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GlobalEnglish STEPとは?対策法・おすすめアプリまで徹底解説

「英語はある程度話せる。でも、実際のビジネスの場では“通じるか不安”…」そんな悩みを抱える中級以上の英語学習者にとって、自分のスピーキング力を客観的に測れる指標は貴重です。

GlobalEnglish STEP(Spoken Test for English Proficiency)は、まさにそのニーズに応えるビジネス英語スピーキング評価テストです。企業導入も進み、英語スピーキング力の“見える化”が求められる今、STEPの対策法を知っておくことは武器になります。

本記事では、GlobalEnglish STEPの概要から評価基準、効果的な対策法、さらには短期間でスピーキング力を伸ばす学習法までを詳しく解説。「何から始めればいいかわからない」という方も、「次の昇進でSTEPスコアが必要」と焦っている方も、まずはここから一歩踏み出してみてください。

もくじ

GlobalEnglish STEPで問われるスピーキング力とは

GlobalEnglish STEPでは、英語を「話せるか」以上に、「どれだけ自然に、正確に、業務で使えるか」が問われます。ただ文法や語彙を知っているだけでは、高評価を得るのは難しいのが特徴です。ここでは、STEPが重視するスピーキング力の具体的なポイントを見ていきましょう。

ビジネス英語での表現力・応用力

ビジネス英語では、「わかりやすく伝える」「適切なトーンで話す」「目的に合わせた表現を使い分ける」ことが求められます。STEPではこのような場面に応じた表現力を特に重視しています。

たとえば、単に “I agree.” ではなく、“I completely agree with your point, especially regarding the timeline.
のように、理由や背景も添えて論理的に伝えられるかが評価につながります。

即時応答力(反応の速さ)と正確さ

STEPでは即興での応答が求められるため、とっさに英語で反応する力が必要です。準備されたスピーチではなく、突発的な質問や状況に対して瞬時に反応し、かつ文法的に正確な英語を話す力が試されます。

そのため、日頃から「口に出す練習」を繰り返し、反射的に英文を組み立てられるようにする訓練が効果的です。

「英語を話せる」だけでなく「伝わる」力が求められる理由

多くの英語テストでは、「知識」を中心に測定されますが、STEPは「実際に相手に伝わるかどうか」を基準に評価されます。多少のミスがあっても、相手が内容を理解できるか、説得力のある話し方かが重視されます。

つまり、発音や語順のミスを恐れるよりも、「伝えきる意識」を持つことが重要です。これは、実際のビジネス現場でも非常にリアルな観点といえるでしょう。

GlobalEnglish STEPの効果的な対策方法

GlobalEnglish STEPは、実践的な英語力、特に「その場で的確に反応し、自分の考えを構造的に伝える力」が問われるテストです。そのため、通常の英会話学習やTOEIC対策とは異なるアプローチが必要です。この章では、STEPの特性を踏まえた上で、スコアアップに直結する具体的な対策法を詳しく解説します。

対策の前にやるべき自己診断

まず大前提として、STEP対策を始める前に「自分のスピーキング力を客観的に把握すること」が極めて重要です。というのも、スピーキングの課題は人によって異なり、対策も個別に最適化する必要があるからです。

以下のような項目をチェックしてみましょう。

  • 内容が薄くて話が膨らまない:語彙や表現のストック不足が原因かもしれません。
  • そもそも言いたいことが口から出てこない:瞬発力やフレーズの反射力を鍛える必要があります。
  • 話の構成がバラバラで伝わりづらい:論理展開のスキルが課題です。
  • 発音やイントネーションが不自然:リスニングや音読を強化するのが有効です。

実際にSTEPを想定した練習問題を録音し、自分の話し方を客観的に分析することで、どのスキルを優先的に鍛えるべきかが明確になります。可能であれば、AIフィードバック機能があるトレーニングアプリを活用すると、弱点の可視化と改善がスムーズに進みます。

頻出トピックに慣れるための練習法

GlobalEnglish STEPでは、日常会話ではなくビジネス現場でよくある場面を想定した出題が中心です。例えば以下のようなトピックが頻出します。

  • 上司への業務報告や進捗説明
  • クライアントとのトラブル対応や交渉
  • チームへの方針共有や会議での意見表明
  • 自分の提案や考えを説明・説得する場面

これらのトピックに慣れるには、1日1トピックでスピーチを作って話す練習が有効です。初めは原稿を用意しても構いませんが、最終的にはスクリプトなしで自然に話せる状態を目指しましょう。

