
- 所要時間:45分
- 構成:2パート制
- Part 1:短文作成(5文程度)
例:「You are at a restaurant. Write 5 sentences about your experience.」 - Part 2:長文ライティング(120語以上)
例:「Write an email to your manager explaining a project delay and proposing a solution.」
- Part 1:短文作成(5文程度)
評価ポイント
- 語彙の豊かさと文のバリエーション
- 文法的正確性
- タスク達成度(設問意図に合っているか)
- テキスト構成の論理性(導入・主張・根拠・結論の流れ)
受験後、AIによる自動採点で最短12時間以内にスコアが通知されます。英語でメールを書く機会の多いビジネスパーソンにとって、実務で使える英語力を示せるスコアとして重宝されています。
3. Speakingモジュール
Speakingモジュールは、LinguaskillならではのAI録音評価方式でスピーキング力を客観的に測定します。事前に録音された設問音声に対して、自分の声で回答する形式で進行します。面接官との会話ではなく、パソコンに向かって一人で回答するスタイルです。
試験概要
- 所要時間:約15分
- 構成(5パート):
- 読み上げ問題:簡単な文を正しく発音
- 短文回答:Yes/Noで答える+理由(例:「Do you enjoy working in a team? Why or why not?」)
- 長文回答:写真描写+意見表明(約30秒)
- ロールプレイ:ビジネスシーンの一部を再現
- 1分スピーチ:与えられたトピックに対し即興で話す
評価ポイント
- 発音の明瞭さと流暢さ
- 語彙の幅と適切さ
- 文法の正確性
- 話の構成力と一貫性
他の試験と比べて「即答力」と「構成力」がより強く問われるため、普段から英語で話す練習をしていないとスコアが伸びにくいモジュールでもあります。一方で、このスピーキングのスコアは、就職活動や昇進試験で「話す英語力」を示す強力な武器になります。
受験料・料金体系
Linguaskillはモジュール単位で受験可能なため、受ける技能数に応じて料金が変動します。以下は目安です(受験センターにより若干異なる場合あり)
モジュール | 料金(税込) |
---|---|
Reading & Listening | 約6,600〜7,700円 |
Writing | 約6,600〜7,700円 |
Speaking | 約6,600〜7,700円 |
3技能セット(R/L/W or R/L/Sなど) | 約19,800〜23,000円前後 |
4技能セット(R/L/W/S) | 約25,000〜28,000円前後 |
- 支払い方法:クレジットカード、銀行振込(運営元による)
- キャンセルポリシー:試験日2日前以降はキャンセル不可のことが多いので注意
複数技能をまとめて受けると割安になる傾向があります。自分の目的(就活・留学・社内評価)に合わせて、必要な技能だけ受験するのも賢い選択です。
自宅受験と会場受験の違い
自宅受験(オンライン受験)
- 特徴:パソコンとネット環境があれば、自宅から受験可能。
- 監視方法:Webカメラとマイクを使ったAI+人のハイブリッド監視。
- 推奨環境:静かな個室、安定したインターネット回線、外部音のない環境。
会場受験
- 特徴:提携試験センターに出向いて受験する形式。
- メリット:設備が整っており、トラブルが少ない。自宅環境に不安がある人向け。
どちらの形式でもスコア評価・試験内容に差はありませんが、自宅受験は事前のシステムチェックや機材準備が重要です。
他の英語試験との違いは?TOEIC・IELTS・英検と徹底比較
Linguaskillは、英語力の証明手段として近年注目を集めていますが、「TOEICや英検と何が違うの?」という疑問を持つ方も多いはずです。このセクションでは、目的・構成・スコアの使い方・評価方法などの観点から、主要な英語試験との違いを明確に比較します。
LinguaskillとTOEICの違い
比較項目 | Linguaskill | TOEIC |
---|---|---|
主催 | ケンブリッジ大学英語検定機構 | ETS(米国) |
測定スキル | 4技能(R/L/W/S) | 2技能(Listening & Reading) ※S/Wは別試験 |
所要時間 | 約2時間(モジュール選択可) | 2時間(L&R) |
結果通知 | 最短即日(R/L) | 約10日〜3週間 |
スコア形式 | CEFR基準(A1〜C1+) | 10〜990点 |
目的 | 実務力・即応力重視 | 読解・聞き取り力重視 |
Linguaskillは、話す・書く力を含めた実用的な英語力を測れる点が強みです。一方、TOEICは大量受験・履歴書用スコアとしての普及率が高く、特に日本の企業では依然として主流です。
ただし、TOEIC L&Rはスピーキングやライティングを評価しないため、会話力・発信力の証明には不向きです。ビジネス現場で「英語で話せる」ことをアピールしたい人には、Linguaskillの方が適しています。
