長らく米国系企業に勤めているため、ある程度英語は使えるのですが、自己学習とOJTだけで伸ばしてきたので癖が強かったんです。会話も書く内容も「英語が綺麗ではない」と上司によく注意されてきました。このままでは、今後壁にぶつかるのが目に見えているので、きちんと学習できるところを探し始めました。

会社の人材開発の部署に「今の自分の状況に合った英語学習をしたい」と相談したところ、「コーチングがいいのでは？」と言われ、数社紹介された中にプログリットがありました。

プログリットが一番プログラムが良かったからです。最初の無料カウンセリングの時に、どこまで踏み込んで指導してもらえるのか、毎週の面談ではどのくらいモニターしてもらえるのかを、他社と比較検討しながら聞いたのですが、かなり深くサポートしてもらえるだろうという手応えがありました。色々比較した上で、恐らく私にはプログリットが一番合っているだろうと判断しました。

独学では気づけなかった点を、コンサルタントの方に端的に指摘されたことです。言語学習で最も重要で、かつ自分に足りていない部分は何か、そしてそこを補強するのに効果的な学習法は何であるかが、全然分かっていなかったんです。私の場合、恥ずかしながら発音が悪いのですが、その原因は耳できちんと音が取れていないからだと指摘されました。「そこだったのか！」と気付かされまして、きちんと音が取れれば、必然的に発音も良くなると言われ、半信半疑で行っているうちに「確かにそうだな」と納得しました。耳を鍛えれば発話が良くなる、これは私の場合、真実でした。

はい。身につけている英語の能力にかなりばらつきがあったので、教材も能力に合わせて初心者向けから上級者向けまで、取り混ぜて提案していただきました。凹んでいる部分を上げていくのに、非常に効果的な提案をしていただいたと思います。筋トレと一緒で、コンサルタントの方には「何が効くか」が見えていたけれど、当時の私には全然見えていなかったと思います。

そうですね、「どうすれば、H.M.さんはもう30分、学習時間を確保できますか？」と、面談で毎週訊かれたことです（笑）。「すみません、このような事情で…」と答えても、「では来週は確保出来そうですか？」と追及される、このやり取りを20回以上は行いましたね。あきらめずに毎回追いつめて下さったことに感謝しています。

実は英語学習のために生活は変えませんでした。ちょうど新製品のリリースのタイミングとも重なり、忙しさのピークで英語学習をスタートさせてしまったので…。今から考えても無謀なタイミングでした。業務でどんどん生活が変わっていくので、英語に時間を割いている場合ではないというのが本音でした。

行きと帰りの通勤電車の中で1時間、会議と会議の合間に自分の時間をブロックしてシャドーイングを実施するなど、主には隙間の時間を使って学習しました。平均して1日1時間30分から40分が3カ月間の学習時間です。他の方に比べると、恐らく少ないですよね。

自費で受講していましたし、ここは頑張ろうと思っていました。

実はモチベーション維持の工夫は特にしませんでした。ルーティン化できてしまえば、割と楽に続けられる性格だったのと、受講3、4週間目に明らかに耳が英語を捉えるようになり、発音も含め自分の英語が改善されたのを実感したので、もうそれ自体がモチベーションになりました。

中学生の時に初めて英語に触れて以来、人生で初めてちゃんと英語に向き合った3カ月でした。正しく学習すれば年齢に関わらず伸びると実感した3カ月でもありました。

耳を鍛えれば発音も良くなると言われていましたが、スピーキングに関して言えば複雑な内容も正しく通じることが増え、聞き返されることが減りました。ミーティングや電話での言い直しも目に見えて減少しました。加えて、文章を書くこともスムーズになっています。英語を使用する業務に関しては効率が良くなり、総じて業務時間の短縮に繋がっています。

私の場合はシャドーイングです。3カ月間、鍛えた耳は今も維持できていると思います。今も時間を見つけては海外のニュースなどを聞くように心がけ、出来る限りシャドーイングと瞬間英作文は続けています。

すぐに何かが起こるということはありませんが、いろいろなキャリアの選択肢に対しすぐに行動できる状態になれたと思います。

過去に何か英語学習をやってみて伸びた実感がない方こそ、もしかしたら良い結果が得られるかもしれないと思います。ぜひチャレンジすることをおすすめします。仮に十年後に英語を身につけたいと考えた場合、今の何倍もの投資が必要になるでしょう。決して安い金額ではありませんが、私には十分、ベネフィットがある投資でした。