加えて、実際の自分の業務や役職に即したテーマで練習することで、よりリアルなスピーキング力が身につきます。トピック例をリスト化しておき、繰り返し練習できるようにしておくと効果的です。

瞬間英作文で反射的に話す力を鍛える

STEPでは、考え込んでしまって沈黙が続くとスコアに大きく影響します。そのため、反射的に英語が口をついて出てくる“瞬発力”の強化が欠かせません。そこで有効なのが「口頭英作文(瞬間英作文)」です。

これは、短い日本語文を見て、それを即座に英語で口に出すというトレーニングで、主に以下の力が養われます:

  • 語順を素早く組み立てる力
  • 文法を正確に適用する力
  • 定型表現を瞬時に思い出す力

初級者には中学英語レベルの簡単な文から始めて、徐々にビジネス文脈の例文に移行するとよいでしょう。特にSTEPに向けては、「丁寧な依頼」「意見の表明」「賛否の表現」などフォーマルで実務的な表現の瞬発力を高めることが求められます。

1分間スピーチで構成力と論理力を磨く

STEPでは、自分の意見や説明を1〜2分で簡潔かつ論理的に述べる力が問われます。ここで求められるのは、単に話すだけではなく、「聞き手にとってわかりやすい構成で伝えること」です。

有効な練習法が「1分間スピーチ」です。時間を区切ってテーマを設定し、起承転結(またはPREP法:Point, Reason, Example, Point)に沿ってスピーチを組み立ててみましょう。

テーマ:チームでの効果的なコミュニケーションとは?

  • Point:オープンな情報共有が重要だ
  • Reason:誤解を防ぎ、信頼関係を築けるから
  • Example:前職で起きたプロジェクトの失敗事例
  • Point(再主張):だからこそ日々の情報共有は欠かせない

例えば、このような「論理の骨組みを意識して話す練習」を重ねることで、STEPのような即時型スピーキングテストにおいても、聞き手に伝わるスピーチができるようになります。

STEP対策におすすめの教材・アプリ

GlobalEnglish STEPで高スコアを狙うには、ただ英語を話す練習をするだけでなく、評価基準に合った力を的確に鍛えることが大切です。限られた時間の中で効果を出すためには、自分に合ったツールを選ぶことがカギになります。

ここでは、STEP対策に活用できる代表的な教材やアプリを紹介しながら、それぞれの特徴や使い方のポイントを解説します。

スピフル|ビジネス英語に特化したAIスピーキングトレーニングアプリ

ビジネス英語のスピーキング力を重点的に鍛えたい方には、スピフルが特におすすめです。STEPでも求められる「即時応答力」「構成力」「自然な言い回し」といった要素を、スマホ一つ・1日30分で実践的にトレーニングできる設計が特徴です。
口頭英作文(瞬間英作文)で瞬発力を鍛え、1分間スピーチで応用力を養う2ステップの学習サイクルにより、英語が「とっさに出てこない」「内容が単調になってしまう」といった課題を効果的に克服できます。

また、AIによる添削機能が非常に優れており、自分の発話に対して正確性・自然さ・より良い表現の提案まで自動で行ってくれる点が、他の教材にはない大きな強みです。

さらに、発話速度や改善点の可視化など、モチベーションを維持しやすいUX設計がされているため、忙しい方でも継続しやすいアプリです。7日間の無料体験が用意されているため、まず試してから判断できるのも安心材料といえるでしょう。

おすすめの書籍

もし「まずは表現の引き出しを増やしたい」「ビジネス英語の基本的な型を身につけたい」という方であれば、書籍教材も役立ちます。以下のようなタイトルがSTEP対策にも相性が良いとされています。

  • 『ビジネスパーソンのための英語スピーキングトレーニング』(アルク)
  • 『即答する英会話ビジネス100』(IBCパブリッシング)
  • 『1分間英語スピーキング』(明日香出版社)

これらは主に「典型的な表現」や「場面別フレーズ集」が中心で、インプットの整理や表現パターンの学習に役立ちます。ただし、実際に声に出して練習しないと効果が薄くなるため、音読やシャドーイングと組み合わせて使うのがポイントです。

オンライン英会話

「実際に人と話す中で練習したい」という方には、オンライン英会話サービスも有効です。特に、STEPのような即時応答型テストに向けては、リアルタイムでのやりとりに慣れるという意味で価値があります。

おすすめは、以下のようなビジネス英語対応のサービスです。

  • Bizmates:ビジネス特化のカリキュラムでSTEPの内容にも近い実践練習が可能
  • レアジョブ英会話(ビジネスコース):仕事の場面に即した教材が豊富
  • NativeCamp:回数無制限で好きなタイミングにスピーキング練習ができる