LinguaskillとIELTSの違い
比較項目 | Linguaskill | IELTS |
---|---|---|
主催 | ケンブリッジ大学英語検定機構 | 英国ブリティッシュ・カウンシル等 |
対象 | 社会人・企業・教育機関 | 留学・移住希望者 |
評価軸 | CEFR(A1〜C1+) | IELTSバンドスコア(1.0〜9.0) |
試験方式 | AI+オンライン中心 | 面接官による評価あり(特にSpeaking) |
所要時間 | 約2時間(柔軟) | 約2時間45分(固定) |
IELTSは英語圏の大学入学や永住権申請に必要な試験であり、世界的な認知度は非常に高いです。一方で、試験時間が長く、スピーキングは人間の面接官との対話形式なので緊張しやすいという声もあります。
Linguaskillは、よりライトに、かつビジネスに近い英語力を測る設計になっており、社会人・企業向けの利便性に優れています。
Linguaskillと英検の違い
比較項目 | Linguaskill | 英検 |
---|---|---|
主催 | ケンブリッジ大学 | 日本英語検定協会 |
形式 | コンピューター適応型/AI評価 | 紙ベース中心+面接官 |
スキル | 4技能 | 4技能(級による) |
スコア形式 | CEFR(A1〜C1+) | 級別(5級〜1級)+CSEスコア |
結果通知 | 最短当日(R/L) | 約2〜3週間後 |
実施頻度 | 予約制で随時受験可能 | 年3回の指定日程 |
英検は日本国内での知名度・歴史がある一方で、受験日が限られており、合否判定形式(級制度)という点で汎用性に欠ける場面もあります。スコアを使って企業や海外大学に提出したい場合は、CEFR準拠で数値化されたスコアが得られるLinguaskillの方が柔軟です。
Linguaskillが向いている人の特徴
- 英語で話す・書く力を証明したい人
- 短期間で結果を出したい社会人・学生
- 就活・転職で英語力を強みとしてアピールしたい
- 自宅から受験したい、地方在住の人
- 企業の英語評価・昇進要件に使いたい人事担当者
このように、Linguaskillはスピーキングやライティングなど、TOEICや英検では測りにくい実践力を評価できる点で差別化されています。
スコアの仕組みと換算表|自分の英語力はどのレベル?
Linguaskillでは、英語力をCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠して測定します。これは、A1(初級)からC1+(上級)までの国際的なスキル基準であり、他の試験と比べても比較・応用がしやすい点が魅力です。
CEFRレベル別のスコア解説|A1〜C1+まで対応
Linguaskillのスコアは、0〜180点のスケールで算出されます。以下のように、CEFRレベルとの対応関係が定められています。
Linguaskillスコア | CEFRレベル | レベル概要 |
---|---|---|
180以上 | C1+ | ネイティブに近いレベル、交渉・説得も自在 |
176〜179 | C1 | ビジネス・学術の高度なやり取りが可能 |
160〜175 | B2 | 会議・電話・資料作成などが自立して行える |
140〜159 | B1 | 簡単な説明や指示、日常的な会話が可能 |
120〜139 | A2 | 短い会話や決まった表現が理解できる |
100〜119 | A1 | ごく基本的な語彙・表現が少し使える |
このように、スコアがそのまま英語力の「レベル」として可視化されるため、実際のスキルとしてどの程度の力があるかが明確になります。
他の試験とのスコア換算|TOEIC・IELTS・英検との比較
各英語試験でのスコアをCEFRレベルに照らして比較した場合の目安は以下の通りです。
CEFR | Linguaskill | TOEIC(L&R) | IELTS | 英検 |
---|---|---|---|---|
C1 | 176〜179 | 945〜990 | 7.0〜7.5 | 準1級〜1級 |
B2 | 160〜175 | 785〜944 | 5.5〜6.5 | 準1級 |
B1 | 140〜159 | 550〜784 | 4.0〜5.0 | 2級 |
A2 | 120〜139 | 225〜549 | 3.0 | 準2級 |
A1 | 100〜119 | 120〜224 | – | 3級 |
※あくまで参考値であり、公式な換算表ではありません。
このようにLinguaskillのスコアは、他の英語資格と比較可能なため、履歴書や留学申請書でのスコア換算に役立ちます。
スコアレポートの見方と受け取り方法
Linguaskillでは、試験終了後にスコアレポート(PDF)が発行されます。このレポートには、以下の情報が含まれます。
- 総合スコア(0〜180点)
- 各モジュール別スコア(R/L/W/S)
- 対応するCEFRレベル
- 簡単な能力説明(例:メール対応が可能、交渉力がある等)
企業や大学への提出時にも使いやすく、デジタルデータとして即日ダウンロード可能な点が他試験と比べて大きな利点です。
Linguaskill対策におすすめの勉強法とは?
