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英語で「乾杯!」は何と言う?カジュアル・フォーマル別の表現とスピーチ例、文化の違いも解説

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「乾杯!」――
パーティー、飲み会、結婚式、記念の席など、場を盛り上げる大切な一言ですよね。
では、これを英語でスマートに言うには?

多くの人が思い浮かべるのは “Cheers!” ですが、実はそれだけではありません。
場面によって使い分けたい表現や、乾杯にまつわるマナー・文化の違いも存在します。

この記事では、

  • 英語での「乾杯!」の言い方と意味
  • シーン別の使えるフレーズ
  • 英語圏での乾杯マナー
  • スピーチで好印象を与えるコツ

まで、英語で“かっこよく、自然に”乾杯するための実用情報を丁寧に解説します。

英語で「乾杯!」はどう言う?基本の表現と意味

乾杯の定番フレーズと言えば、誰もが一度は耳にしたことがある“Cheers!”。
ではこの言葉、どんな場面でどう使うのでしょうか?その語源や派生表現も含めて解説します。

“Cheers!” は英語圏で最も一般的な「乾杯!」

基本の意味:

  • 「乾杯!」(乾杯の合図として)
  • 「ありがとう」「お疲れさま」などの意味でも使われる(特にイギリス)

使う場面:

  • 友人との飲み会
  • パブやバーでの乾杯
  • カジュアルなパーティーやホームイベント

発音のコツ:

  • 「チアーズ」ではなく、ネイティブに近づけるなら「チァーズ」(ʧɪəz)
  • グラスを軽く合わせて、笑顔で “Cheers!”

カジュアルな場ではこれ一言でOK。あれこれ考えず、まずは“Cheers!”が自然です。

“Let’s make a toast.” は乾杯の「音頭」

乾杯の“準備を促す”時に使えるのがこの表現。

意味:

  • 「乾杯の音頭をとりましょう」
  • “make a toast”=「乾杯を捧げる」

使い方:

Let’s make a toast to the happy couple!
(新郎新婦に乾杯しましょう!)

I’d like to make a toast.
(乾杯の音頭をとらせていただきます)

スピーチを始めるときや、みんなの注意を集めたいときに便利な表現です。

“To 〜!” はシンプルかつ場に合わせて使える万能フレーズ

“Cheers!” の代わりに、より具体的な「誰に・何に乾杯するか」を明確にしたいときに便利です。

構文:

To + 人・出来事・未来など!

例:

  • To your success!(あなたの成功に!)
  • To friendship!(友情に!)
  • To a bright future!(明るい未来に!)

誰かを祝福したい、応援したいときにはこの形がベスト。

“Bottoms up!”:カジュアルでノリのいい表現

意味:

  • 「一気に飲もう!」「さあ、飲もう!」

使用シーン:

  • 親しい友人との飲み会
  • お酒がメインのカジュアルな場

注意:

  • フォーマルな場や年配の方がいる席では避けるのが無難

Alright, everyone — bottoms up!
(よし、みんな、乾杯して飲もう!)

盛り上げたいときや、くだけた雰囲気で使うと効果的。

シーン別・乾杯スピーチで使える英語フレーズ集

乾杯の場では、シンプルな一言でも「その場にふさわしい言い方」かどうかで印象が大きく変わります。
このセクションでは、場面に応じた乾杯の始め方・締め方・スピーチ例を、フォーマル・カジュアル別にご紹介します。

フォーマルなシーン(結婚式・送別会・記念式典など)

フォーマルな乾杯の一言・始まり方

I’d like to propose a toast to…
(乾杯の音頭を取らせていただきます)
Let us raise our glasses to…
(皆さんでグラスを掲げましょう)

フォーマルなスピーチ例(結婚式):

Ladies and gentlemen,
It’s an honor to stand here today and celebrate this wonderful couple.
May their life be filled with happiness, love, and adventure.
Here’s to the bride and groom — cheers!