ただし、これらは講師との相性やトピックの質によって効果が変わることもあるため、自主的に「今日はこういう練習がしたい」と要望を伝える姿勢も大切です。

おすすめのスピーキングアプリ

スピフル以外にも、音声認識を活用したスピーキングアプリは増えており、STEP対策の補助として活用できます。

  • ELSA Speak:発音矯正に特化したアプリで、イントネーションの修正に有効
  • SpeakNow:AIと模擬会話を行う形式で、フリートーク型の練習が可能
  • トーキングマラソン:口頭英作文スタイルのアプリ。反射的に話す練習に近い

これらはスピフルのような「添削+構成力指導」まではありませんが、特定スキルの補強には使いやすいツールです。

短期間でスピーキング力を伸ばすコツ

GlobalEnglish STEPのスピーキング評価では、文法や語彙の知識だけでなく、「その場で自然に話せる力」が求められます。したがって、短期間でスコアアップを狙うには、頭で理解する学習よりも、話す練習を繰り返す実践的な学習が欠かせません。

ただ、仕事に追われながら学習時間を確保するのは簡単ではありません。ここでは、そんな忙しい中でも、無理なくスピーキング力を伸ばすための具体的な工夫をご紹介します。

学習のリズムを作るには「毎日30分」の習慣化がカギ

スピーキング力は、一夜漬けでは身につきません。大切なのは、短時間でもいいので、毎日少しずつ話す練習を続けることです。たとえば、朝の出勤前や昼休み、帰宅後のすき間時間など、1日30分だけでも英語に集中する時間を確保することで、驚くほどの効果が現れます。

重要なのは、「完璧を目指さないこと」。調子が悪い日があっても、「今日は5分だけ瞬間英作文をした」だけでOKと割り切ることで、学習が途切れずに続けられます。最初から100点を目指すのではなく、「まずは継続」を意識することが、最短距離での上達につながります。

AIフィードバックを活用して自己流から脱却する

話す練習をしていても、独学ではなかなか自分の弱点に気づけなかったり、誤った英語表現を使い続けてしまうリスクがあります。そうした「伸び悩み」を避けるために活用したいのが、AIによる自動添削や分析機能です。

特に、スピフルのように発話内容を文字起こしし、文法ミスの指摘やより自然な言い回しを提案してくれるアプリは、学習の質を飛躍的に高めてくれます。自分では思いつかない表現や、より論理的に伝える方法なども学べるため、毎回の練習が「単なる繰り返し」ではなく、「実力を高める成長の場」になります。

添削内容には理由や解説も添えられているため、「なぜその表現がよくないのか」「どう言えばもっと自然なのか」が理解でき、次回以降のスピーキングにもすぐに活かせます。

進捗が見えると続けられる。成果を「可視化」しよう

スピーキング力は感覚的なものであるがゆえに、「成長している実感が持てない」と挫折しがちです。そこで大事なのが、日々の努力を“見える化”する仕組みです。

たとえばスピフルでは、自分の発話スピードやミスの数がグラフで表示され、「昨日よりスムーズに話せた」「ミスが減った」といった小さな進歩を実感できます。こうした可視化された成長は、思った以上にモチベーション維持に役立ちます。

また、定期的に録音した自分のスピーチを聞き比べてみるのもおすすめです。1週間前の自分と比べて、「言い回しが自然になった」「話す順番が論理的になってきた」と感じられれば、それが何よりの成果です。

まとめ

GlobalEnglish STEPは、今の時代の英語力を正しく測るための実践的なテストです。流暢さや正確さだけでなく、相手に伝える力、瞬時の応答力、そして場面にふさわしい言い回しまでが総合的に評価されます。

だからこそ、知識だけに頼った学習では対応しきれません。大切なのは、毎日少しずつでも声に出して話す習慣をつくること。そして、自分の話し方を客観的に振り返りながら、弱点を補強していくことです。

一気に完璧を目指す必要はありません。スピーキング力は、正しい方向で続ければ、確実に伸びていきます。
まずはできるところから、小さな一歩を積み重ねていきましょう。

Daisuke|監修者
プログリットのカリキュラム開発部:PGUマネージャー
英語コンサルタントを経験後、英語学習に関するデータ分析や自然言語処理・音声処理技術を用いた専用カリキュラムの設計・アルゴリズム開発に従事。現在は、「最高の英語学習を追求し、サービスをアップデートする」チーム(Learning Labs)で、応用言語学や第二言語習得論などの学術的観点と最新AI技術などテクノロジーの両面からサービス開発・改善に携わっています。
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