LinguaskillはTOEICなどと違い、「聞く・読む・書く・話す」の4技能をバランスよく問われる試験です。そのため、ただ問題集を解くだけでは高得点は取れません。特にスピーキングやライティングのような「自分から英語を発信する力」が重要になります。
ここでは、初心者でもできるシンプルな学習ステップと、スキル別の効果的な勉強法をご紹介します。
1. まずは試験形式を知るところから始めよう
どんな試験でも、「どんな問題が出るか」「どうやって点数がつくか」を知らずに勉強するのは、地図を見ずに山を登るようなもの。最初にやるべきことは試験の内容とルールを理解することです。
- 試験は「読む・聞く・書く・話す」の3つのモジュールに分かれています
- 出題はすべてパソコン上で行われ、AIが自動的に難易度や採点を判断します
- スピーキングは録音形式、ライティングはタイピングでの記述式です
まずはCambridgeの公式サイトから無料の模擬テストをダウンロードして、どんな問題が出るかざっくり把握しましょう。
2. スキル別にやるべきことを整理しよう
通常の英語試験では、全員が同じ問題を解きますが、Linguaskillでは、受験者の英語力に応じて問題のレベルが変わります。
- 正解が続くと、問題のレベルがどんどん上がる
- 間違いが続くと、レベルは下がるが、スコアも上がりにくい
- 最終的なスコアは、「解いた問題の難易度 × 正答率」で決まる
つまり、「とりあえず簡単な問題だけ確実に解こう」という作戦は通用しません。ある程度チャレンジして、難しい問題でも粘り強く答える姿勢が重要です。
読む(Reading)
Readingでは、語彙力・文法力・読解スピードが問われます。特に、Eメール・Webサイト・社内通知などの実用文が多く出題されます。
対策ポイント
- 語彙力を底上げしよう
- 出題はビジネスや日常でよく使う単語が中心
- 「単語帳1冊」を繰り返し暗記するのが基本(例:『キクタンビジネス』など)
- スキミング&スキャニングを身につけよう
- スキミング=ざっと読んで全体像を把握
- スキャニング=必要な情報だけを拾い読み
→ どちらも速く読む訓練に効果的
- 文法は「パターン理解」が命
- 品詞(名詞・動詞など)の使い方、関係代名詞、仮定法などを理解
- 時制・態(受動態)の使い方もよく問われる
ポイントは、「内容を理解しながら、英語の型にも慣れる」ことです。
聞く(Listening)
Listeningでは、スピードについていける耳と、正確に情報をつかむ力が必要です。内容はビジネス電話、会議、アナウンスなどが中心で、TOEICよりややナチュラルな話し方です。
対策ポイント
- ディクテーション(書き取り)で耳を鍛える
- 毎日2〜3分の英語音声を聞いて、一語一句書き取る
- 慣れてきたら速めのスピードでもOK
- シャドーイングで発音とリズムを体に染み込ませる
- 英文を聞きながら、1秒遅れて声に出して追いかける
- 聞き取りと発話の同時訓練になるので非常に効果的
- 「先読み」と「キーワード拾い」の技術を使う
- 質問を先に読んで、どこに注目すべきか意識して聞く
- 「日付」「数字」「固有名詞」などの聞き逃しに注意
書く(Writing)
「英語でどう言えばいいか分からない」「文がうまく組み立てられない」と感じる人が多いですが、これは型を覚えれば大丈夫です。
おすすめ勉強法
- まずは1文から:日常の出来事を英語で5文書いてみる
- 書いた文をAI添削ツール(Grammarlyなど)でチェックする習慣をつける
- テンプレートを覚える:「依頼メールはこう書く」など構成パターンを暗記する
- 以下が鉄板の構成テンプレートです。
- 宛名(Dear…)
- 導入(Why you’re writing)
- 詳細(具体的な説明)
- 提案・お願い(提案・対応策)
- 結び(期待する行動など)
- 署名(Best regards, …)
書く力は「書く→直す→書き直す」の反復で伸びます。また、タイピング練習も意外と重要になります。
試験はすべてパソコンで実施されるため、ブラインドタッチができるかどうかで「時間内に書き切れるか」が大きく左右されます。苦手な人はブラインドタッチも練習しておきましょう。
話す(Speaking)
Linguaskillのスピーキングでは、「質問にすぐ答える力」「内容のまとまり」が求められます。これは日常的に口を動かしていないと伸びません。
おすすめ勉強法
- 毎日1分、鏡の前で英語で独り言を言ってみる
- よく聞かれる質問(自己紹介、趣味、仕事の話など)に答える練習をする
- スマホに録音して自分の発音や言い回しをチェックする
最初は恥ずかしいですが、慣れれば自信を持って話せるようになります。
スピーキングが苦手な人には「スピフル」がおすすめ

「話す練習って何をすればいいか分からない」「間違ってても誰も教えてくれない」
そんな人におすすめなのが、AIがスピーキングを添削してくれるスピーキングアプリ『スピフル』です。
スピフルのここがすごい
- ビジネス英語に特化していて、実際に使える表現が学べる
- AIがあなたの発話を聞いて、文法ミスや不自然な表現を自動で添削
- 1分スピーチの練習ができて、Linguaskill本番対策にもぴったり
- 7日間の無料体験つき。スマホ1つでOK!