敬称・テンポ・トーンに注意。短くても、心がこもっていれば十分です。

カジュアルなシーン(友人同士の飲み会・職場の打ち上げなど)

カジュアルな乾杯フレーズ

To a great night!(今夜に乾杯!)
Cheers to new beginnings!(新たな出発に乾杯!)
Here’s to us!(私たちに乾杯!)

カジュアルスピーチ例(送別会):

Thanks everyone for coming tonight.
Let’s raise a glass to Ken for being such a great teammate.
We’ll miss you — but we know you’ll do great things. Cheers!

笑顔とアイコンタクトが“カッコいい英語”よりも大事です。

英語初心者でも安心!短くシンプルな乾杯フレーズ

Let’s have a great time. Cheers!
Thank you for today. To our friendship!
To all of you — cheers!

長く話せなくても、3秒で心は伝わります。

スピーチで意識したい3つのポイント

  1. 冒頭で「一言言わせてください」と断るとスマート
     → “If I may, I’d like to say a few words.”
  2. “祝う対象”を明確に伝えると印象が良い
     → “Here’s to your future success.”
  3. 最後は必ず“Cheers!”か“Let’s raise a glass.”で締める

乾杯にまつわる英語圏のマナー&文化

乾杯は世界共通の文化と思われがちですが、国や地域によって言葉・ジェスチャー・マナーには微妙な違いがあります。このセクションでは、英語圏を中心とした「乾杯のマナーと文化的背景」を紹介します。

① グラスを合わせるときは「目を見る」のがマナー(ヨーロッパ文化)

特にイギリスやドイツなどでは、乾杯の際に相手の目を見る(eye contact)ことが大切とされています。

“If you don’t look the person in the eye, it’s bad luck.”

日本では目をそらすのが礼儀とされることもありますが、英語圏では“真摯さ”や“信頼”の証として目を合わせる文化があります。

② グラスは軽く触れる or 触れない?(場によって異なる)

  • カジュアルな場(バー・飲み会):軽くグラスを“カチン”と鳴らしてOK
  • フォーマルな場(レセプション・式典):音を立てず、グラスを軽く掲げるだけがマナー

グラスが壊れやすい素材の場合は、あえて触れない方がスマートです。

③ 水やノンアルコールで乾杯するのは失礼?(一部文化ではNG)

一部の欧州諸国(例:ドイツ)では、水で乾杯するのは「敬意が足りない」とされることもあります。

  • アメリカやイギリスではノンアルでもOK
  • ただし、フォーマルな場では控えめにする・事前に断る配慮が◎

“Sorry, I’m not drinking tonight — but cheers with water!”

強調しすぎない軽い言い方が好印象です。

④ 英語圏以外でも覚えておきたい乾杯表現

言語乾杯の言い方読み方国・地域
ドイツ語Prost!プローストドイツ、オーストリア
フランス語À votre santé!ア・ヴォートル・サンテフランス、ベルギー
イタリア語Salute!サルーテイタリア
スペイン語Salud!サルースペイン、中南米
スウェーデン語Skål!スコール北欧各国

多国籍な場では、その国の「乾杯」を覚えているだけで話題作りや信頼感につながります。

最低限知っておくと安心な“乾杯マナー”まとめ

マナー項目英語圏での一般的な対応
グラスを掲げる高さ相手の目線よりやや低めが自然(威圧感を避ける)
発声“Cheers!” “To your health!” など明るく、簡潔に
目線必ず相手の目を見る(無表情・そらし目はNG)
手の位置グラスは胸元より上、口元より下が基本

まとめ

英語での「乾杯」は、たった一言で場をなごませ、人と人の距離を縮める魔法の表現です。
“Cheers!” というシンプルな言葉から、ちょっと洒落た “Here’s to 〜” や “To your success!” まで、
使う言葉よりも、その場にいる人への想いと笑顔が一番大切です。たとえ短くても、たどたどしくても、自分の言葉で伝えようとする姿勢こそが一番のスピーチです。

グラスを掲げるその瞬間、あなたの一言が場の雰囲気を変えるかもしれません。ぜひ、色々な表現を使ってみてください!

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Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(Learning Labs)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっています。
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