「話す力」を伸ばしたいなら、毎日少しでも声に出して練習することが最短ルートです。スピフルのようなアプリを活用して、「伝える英語力」を磨いていきましょう。
結果通知とスコアの活かし方|すぐ届いてすぐ使える
Linguaskillは、結果が早く分かることでも高く評価されている英語試験です。試験を受けたその日、あるいは数日以内にスコアが確認できるため、「すぐに英語力を証明したい」場面で非常に便利です。
このセクションでは、スコア通知の流れ、レポートの見方、そして履歴書や転職・進学での活用法をご紹介します。
スコア通知のタイミング
モジュール | 結果通知の目安 |
---|---|
Reading & Listening | 試験終了後すぐ(画面に表示) |
Writing | 通常12〜48時間以内 |
Speaking | 通常12〜72時間以内 |
特にReading & Listeningは、試験終了後に即座にスコアが表示されるため、「今の実力をすぐに知りたい」人に最適です。WritingとSpeakingもAIによる採点が基本のため、他の試験と比べて圧倒的に早い結果通知が可能です。
スコアレポートの見方
Linguaskillでは、受験後にPDF形式のスコアレポートが発行されます。レポートには以下の情報が含まれています:
- 総合スコア(0〜180点)
- 各モジュール別スコアと対応するCEFRレベル(例:B1、B2など)
- 能力の説明(例:「会議での意思疎通が可能」「簡単なEメールが書ける」など)
このスコアレポートはそのまま企業や教育機関に提出できる証明書として利用可能です。印刷して紙で提出することも、PDFでデジタル送信することもできます。
スコアの活用方法
就職・転職活動での活用
- 履歴書やエントリーシートにCEFRレベルを記載(例:「英語力:B2(Linguaskill)」)
- 面接で英語力をアピールする際のエビデンスとして活用
- スピーキング・ライティングスコアもあるため、「実践力がある」ことを証明できる
大学・大学院進学での活用
- 海外大学でLinguaskillスコアが認められている場合、TOEFLやIELTSの代替として提出可能
- 国内の一部大学・大学院でも英語入試や単位認定に採用されているケースあり
企業内評価・昇進試験でも有効
- 社内の英語研修の成果確認や、昇格要件の一部として導入する企業も増加中
- モジュール別に受験できるため、「スピーキング力だけを測りたい」といったニーズにも対応可能
まとめ
ここまで、Linguaskillの試験内容・対策法・活用シーンまでを詳しく解説してきました。
Linguaskillは、英語力を証明する手段として非常に実用的な試験です。その理由は、次のような特徴にあります。
- 4技能すべてを、個別または一括で測定できる柔軟さ
- 結果が最短で即日届くスピード感
- CEFR準拠で、国内外の教育機関・企業に通用する信頼性
- 自宅受験も可能なため、忙しい社会人でも取り組みやすい
さらに、「話す・書く」といった実務で求められるスキルまでスコア化される点は、TOEICや英検にはない大きな強みです。
英語を学び、「使えるようになった」と感じた今こそ、その力を客観的に示すタイミングです。
Linguaskillを通じて、自分の英語力を見える形にし、次のキャリアや学びのステージへ自信を持って進んでみてください。